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コミュ障の僕が「Communication Innovators」と名乗るTieUpsに入った理由【入社エントリ】

2023年4月、渋谷の長い坂道を登った場所にあるマンションの一室。
僕の目の前には代表と人事が座っている。彼らからはキラキラしたオーラを感じる。そもそも渋谷は人混みが多くて苦手な街だ。
コミュ障の僕は、彼らと一緒に仕事が出来るのかと、考える。

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「コミュニティ」や「コミュニケーション」の大切さが叫ばれて久しい。インターネットの発達とともに世界中の誰もが繋がれる時代になった。一方で、それが「できる人」と「できない人」の格差も広がったように思われる。そして「できない人」はどんどん孤立をしていっているように感じられる。

「コミュニケーション」が大事だということのデータとして、フリーランスの仕事の見つけ方のデータがある。「自由」を求めてフリーランスになった人たちでさえ、仕事の見つけ方は、「人脈」が最も多く、続いて「過去・現在の取引先 」となっており、人々の繋がりが新しい仕事を作っていることがわかる。
結局は何もフリーではなく、地道で泥臭い人間関係がフリーランスの命綱になっている。

一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会
「フリーランス白書 2022」

個人と企業の関係性に関してはどうだろうか。2018年にさとなお氏が「ファンベース」の概念を提唱してから、結構な時間が経過し、企業もユーザーと深いコミュニケーションを行い「ファン」にすることで事業の売り上げを伸ばす施策の実施が増えてきてる。

ファン総合研究所「『ファン度』に関する業界調査 第2弾 」

また、若い世代を中心に「推し/推し活」という言葉も市民権を獲得し、一人の熱狂的なユーザーが企業にとって多くの利益を作ることも起き始めている。
企業も、物を売るだけではダメで、ユーザーとの熱く強いコミュニケーションが求められているように思われる。

SHIBUYA109 lab.「Z世代のヲタ活に関する意識調査」

個人と個人でも企業と個人でも「人との繋がり」であったり「ファンを作る」といったことが重要なことになってきている。我々は「コミュニケーション」や「関係性」がこれまで以上に大事な時代に生きている。

では、実際僕らはそういう世界をどう受け止めているのだろう。

総務省が出した令和4年の「人々の繋がりによる基礎調査」によると、日本人が 孤独感を「しばしばある・常にある」と回答した人の割合は 4.9%、「時々ある」が 15.8%、「たまにある」が 19.6%となっている。これは令和3年のデータよりも大きくなってきている。

内閣官房孤独・孤立対策担当室「人々のつながりに関する基礎調査(令和4年)調査結果の概要」

これほどまでに、人との繋がりが大事な世界で孤独の中で生きている人たちがどんどん増えている。
どれだけテクノロジーが進化しても、いやテクノロジーが進化したからこそ僕らはコミュニケーションに不安を感じ孤独を抱えているのだ。

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「コミュニケーションを進化させ、価値ある結びつきをつくる」をMissionに掲げるTieUps。
TieUpsは大きく二つのサービスを持っている。
200万人ユーザーを達成したlit.linkと、企業のコミュニティ作成を支援するWeClipだ。

lit.linkは、スマホ一台あれば誰でも簡易にプロフィールが作れるサービスで、著名人からフリーランスや高校生まで多くの人が利用してくれている。このデータベースを使って多くの人達を繋げることができる。

WeClipは、コミュニティをベースに個人と個人の繋がりだけでなく、企業と個人をゲーミフィケーションの手法で繋げ、企業とファンとのコミュニケーションを助けることができる。

代表と人事は、この二つサービスを大きくすることで、個人と個人、個人と企業のコミュニケーションに革命を起こすと熱く僕に語ってくれていた。

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二人の話を聞きながら、自分は4年前に書いたnoteを思い出していた。

4年前、この記事を書いた僕は、「目立てばいい、炎上すればいい」というインターネットにうんざりをしていた。僕は人とコミュニケーションを取るのが得意ではない。大きな声を出し注目を浴びることで、勝者になれるゲームでは僕は数秒も生きてられないのだ。
だからこそ、数は少なくても強く強固なコミュニケーションができる世界をつくりたいと思っていた。そしてそれは、今でも僕の原動力になっており、コミュニケーションに困っている人のために自分のスキルを使いたいと考えている。

TieUpsにあるこの2つのサービスを多くのユーザーに伝えることができれば、世界の課題、そして僕の課題は少しずつ解決をすることができるのだはないか。
それは、マーケティングを担当する僕にとって、とてもエキサイティングな仕事なのではないのだろうか。

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TieUpsのVisionは「伝えたい人に伝わる社会」である。夕日が差し込むマンションの一室で二人は真剣に僕にそれを伝えてくれていた。真剣だからこそ彼らの表情はキラキラしてているのだと、僕は理解した。
話始めた時は僕には眩しすぎたその顔は、いまは一緒に輝きたいと思っている。まさにこの時彼らは「Communication Innovators」だったのだろう。

誰と仕事をするか、何を仕事とするか、どれだけの報酬があるか。僕らが仕事を選ぶ時、色々な尺度を持つ。
今回、僕は二人の表情とコミュニケーションでここで仕事したいと決めた。

帰りの渋谷は19時を超えていた。輝く街の光の中で雑多に人々がうごめきあう。
NHKホールから渋谷駅に向かい坂道を降りてきた大量の女性たちの群衆に混じりながら僕も駅に向かう。おそらくヨーロッパからきたであろうバックパックを背負った3人の旅人とすれ違う。コロナも終わりインバウンドの需要が出てきているようだ。横を見ると高校生くらいの女の子が新しく買った服を袋にパンパンにいれてPARCOからでてきた。

来る時は「人混みはちょっと苦手だな」と思っていた道が今は軽やかにおりることができている。それは、下り坂だったからだけでない。「渋谷に集まるような多種多様な人間のコミュニケーションを進化させたい」そう思いながら歩いていたからだと思う。

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さて、TieUpsでは一緒に働いてくれる仲間を募集しております。
ちょっとでも興味がある人はぜひ応募してみてください。
あなたがどんな人でも、代表の小原人事の田中がキラキラした表情で僕らの未来について話をしてくれるはずです。


これを書いた人
吉田浩
TieUps株式会社
マーケティングディレクター
日本テレビのインターネットグループ会社で番組プロモーションを担当したのちに株式会社ギフティでtoC事業のマーケティングを担当。
2023年6月TieUps株式会社に入社
<lit.link>
https://lit.link/yoshidahiroshi


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