いなとら◎鍼灸師

はり師きゅう師 臨床鍼灸学修士 京都市の鍼灸師です。在宅ケアに関わっています。 鍼灸院…

いなとら◎鍼灸師

はり師きゅう師 臨床鍼灸学修士 京都市の鍼灸師です。在宅ケアに関わっています。 鍼灸院・病棟(緩和ケア/内科 etc)・在宅で鍼灸臨床に励んできました。標準医療の中で鍼灸を実践します。 鍼灸/緩和ケア/在宅ケア/死生観/仏教哲学/コミュニティ/社会的処方

最近の記事

在宅鍼灸師が緩和ケアを学ぶ理由-「あらためて考えてみました。」

みなさんどうも!HAMTライブラリ緩和ケア担当のいなとらこと古田です。 🔽 購読はコチラから 🔽 この連載では【鍼灸師が知っておきたい緩和ケア】についてお伝えしています。 今回の記事は、あらためて初心に戻り、在宅鍼灸師が緩和ケアを学ぶ理由について再考します。 というのも先日、HAMTプロジェクト主催の在宅鍼灸まなび場で「鍼灸師のための緩和ケアはじめの一歩」というセミナーを開催しました。 開催後の感想の中に「定期的に思い返したい大切な内容だ」との嬉しい感想がありました!

    • がん患者さんの食欲不振について~悪液質を知ろう~

      みなさんどうも!HAMTライブラリ緩和ケア担当のいなとらこと古田です。 🔽 購読はコチラから 🔽 この連載では【鍼灸師が知っておきたい緩和ケア】についてお伝えしています。 今回の記事では緩和ケアで遭遇する”がん患者さんの食欲不振”について鍼灸師として知っておきたいことを解説します。 前回の記事では、”がんや慢性疾患の倦怠感をケアするために”鍼灸師が知っておきたいことをまとめています。まだご覧になっていない方はぜひコチラからお読みください🔽 がん患者さんの食欲不振について

      • がんや慢性疾患の倦怠感をケアするために

        みなさんどうも!HAMTライブラリ緩和ケア担当のいなとらこと古田です。 🔽 購読はコチラから 🔽 この連載では【鍼灸師が知っておきたい緩和ケア】についてお伝えしています。 この記事では緩和ケアで遭遇する”倦怠感”について鍼灸師として知っておきたいことを解説します。 前回の記事では、”がんの痛み”に鍼灸師ができることをまとめています。まだご覧になっていない方はぜひコチラからお読みください🔽 倦怠感ってなに?読者のみなさんも、生きていて「だるい」「しんどい」「きつい」など感

        • がんの痛みにできること ~標準治療の理解と鍼灸の活用~

          みなさんどうも!HAMTライブラリ緩和ケア担当のいなとらこと古田です。 ↓ 購読はコチラから ↓ この連載では【鍼灸師が知っておきたい緩和ケア】についてお伝えしています。 この記事では緩和ケアでは避けては通れない”がんの痛みの治療”について鍼灸師として知っておきたいことを解説します。 前回の記事では、鍼灸師が”がんの痛み”について知っておきたいことを概説しました。まだご覧になっていない方はぜひコチラからお読みください。 がんの痛みの標準治療はどんなもの?皆さんは”標準治

        在宅鍼灸師が緩和ケアを学ぶ理由-「あらためて考えてみました。」

          よりよいケアのファーストステップ!~がんの痛みで知っておきたいこと~

          みなさんどうも!HAMTライブラリ緩和ケア担当のいなとらこと古田です。 ↓ 購読はコチラから ↓ この連載では【鍼灸師が知っておきたい緩和ケア】についてお伝えしています。 この記事では緩和ケアの根幹である「症状緩和」に関わるためのファーストステップをお伝えしていければと思います。 鍼灸師として知っておきたいことや鍼灸師だからこそできることについても併せてお伝えしていきます。 今回は症状ケアの中核となる”がんの痛み”について学んでいきましょう! 痛みについては鍼灸師とし

