”リハビリ=機能訓練”ではないと言える鍼灸師になろう〜他職種への理解を深めるために〜
HAMTマガジンで「多職種連携」担当のすぎやんこと鍼灸マッサージ師の杉下辰雄です。
多職種連携で大事なことの一つに「他職種への理解」があります。今回は、意外と誤解されていることの多いリハビリと言う言葉について理解を深めていきましょう。言葉を正しく理解することを通じて、多職種連携への歩みをまた一歩進めていきたいと思います。
リハビリ=機能訓練ではないと言えるようになろう
今回は、リハビリと機能訓練の違いについて話をしたいと思います。なぜなら、リハビリ=機能訓練と思っている人が少なからずいるからです。
在宅で関わる鍼灸師は、医療の現場で使用されているリハビリと、介護の現場でのリハビリを分けて理解しておく必要があります。
医療現場でのリハビリは、病院での外来や入院で行われるため、期限が決められており、急性期や回復期までの受傷から半年間ほどの限られた期間で行われることが特徴です。
しかし、介護の現場では慢性期や維持期と言われる期間を対象にしていることが多く、リハビリと機能訓練に明確な違いを定められていることはあまり知られていないのではないでしょうか。
在宅鍼灸師は介護業界と密接に関わっていることから、それらの違いについて正しく理解をすることが必要だと思います。
最近、ケアマネさんから「うちはリハビリができますと言ってくる訪問鍼灸マッサージの営業さんがいるけど、制度をよく理解していないのが、わかってしまうんですよね。」と言う話を聞きました。
介護保険業界に携わる他職種への理解を深めるために、リハビリと機能訓練の違いがわかる在宅鍼灸師になりましょう。
介護保険制度における「リハビリ」について理解をする
まずリハビリという言葉について調べると以下のように書いてあります。
そして、リハビリとは別に機能訓練という言葉も耳にすると思います。今回は、この両者の違いについて説明できるようになることを目標にしていきたいと思います。
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