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ヨーロッパ最大のインテリア展示会「メゾン・エ・オブジェ」

フランス滞在2日め。AM10:00。ヨーロッパ最大のインテリア展示会「メゾン・エ・オブジェ」でみたデザインのトレンドをリポートします。メゾン・エ・オブジェとはインテリアの見本市で世界各国から8万4千人が集まる商談会です。
今年のテーマは働き方の多様化に伴う「work」。単におしゃれなオフィスデザインの提案にとどまらず、社員同士のコミュニケーションや、出社せずにテレワークの人たちをどう繋げるのかなど、従来の机を並べただけの無機質な事務所ではなく各個人が望むライフスタイルに合わせたオフィスシーンの提案が印象的でした。家具、インテリア、照明、雑貨にいたるまで各デザイナーが工夫をこらした提案が随所に見られました。

↑オフィス空間の提案の一つでデザイナーAlexis Tricoireによるもの。まるでパオのような居心地の良さ。

↑↓入り口にはキオスクカフェと名付けられたシンプルなカフェ。世界中のインテリア雑誌が並べられ、コーヒーを飲みながら読めます

↓レストコーナーは釣り型のベンチが芝生に並べられ、寝ている人やpcを広げて仕事をする人も。オフィスにこんなコンフォートプレイスがあれば社員の満足度も上がり採用のアピールにもなります。

↑ヴィーガン料理を提供するカフェも。

↑アンティークのカトラリーやプレートを並べたウォールデコは古いものを代々大切にするフランスならではの提案。

↑会期中には著名なインテリアデザイナーの講演も。こちらはイタリア・ミラノのセレクトショップのオーナーで審美眼の持ち主としても名高いロッサーナ・オルランディ。20年以上も、ジョルジオ・アルマーニやダナ・キャランのもとで働き、コンサルタントとしても活躍した人物。講演では美術artとデザインdesignの違い、今後のプラスティックとの在り方について触れていました。新しいデザイナーを発見するのも好きだ、と語り若手の発掘にも一役買っています。

↑お取引先であるシャルべエディションへ。中世より織物の街として知られるフランス・アルマンティエール地方にある老舗100年以上のリネンブランド。シンプルで上質なクオリテイが当店でも人気です

取扱メーカーが家具、インテリア、子供服、食品とライフスタイル全般にわたるため、会場はとても広く、1日では回りきれないほど。日本からはmarksさんをはじめ貝印さんや新潟の刃物のメーカーさんなどいくつか出店されていました。

昔ながらの職人さんのブランドから若手クリエイターのブランドまで大変幅広く、世界のトレンドをいち早くキャッチし、伝統と革新を肌身で感じるにはうってつけのイベントです。ネットで自分の企業名を事前登録し入場料を払えば入れますのでご興味がある方はぜひ足を運んでみてください。

▼フランスで買い付けてきた雑貨はこちらからご覧いただけます。フランス雑貨ラメゾンドレイルhttps://www.ukfrenchstore.com/smartphone/list.html?category_code=ct112

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