          よりよいケアのファーストステップ!~がんの痛みで知っておきたいこと~

          よりよいケアのファーストステップ! ~包括的アセスメントを理解しよう~②症状評価編

          みなさんどうも!HAMTマガジン緩和ケア担当のいなとらこと古田です。 ↓ マガジン購読はコチラから ↓ この連載では【鍼灸師が知っておきたい緩和ケア】についてお伝えしています。 この記事では緩和ケアの根幹である「症状緩和」に関してお伝えしていければと思います。鍼灸師として知っておきたいことや鍼灸師だからこそできることについても併せてお伝えしていきます。 今回も症状ケアの基本となる包括的アセスメントについてです。 この記事では、緩和ケア領域の中でも特に”悪性腫瘍”や”心

          よりよいケアのファーストステップ! ~包括的アセスメントを理解しよう~②症状評価編

          よりよいケアのファーストステップ! ~包括的アセスメントを理解しよう~①全身状態・身体機能編

          みなさんどうも!HAMTマガジン緩和ケア担当のいなとらこと古田です。 ↓ マガジン購読はコチラから ↓ この連載では【鍼灸師が知っておきたい緩和ケア】についてお伝えしています。 今回からは緩和ケアの根幹である「症状緩和」に関してお伝えしていければと思います。 鍼灸師として知っておきたいことや鍼灸師だからこそできることについても併せてお伝えしていきます。 今回は症状ケアの基本となる包括的アセスメントについてです。 この記事では、緩和ケア領域の中でも特に”悪性腫瘍”や”心

          よりよいケアのファーストステップ! ~包括的アセスメントを理解しよう~①全身状態・身体機能編

          【感謝1周年】HAMTマガジン バックナンバーのご紹介

          みなさんどうも!HAMTマガジン、いなとらこと古田です。 ↓ マガジン購読はコチラから ↓ HAMTマガジンは2020年12月からスタートしました。 つまり…1周年を迎えます\(^o^)/! 皆様、いつもありがとうございます! これからも、在宅鍼灸が関わる幅広い領域についての記事を提供し、在宅鍼灸師における卒後の継続した学びの場をこのHAMTマガジンを通してサポートしていきます。 バックナンバーのご案内noteのマガジンでは購読開始月以降の記事以外は閲覧できない仕様

          【感謝1周年】HAMTマガジン バックナンバーのご紹介

          鍼灸師は人生会議とどう向き合えばよいのか。

          みなさんどうも!HAMTマガジン緩和ケア担当のいなとらこと古田です。 ↓ マガジン購読はコチラから ↓ この連載では【鍼灸師が知っておきたい緩和ケア】についてお伝えしています。 前回の記事では人生会議についてかんたんに解説しました。 今回はそんな人生会議に鍼灸師としてどんなふうに向き合えばよいのか考えていきたいと思います。 今回の記事は私の意見が主体となっています。 さらに、文章だけで淡々と綴るスタイルの記事にしてみました! 読者の皆様の中には、きっと違った意見をもつ方

          鍼灸師は人生会議とどう向き合えばよいのか。

          人生会議ってなに?-Advance Care Planning-

          みなさんどうも!HAMTマガジン緩和ケア担当のいなとらこと古田です。 ↓ マガジン購読はコチラから ↓ この連載では【鍼灸師が知っておきたい緩和ケア】についてお伝えしています。 今回は人生会議という言葉の意味について少し理解を深められたらと思います。 さて、皆さんは人生会議ってきいたことありますか? ニュースやSNSなどでみたことがある方もいるでしょう。 ”人生会議”とはアドバンスケアプランニング(Advance Care Planning:以下 ACP)の愛称です。

