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H.M.S. Nelson Class 1941 英国海軍ネルソン級1941制作記 #4 (Tamiya 1/700 waterline kit)
4.上部構造物(承前)4-6.艦橋甲板の修正2 両艦ともに、上部構造物にもサフを噴いてから507cで塗装しました。さらに艦橋甲板など鉄甲板と思われる部分は507bで塗装しました(A)が、この部分はもしかしたらリノリウムかもしれません。というのも"linoleum deck"で検索すると日本海軍の茶色がヒットしますが"linoleum, battleship"で検索すると"Battleship Gray Linoleum"がヒットするのです。もしかしたら…ですが。 TO
H.M.S. Nelson Class 1941 英国海軍ネルソン級1941制作記 #3 (Tamiya 1/700 waterline kit)
4.上部構造物4-1.竣工時の艦橋 竣工後しばらくの間は両艦ともに艦橋の下部に2個突起のある窓のような構造が、左右の前(A)と後ろ(B)にありました。ネルソンの逆光の写真でわかるように光が透過しているのでやはり窓のようです。また、左下の写真では船員がいるのやサーチライトのような構造がわかります。 この時期の両艦の違いは、ロドネイでは(C)の窓が上下2列となっていること、ネルソンでは、(D)のように上部階までツライチとなっているが、ロドネイは(E)のように上部階が一段後
H.M.S. Nelson Class 1941 英国海軍ネルソン級1941制作記 #2 (Tamiya 1/700 waterline kit)
3.甲板3-1.モールドの除去とクラフト紙木甲板 まず、ロドネイからボラード(A)、フェアリーダー(B)、砲塔の基部(C)、錨鎖導板(D)、波除(E)と一部の構造物(F)以外の甲板上にたくさんある通風筒等のモールドを削り落としました。ロドネイは、キット発売直後に制作を試みたことがあったのですが、これらの突起物と甲板を綺麗に塗分けることができず断念した経緯があり、40年以上前の塗装跡が残ったままになっていました。 次に今までの他艦で紹介したクラフト紙に板目を印刷した甲板
H.M.S. Nelson Class 1941 英国海軍ネルソン級1941制作記 #1 (Tamiya 1/700 waterline kit)
1 はじめに1-1.ネルソン級 イギリスは1922 年のワシントン海軍軍縮条約で陸奥の存続を巡る擦った揉んだの末に、2隻の戦艦を新造できる枠を獲得しました。そこで、イギリス海軍は16インチ(40.6㎝)砲を備えたアメリカのコロラド級3隻、日本の長門級2隻と同等の攻撃力を備えた新型戦艦の建造に取り掛かり、一番艦のネルソンが1925年9月に、2番艦のロドネイが1925年12月に進水しました。 ネルソン級の特徴は、16インチ(406 mm)砲9門の主砲をすべて艦橋の前部に配