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「こどもの国」で感じた息子の成長

日曜日、地元にある「こどもの国」へ家族と一緒に行ってきた。

横浜市青葉区と東京都町田市にまたがる地元の人気スポットだ。

自然に囲まれた約30万坪の広大な敷地内には、様々な遊びを満喫できる。

3歳未満の幼児のために用意された遊具広場、牛や羊たちが放牧されている牧場、ポニー牧場、ウサギやモルモットと触れ合える「こども動物園」などもある。春はお花見、夏はキャンプやプール、秋は紅葉狩り、冬はスケートも楽しむこともできる。

僕自身、小学校1年生の時に町田市に引越してきてからの付き合いだ。かれこれ30年近くが経つ。

その頃から家族や友達と一緒によく遊びに来た。

夏休みは親父と一緒にプールに、冬休みは友人たちとスケートに。小学校の時は、遠足でも来ることがあった。

アスレチックで遊んだり、湖でドラム缶の筏に乗ったり。閉園時間ギリギリまで、友達と走り回って遊んだこともあった。

中学生や高校生の思春期になると、自然と興味がなくなった。家族や友達ともすっかり来なくなった。

と思っていたら、こどもの国の方から呼ばれた。

通っていた中学と高校の6年間、毎年開催されるマラソン大会の会場になった。それだけでもこの場所に6回足を運んだことになる。

幸いにも園内には1周4kmの外周道路が整備されていて、アップダウンもそれなりにあるからマラソンコースにはうってつけなのだ。

日曜日は朝から曇り空だったが、僕と義父にとっては都合が良い。

僕と義父は、例のイベントに備えてミニリハーサルをしたのだった。

9月に記事でも書いたが、今月末に義父と一緒に参加予定の東京エクストリームウォーク 42.195 OVERNIGHTのミニリハーサルである。

もちろん僕たちが歩いている間、妻と義母と息子はフリーマーケットやアスレチックなどを堪能していた。

懐かしのスタート地点では、さすがに家族連れの姿が多い。胸を躍らせながら歩く子供たちを横に、僕と義父はゆっくりと歩き始めた。

途中で昼休憩をしたが、マラソン大会でも走ったコースを1周50分くらいのペースで2周歩いた。

1周目も2周目も義父と色んな話をしながら歩いたが、2周目は幾分口数が減り、ペースも落ちていたように思う。

本番では、この外周道路10周以上の距離を歩くことになる。ミニリハーサルを終えて安心している場合ではない。

ただ、一緒に歩きながら義父が言っていたことは大きな収穫だった。

「こうして会話しながら歩いてると、時間が経つのが早いね」

2周目が終わり、1歳8か月の息子と遊具広場で再会した。

こちらは足が重くなっていたが、息子の様子はまるで違う。

去年の4月頃に来た時、息子はまだ0歳3ヶ月だった。ベビーカーに乗せて園内を巡るぐらいしかできなかった。

この日は、楽しそうに遊び回るたくさんの子どもたちに紛れて、息子も楽しそうに遊んでいた。息子にはまだ難しそうに見える遊具もお手のもの。

最近は車が好きで、キーを差し込んだりハンドルを握ったりしたがるのだが、一度ハンドルロックをされてからあまり握らせないようにしていた。

そんな息子に幸運が訪れた。

大きな汽車の遊具の中で大好きな”ハンドル”を見つけたのだ。

「ブーブーブー!」と言いながら、ここぞとばかりにぐるぐる回して遊んでいた。

他の子は飽きて違う場所へ行くのに、息子はずっと握って離さない。タイミングをみて「もう終わりだぞ」と引き離したら、案の定、泣き叫んだ。

また来ような。

こちらは体力の衰えを改めて痛感した一日だったが、同時に息子の成長を感じることができた一日だった。

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入場ゲートを抜けるとすぐある落書き広場。帰る頃には、この地面一帯が子供たちの落書きで埋め尽くされる。奥に見える陸橋は、マラソン大会ではゴール直前のラストスパートをかける場所だ。

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芝生広場にはテントがたくさん。今度は思いっきり寝転びたい。

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外周道路。森林浴を楽しみながら、散歩するだけで気持ちがいい。

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・こどもの国について(HPより引用)

1959年(昭和34年)4月の皇太子殿下(現上皇陛下)のご結婚を記念して、全国から寄せられたお祝い金を基金に、1965年(昭和40年)5月5日のこどもの日に開園しました。旧日本陸軍田奈弾薬庫補給廠跡の国有地が米軍から返還されたのを受けて、国費をはじめ多くの民間企業や団体・個人の協力で整備されました。次世代を担うこどもの健全育成のための施設で、児童福祉法に基づく児童厚生施設です。

・アクセス

渋谷駅から50分。東急田園都市線「長津田駅」下車、こどもの国線で「こどもの国駅」。徒歩3分。

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