          人生会議ってなに?-Advance Care Planning-

          医療介護従事者の”苦しみ”に目を向けよう

          みなさんどうも!HAMTマガジン緩和ケア担当のいなとらこと古田です。 ↓ マガジン購読はコチラから ↓ この連載では【鍼灸師が知っておきたい緩和ケア】についてお伝えしています。 今回は『医療介護従事者の”苦しみ”に目を向けよう』というテーマですすめていきます! 緩和ケアのテーマの中心は、様々な”苦しみ”に対処していくことです。 ”苦しみ”と一言でいっても様々な要因が複雑に絡み合っています。この複雑な状況については、「全人的苦痛(トータルペイン)」の考えを使うことで整理し

          医療介護従事者の”苦しみ”に目を向けよう

          家族の”苦しみ”に目を向けよう。

          みなさんどうも!HAMTマガジン緩和ケア担当のいなとらこと古田です。 ↓ マガジン購読はコチラから ↓ この連載では【鍼灸師が知っておきたい緩和ケア】についてお伝えしています。 今回は『家族の”苦しみ”に目を向けよう』というテーマですすめていきます! 緩和ケアのテーマの中心は、様々な”苦しみ”に対処していくことです。 ”苦しみ”と一言でいっても様々な要因が複雑に絡み合っています。この複雑な状況については、「全人的苦痛(トータルペイン)」の考えを使うことで整理して捉えよう

          家族の”苦しみ”に目を向けよう。

          緩和ケアにおける“苦しみ”

          みなさんどうも!HAMTマガジン緩和ケア担当のいなとらこと古田です。 ↓ マガジン購読はコチラから ↓ この連載では【鍼灸師が知っておきたい緩和ケア】についてお伝えしています。今回は緩和ケアにおける”苦しみ”について深堀りしていきましょう。 緩和ケアのおもな目的は… QOL向上+つらい症状の緩和 でしたね。 緩和ケアの世界で対峙していくもの。それは”苦しみ”なのです。 しかし、あらためて”苦しみ”と聞いても、漠然としたイメージしか浮かばないのではないでしょうか?

          緩和ケアにおける“苦しみ”

          緩和ケアという言葉の意味

          みなさんどうも!HAMTマガジン緩和ケア担当のいなとらこと古田です。 ↓ マガジン購読はコチラから ↓ この連載では【鍼灸師が知っておきたい緩和ケアのこと】についてお伝えしています。 今回は「緩和ケア」という言葉の意味について深堀りしていきましょう。 では、早速みなさんに質問です! Q.緩和ケアの定義ってなんだと思いますか? みなさんどうでしょうか? このような答えになった方もいれば「あらためて訊かれるとわからない」となった方など様々でしょう。 安心してください♪

          緩和ケアという言葉の意味

          在宅鍼灸師が緩和ケアを学ぶ理由

          はじめまして!いなとらこと古田大河と申します。 2021年4月から、このHAMTマガジンにて「緩和ケア」に関する連載を担当させていただくこととなりました。皆さん、よろしくおねがいします。 ↓ 自己紹介記事はコチラ ↓ さて、皆さんは緩和ケアって聞いたことありますか? 『緩和ケア』と聞いてどのようなイメージを思い浮かべますか? こんなイメージが頭に浮かんだ方が多いのではないでしょうか? はっきりいいます。それは間違いです!!! 『緩和ケア』のイメージは“後ろ向き”に捉

          在宅鍼灸師が緩和ケアを学ぶ理由

          「民主的」と「医療的」~「だから、もう眠らせてほしい」をよんで~

          *この感想はネタバレ要素を含んでいるため、まだ著書を読んでいない方はお気をつけください。 安楽死を考えるうえで私が感じていることが一つある。それは、安楽死を考える人は死生観が成熟しているのではないかということだ。 私は思春期に「自殺」の二文字が頭をかすめた経験がある。わりと多くの人が経験しているのではないかと思うのだが…どうだろうか?その時は人間関係のことや自分を認められない気持ちからひどく落ち込んでいる心境であった。 「いっそ死んでしまったら楽なんだろう」 しかし簡単に

          「民主的」と「医療的」~「だから、もう眠らせてほしい」をよんで~