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「傷鯖缶」ー食べないともったいない!限られた資源を、美味しい缶詰にー

こんにちはタイム缶詰です。
私たちが商品作りで大切にしてるのは、
・旬の原料を使用する事
・一缶ひと缶丁寧な「菊詰」。丁寧な手作業で、美味しく見た目も美しい缶詰をつくる事
・化学調味料や添加物を使わない、安心・安全な味つけ
です。

それに加え、近年商品づくりに加わったテーマが、
○食べないともったいない!限られた資源を大切にするため、美味しい缶詰にして、食卓に届ける!
という事です。

その想いから、生まれたのが今回紹介する、「傷鯖缶」です。

サバの漁獲法「まき網漁」、キズが付いたサバを美味しく食べれないだろうか

日本でのサバ漁は、まき網漁と呼ばれる方法が主です。
これは、魚の群れを巨大な網でぐるりと囲んで漁獲する漁法です。

まき網漁。役割が異なる船が協力する漁法

魚の群れを探す「探査船」(図右上)、見つけた魚を取り囲むために網を広げる網船(図中央下の小さな船)、巻き上げた魚を運ぶ運搬船(図中央上の大きな船)と、役割が異なる複数の漁船で漁を行います。

獲った魚を網ごと揚げる時、網に魚の体が擦られたりして、傷が付く場合があります。
傷が付いたサバは、落札した業者がサイズ選別するときにはじかれ、飼料用などになってました。
ですが鮮度は同じ。
食べれるのにもったいない。味も傷が無いものと比べても変わりが無いのに。

そこで、別規格として傷がついてしまった鯖を仕入れ、SDGs的、アップサイクル的な観点から「傷鯖缶」を商品化しました。
とは言え、傷があるサバは、全体量からしたら多くはありません。ですが、タイム缶詰の小ロットでも製造できる、柔軟な製造体制という強みも活かせた商品です。

商品紹介「傷鯖缶」

魚体にキズが付いている等の訳ありサバを集めた「傷鯖缶」。
缶詰にすれば見た目はほとんど気になりません。
もちろん、味も通常のものと変わりありません!

ストレートな商品名は、正直にお伝えする事で、選択してもらえると思ったからです。
「水産資源を大切にしたい」「海の恵みに感謝して丸ごと全部使用する」
といった、サスティナブルな缶詰です。

※2023年11月5日現在売り切れ中です。次回製造は2023年12月上旬の予定です。
再入荷のお知らせはお手数ですが、こちらからご登録ください。

「サバ缶ショック」から漁業資源を考える

昨年、記録的なサバ不漁のニュースが世間を騒がせました。
大手缶詰メーカーが製造できず、一部スーパーではサバ缶が不足する「サバ缶ショック」という言葉で騒がれるほど。

それほど缶詰の代名詞ともなっている「サバ缶」製造の一時停止が与えたインパクトはとても大きいものでした。

その不漁が起きる前からタイム缶詰では、「美味しいのに食べないともったいない」というテーマで、「さば尾肉缶」「いわし尾肉缶」などを2022年製造し、販売開始。
魚の尾に近い部分の「尾肉」は、胴体に比べ身が小さい為、きれいな菊詰には向かない為、缶詰に使用していませんでした。
ですが、運動量が多い部位なので身がしっかりして美味しい。

いわし尾肉缶は、この趣旨と味が評価され、2022年「未来の食卓アワード 日本缶詰大賞 金賞」(主催:未来の食卓)を受賞しました。

缶詰はそもそもが「食べ物をムダにしない食品」。
缶詰だからこそ、貢献できる事は多くあると確信した受賞でした。

これからも、
「食べないともったいない!限られた資源を大切にするため、美味しい缶詰にして、食卓に届ける!」
というテーマの商品開発をして参ります。


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