中学受験生の親として、自分に課しているルール
中学受験では、通塾の有無にかかわらず、親のサポートは欠かせない。家庭によって「なにをどれくらい」は違っても、全くゼロということはほとんどないだろう。
私の場合、子どものサポートで、自分に課しているルールがある。
それは、「子供に見返りを求めない範囲内にする」ということ。
たとえば、理科や社会の暗記物をラミネートしてお風呂で使えるようにする、というのは、私にとってハードルが低く、すぐにできることなので、やる。ラミネート作業自体も好きだ。結果、子供がぜんぜん使わなくてもかまわない。「せっかくやったのに!」とは1mmも思わない。
一方、間違えた問題を集めて「間違いノート」をつくる、というのはやらない。面倒だし、ものすごく時間がかかる。どんな構成でどうつくるか、作ったノートをどう毎日の学習に組み込むか、いつまで復習するか、考えることが山ほどある。ノート作りというハード面もさることながら、その運用というソフト面の検討に多大な労力がかかりすぎる。子供が使わなかったら「どぅりゃぁぁぁ、私の時間を返しやがれ!」とのしかかりそうなのでやらない。
子供の中学受験に関わっていて、やらなければいけないことは何も考えずにやる。たとえばこういうもの。子供が1人ではできず、カリキュラム上必要なこと。
・テキストの購入
・進学くらぶへの入会手続き
・週テストのスキャン・アップロード
・模試の申し込み
・模試会場への送り迎え など
やったほうがいいだろうなということは、「もし、これをして効果がまったくなかったり、子供がやらなくても、腹が立たないか?」と自分に問いかける。
「腹はたたない。私がやりたくてやってるだけ。」
そう思うならやる。
「腹が立つ。見返りを期待してしまう。」
そう思うならやらない。
仕事でも家事でもそうだけど、やったほうがいいことは無限にある。
中学受験をする家庭の親は、やらないことを決める基準を持っていたほうがいいと思う。そのほうが、親子ともに苦しむことが減るのではないかな。個人的な感想ですけど。
3年間は長くて短い。勉強以外にもやったほうがいいことは無数にあるからね。
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