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SDGsの最前線をいくパリの大人気セレクトショップ・Merci

フランス滞在3日め。フランスでパリジャンたちのハートをわしづかみにし、みんなが夢中になる大人気のセレクトショップ、Merciを紹介します。日本で「持続可能な社会」、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標) =SDGsが提唱されて久しいですが、 MerciはまさにSDGsを実行しているトレンド最先端のおしゃれスポット。ではどのようにSDGsを実行しているのでしょうか?

SDGsとは、「地球環境や自然環境が適切に保全され、将来の世代が必要とするものを損なうことなく、現在の世代の要求を満たすような開発が行われている社会。」を指しています。

最近では10代の女の子が環境問題への対応の遅れに対し世界のお偉いさんへ「あなたたちは金のことばかり!よくもそんなことを!」と国連で怒りをあらわにしたのは記憶に新しいかと思います。

Merciのオーナーは環境問題、貧困問題に関心が高く、売り上げの一部をマダガスカルの女性支援にあてたり、現地ではすでに小学校、中学校を建てたりなどして途上国発展の役割を担っています。

そんな支援の姿勢がパリジャンたちの心をわしづかみにし、土日ともなると店内はお客さまでいっぱい、レジ待ちでなんと40分も!

プラスチック製品の大量消費に疑問を唱えリサイクルをテーマにしたエキシビジョンも開催されていました。


販売している商品はオーガニックコットンバッグやエプロンなどのオリジナルアイテムに加え、Merciの姿勢に賛同した世界中のデザイナーのアイテムが並んでいました。アーティストによるハンドペイントの皿がとても可愛かったです。中には日本の愛媛みかんの段ボールを加工した財布や、亀の子たわしもありましたよ^_^

Merciがもし単なるおしゃれなセレクトショップでもの珍しいものをならべただけの店だったらきっとここまで人気は出なかったでしょう。DURALEXやevianなどパリ市内の他の店でも買えそうなものをあえてMerciで買うことによって、途上国発展に役立つとしたら、人間の内面に抱える「何か社会に貢献したいけどたいそうなことはできないし、どうしたら良いかわからない」といったニーズをうまく捉え、人気を博しているのではないかと感じました。

日本でも2020年4月からパタゴニアが持ち帰り用の袋を完全撤廃しエコバッグのシェアリングを開始するなど、環境問題への関心が高まっています。これから開業するショップ、またはすでに成功しているショップはなんらかの社会問題を解決するソーシャルビジネスが主流となるでしょう。逆にそうでない場合は淘汰される可能性が高いと感じました。

ちなみにMerciのスタッフさんが全員ほぼイケメンに見えたのは気のせいでしょうか。

併設されたカフェのスタッフさんにメロメロでしたが、出されたレモンジュースのあまりの酸っぱさに目が覚めました。すっぱああああ!
レモンの絞り汁そのまんまじゃん!
環境によすぎじゃん!

パリに行ったらぜひMerciの人気ぶりを体感してみてください。

▼フランスで見つけてきたステキな雑貨はこちらhttps://www.ukfrenchstore.com/smartphone/list.html?category_code=ct15

店頭では台風19号で被災した岩手県山田町のために緊急チャリティを開催中です。横浜山手にいらした際はぜひお立ち寄りください^_^

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