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よりよいケアのファーストステップ! ~包括的アセスメントを理解しよう~②症状評価編

みなさんどうも!HAMTマガジン緩和ケア担当のいなとらこと古田です。
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この連載では【鍼灸師が知っておきたい緩和ケア】についてお伝えしています。

この記事では緩和ケアの根幹である「症状緩和」に関してお伝えしていければと思います。鍼灸師として知っておきたいことや鍼灸師だからこそできることについても併せてお伝えしていきます。

今回も症状ケアの基本となる包括的アセスメントについてです。

包括的アセスメント
医療におけるアセスメントとは、対象者の心身機能の状態を評価・分析することです。対象者からえられる「主観的所見」と医療者の観察からえられる「客観的所見」をあわせて総合的に評価・分析します。
緩和ケアの対象者についてアセスメントする場合は多職種によるアプローチが必要となることや、患者さん個人だけでなく家族にも焦点をあてて多次元的に評価していくことが求められています。この多次元的に評価していくことを包括的アセスメントといいます。

この記事では、緩和ケア領域の中でも特に”悪性腫瘍”や”心不全”、”慢性閉塞性肺疾患(COPD)”など、慢性的な疾患の方に関わる場合を想定して進めていきます。

今回は包括的アセスメントの第2段階として包括的な症状の評価について解説していきます。

症状の包括的なアセスメント

これまでの記事でも触れてきましたが、緩和ケア領域においては多くの問題が併存していることがほとんどです。
症状もまた多岐にわたります。さらには時間や時期によって「苦痛を感じている症状」が異なることがあります。
苦痛を適切に緩和していくためには、患者さんが苦痛を感じていることは何なのかを、その都度適切に把握することが大切です。
「前回はこうだったから今回もこうだろう」という感覚は真の問題を見逃すきっかけになります。常に現在の問題点を把握するような心構えが必要になります。

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