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おばさん一人旅 #8 コルギ&よもぎ蒸し、クラフトビール。そして、胃腸炎?

今日の夕飯はユッケを食べるはずだったのに

頭を締め付けるようなものすごい頭痛。
脳がドクンドクンと脈打っているみたい。
何となくむかむかする、お腹の調子もなんだかおかしい・・・

2024年7月、ソウル一人旅最終日の夜。


夕方までは調子が良かったのよ?


3泊4日の一人旅。
朝起きて、2日間の疲れを癒しにコルギ&よもぎ蒸しを体験。

コルギでいつもよりいくらか小顔に修正してもらい、歩いてパンパンに張っていたふくらはぎはマッサージですっきり、たっぷり2時間。
仕上げによもぎ蒸しで下半身はぽかぽか。
日本語堪能な店主との会話も弾んだ。

一度ホテルに戻って身支度を整え(すっぴん寝起きのままエステに行った)、再び外出。

クラフトビール目当てに聖水まで。

ご機嫌な気分でランチビールを堪能した。一人旅、楽しい♬ここまでサイコーな流れ。

遅いランチの後は、どこに立ち寄るわけでもなく、聖水の街をただぶらぶら歩いて、気が付けは午後5時を回っていた。

夕飯は混んでいる時間をずらして遅い時間に取りたいし、酔い覚ましにひと休みしようとホテルへ向かった。


体調不良は突然に

聖水から地下鉄2号線に乗車し、ウルチロイック駅で下車。

ウルチロイック駅

所要時間15分ほど。
そこからホテルまでは徒歩なのだけれども、どうしてだか異常に足が重い。

「少し酔ったかな?」

グラス2杯のビール。

いつもの飲み会なら余裕の量のはずなのに、昼間に飲んだから?旅先だから?
重ーい足取りで移動し、部屋に戻ってベッドに入る。
夕飯をどこで食べるかスマホで検索しながらひと休み。

ユッケが食べたいはずなのに、行きたいお店が見つからない。

正確には見つからないのではない。
見つかるのだけど、決断できないのだ。
頭を締め付けるような頭痛が襲ってきて、集中力が落ちてきた。

気持ち悪い
お腹の調子がおかしい

トイレとベッドを何回か往復した。
汚い話で恐縮だが、この日胃の中に入れたものが全部出た気がする。
上からも、下からも。

まさに胃腸炎の症状じゃん、そのうえ熱までが上がってきたら絶望的。
明日の朝ホテルを出ないといけないのに。

気持ちは何か食べたかったけど、体はそうは言っていない。
これはとにかく休んだ方が良いと自主判断して外出中止。

ホテルに持ち帰ってきた昨日のお昼のキンパを翌朝に食べたから?
まさか。
でも食あたりだったら最悪あと2,3日はしんどいだろうな。

明日は帰国しなきゃならないのに飛行機に乗れるのか?
そもそも空港まで行けるのか?
不安が頭をよぎる。


好転反応

そういえば、エステサロンの帰り際、日本語ペラペラ店主が言っていた。

「漢方だから冷えや便秘に効きますよ」
「今晩には効果が出てくるはず」

よもぎ蒸しの効能

もしかして?
頭痛と腹痛と吐き気の中、なんでもいいから原因は胃腸炎でないと思いたい。だからと言ってどうなるわけでもないけれど。

日本で受けるいつものリンパマッサージでもゴリゴリあちこちほぐされた後は、しばらく体調がおかしかった。
それが過ぎると、とたんに体調が良くなった。

俗にいう「揉み返し」ってヤツかと思われ、後日同じマッサージ屋さんでその話をしたら「それは好転反応ですよ~」とアッサリ言われた。

これも好転反応なの?
同じようにゴリゴリ全身をほぐされて最後の仕上げに漢方入りのよもぎ蒸しをしたから。

ぐるぐる考えていたら、いつの間にか寝落ちしていた。


心配は杞憂で終わったようだ

再び目が覚めたら夜中の12時。
ちょっぴり頭痛はするものの、吐き気も腹痛もすっかりなくなっていた。

良かった。とりあえず帰れそうだ。

以前、家族旅行でベトナムのダナンという街へ行った時、旅の途中で原因不明の高熱にうなされ現地のクリニックで点滴を受けたことがある。
夫に子どもを任せて一人でタクシーに乗って病院へ行き、検査を受け点滴処置で3時間。今となっては笑い話だけれど。

「一人旅でこんな目にあったことはいまだかつてなかった。今回初めておひとりさま受診を経験するかもしれない。」

「延泊が必要になったらホテルスタッフとのやり取りとか諸々面倒だな。」

一時はうっすらそんなことを考えたりもしたけれど、心配は杞憂で終わったようだ。


健康第一、安全第一

再び眠りにつき、翌朝6時にはすっきりお目覚め。
久しぶりに空腹を感じたことが素直にうれしいかった。

昨晩のことがウソのように、何事もなく帰国。

空港行きのバス停

家に帰ってから、休む間もなく荷ほどきをして、洗濯物を洗濯機に投げ込んでお土産を家族に配って。
ついでに散らかっていたリビングルームを片付けて。

パタパタとスーツケースを片付けていたら夫に言われた。

「今帰ってきたところなのに、休みもせずによくそんなに動けるね」

昨晩の猛烈な体調不良は好転反応の一種なのだとしておこう。
そう、私は超絶元気になっていた。

今回の反省。
旅先でハードな施術を受けるのはよそう。
そろそろ歳だからね。

旅先で寝込んで苦しい思いをするよりも、旅先でしか味わえない美味しいものを好きなだけ食べたい。

ユッケ食べたかった!

健康第一、安全第一、です。

#66日ライラン  25日目

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