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どれくらい本が好きか?

私は本が好き。

読むのも書くのも囲まれているだけでも。どれも好き。

どれくらい好きかというと、たとえば、友達と待ち合わせた場所が駅前だったら10分遅れてもイライラするが、待ち合わせた場所が本屋だったら、1時間遅れてきても気にしない。さらに「今日行けなくなった」と言われても「じゃあまた今度ねー」なんて笑顔で返しちゃうかもしれない。

それくらい本と一緒にいるだけで幸せなのだ。

どうして本が好きになったか?

実家は両親がフルタイムで忙しく、生活に余裕はなかったので、週末の外出というのはほぼなかった。外食もレジャーもなし。お金がかからないという理由で、図書館に連れて行ってもらうことが多かった。

母親は私(と姉)を本好きにしたいのではなく、そこしか空いた時間を過ごす場所がなかったから図書館に連れて行った。そして、私にとっては、本しか夢中になることできる場所がなかったから、本に没頭していったのだと思う。

しかし結果的に、本が好きということは、私の人生において、かなり役立ったと言えるだろう。本が好きになったおかげで、文章を読み書きすることが苦痛でなくなり、そのおかげで勉強もまぁまぁできたし、国語の成績は良かった(数学はやばかった!)。そして今は、文章を書くことで、多少の収入を得ている。

この点で、母親には感謝してもしきれない。暑い夏や寒い冬、平日仕事で週末くらい家事をしたり休みたいところ、自転車をこいで図書館に連れて行ってくれたのだ。

本好きは何が得か?

そして、スティホームだった去年、特に本好きでよかったなぁと感じた。身体はどこにも行けなくても、本の世界がいろんな場所に連れて行ってくれる。逆に言えば、本があればどこへでも行けるし、どんな体験もできる。

本が好きであるという大きなメリットの1つは、手軽に幸せになれるということなのかもしれない。

これがたとえば、お祭りめぐりが趣味でストレス解消という人だったら、去年は相当辛かっただろう。また、友達と飲み歩くのが好きという人もつらかっただろう。

これから、何が起こるかわからない、どんな制限がされるか分からない世の中で、お手軽にご機嫌になれるものを、よりたくさん持っていることは大切だなと思う。

私にとってのそれは、今のところ本がダントツ1番だけど、2番も3番も、たくさん増やしていきたいな。お手軽な幸せを今年は何個見つけられるだろうか。

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