誰にも負けないことは何ですか?
面接での自分の強みの説明不足
昨日面接で
「誰にも負けないものは何ですか?」
と聞かれた。
自分自身、より魅力的な人物でありたいと考え、そのためにはどうすれば良いか、を常に考えて生きてきたのに、まともに返すことができなかった。
その時、初めに返した答えは、
「自分ができないこと、やったことないことでも挑戦し、自分で試行錯誤をして物事を達成する力」
だった。
しかし、その力を強みに持ち、さらに高いレベルで行っている人達がいかにもたくさんいる集団の中でこれは自分の強みにはならないと考え、
そのことを説明したうえで、
「物事に純粋に感動し、そこから何かを感じ取り、形にする力、感性」
と答えた。
そして、自分が好奇心旺盛でさまざまなものに興味を持ち、さまざまなことに人一倍感動しながら生きてきたことを説明した。
以上のことをその後思い返しながら考える中で、自分がいかに自己PRすることができなかったか反省した。
「どの組織の中で、かによって自分の強みは変わる」
と面接時にも説明していたのだが、
それこそ自分の強みで、これまで掛け算式に自分の強みを伸ばしてきたことを説明するべきだった。
具体的に言うと、
「論理的思考力」×「デザイン思考」×「アートの考え方や感性」
だ。
1、論理的思考力
面接の最初に述べたように、自分自身、論理的に考えることにはある程度自信がある。
課題にぶつかった時に、物事を要素分解し、”What”と”Why”でつきつめて考え、道筋立てて論理を構築する力。そして、それをいかにわかりやすく相手にアウトプットする力
と定義する。
この力は、受験、インターンそして日常の中で身につけてきた。
インターンでは、さまざまな困難に面したが、毎回その課題を乗り越えてきた。自分がやったことない仕事を引き受け、やり遂げたり、さまざまな業務を同時並行しながら全ての業務で相手の意向の100%を優に超えるアウトプットを心がけた。
また、日々の中で、周りのこと、なんとでもないことでも、
「これってどういうことだろう?」「なぜ、これはこうなのだろう?」
とひたすら考えてきた。
これらはそう簡単に結論にたどり着くものではなく、そこには集中力や物事をつきつめるしつこさも必要とされると思う。
そして、これらは1つ自分の強みであると考えている。
2、デザイン思考
自分はシリコンバレーのデザイン思考プログラム、東大のデザイン思考プログラム、ベンチャーキャピタルの起業家育成プログラムに参加してきた。
これらでは、
人がどういうことを考え何を求めているかを推察した上で、自分の日々のインプットしてきたものと組み合わせてアイデアを出し、そのアイデアを実際に形にしていく力
を学び、身につけた。
グループや個人で実際にフィールドワークを行い、デザイン思考のフレームワークを使って実際にアイデアを出し、プレゼンする経験もしてきた。
そして、ここで学んだことの中でも特に活きたのはアイデアを出す力だ。
自分は、好奇心が強く、興味の幅が広い。
漫画は1000冊以上読んできたし、本も大量に読んできたし、映画は大学入ってから100作観た。
まず、これらのおかげでさまざまなバックグラウンドを持つ人達に共感する力が身についた。
それ以外にも、経済、社会、テクノロジー、スタートアップ、国際協力、アート、建物、さまざまなものに興味を持ち、実際に足も動かして見に行ったり、話を聞きに行ったり、イベントに行ったりした。
これらの経験は自分がアイデアを出すためのインプットとして大いに活き、デザイン思考で学んだことで、柔軟にたくさんのアイデアを出せるようになった。
3、アートの考え方、感性
ここで言うアートは広義な意味で、
個性が露出したもの
とする。
現代は、受験、就職、働く中でも一定の評価軸を定められて競争させられることが多い。
しかし、みんなそれぞれの価値観でそれぞれの経験をし、それぞれの魅力がある。
そうしたことを本当の意味で気づかされたのはダンスにおいてだ。
自分は大学に入り、ダンスを始め、初めて自分を表現することを体験した。
いきなり音楽を流されて、そこで、さあ踊って自分を表現してみろということがいかに困難か。
ダンサーでも、振りやパクリをただそのまま踊るのではなく、自分の感性や価値観、意思をダンスに落とし込むのはとても困難だ。
例が長くなってしまったが、
自分の身体の些細な動きも意識して、今までの自分から成る”自分らしさ”をいかに出すことができるか、
というのは生き方そのものにも通ずるところがある。
社会からの同調圧力や競争という概念による強迫から逃れて、自分らしさをつきつめ、それを体現することは意外にもとても困難だ。
しかし、自分自身そうやって生きることを意識して日々生きている。
具体的には以下の2つで、
①興味があることにはすぐに飛びつき、本気でそれに取り組んでみる。
今まで色んなものに挑戦してきて、一貫性あるの?何がやりたいの?って思われることもあったが、自分がいろんなことを考えた上で直観で飛びついたものは全て繋がっているし、今に活きている。後悔は1つもない。
②自分が面白いなって思う人と面白いなってことをやることを大事にする。
人との繋がりは大事で、自分が人を直観で面白いなって思えるのは自分の感性だ。そういった感性で惹きつけられた人とは自分が面白いなってことをできるし、ワクワクすることができる。
このような考え方は1つ、自分の美学になりつつあると考える。
まとめ
アートについてはまだまだ言い足りないが、以上の
「論理的思考力」、「デザイン思考」、「アートの考え方」
の組み合わせは自分が現時点で最も自信を持っていることだ。
そのうちのどれかはこの人に敵わないということがあっても、これらの組み合わせから成る”自分”はどんな組織の中でも自分なりの価値を出せると信じている。
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