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島充の世界展

「島充の世界展:驚異の城郭精密復元模型」ポスター

 兵庫県尼崎市の尼崎城の5階で、1月3日から2月12日まで開催されていた「島充の世界展:驚異の城郭精密復元模型」に行ってきました。
 今回の展示の目玉は、1/100の豊臣大坂城です(TOP画像)。模型の全方向から見ることができるのが、この展示会の特徴で、特に大坂城は下から見上げる角度でも見ることができるので、「往時の姿に思いを馳せやすいと思います。」とのコメントを城郭模型作家の島充氏はTV番組で語っておられました。
 城の周りには各種の資料が並べられていましたが(資料は撮影禁止でした)、どうやらデアゴスティーニで販売されるとのことです。

1/150の岡山城、広島城、福山城、福知山城

 島充氏は、各地の城を主に戦前の姿で蘇らせています。福知山城の天守は明治の廃城令により、岡山城、広島城及び福山城の天守は、空襲で焼失しました。いずれも今は復元天守が建てられていますが、これら4つの模型はすべて江戸時代からの姿を再現したものです。

制作風景

 島充氏の制作風景を再現した展示です。プラ材とエッチングパーツ(写真に映っているのは軒瓦のEPです)を使って制作されているので、机の上は私たちのプラモづくりとほとんど一緒です。

尼崎城

 こちらは実物の尼崎城です。尼崎城は、平成30年(2018年)に完成した外観復元天守(模擬天守)です。尼崎は、大坂城の西の守りとなる重要な拠点で、代々譜代か親藩が治めていました。本来の天守の位置には小学校があるため、城内跡の別の敷地に建設されました。

鯱のプラモ

 1階の土産物売り場に面白いものが売られていました。尼崎城の鯱のプラモです(左上)。尼崎の企業がクラウドファンディングで製造した1/24のキットだそうです。1/250の鯱が付属していたので今後天守のキットも販売されるかもしれません(右上)。
 カラフルなバージョンもありましたが、グレーを選び組立てました(左下)。合わせ目があったのでしっかり消して、日本海軍色に黒鉄色を混ぜた(2:1)色で塗装しました(右下)。

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