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アイドルという人種を愛している

アイドルと聞くと、どんな人を思い浮かべますでしょうか。
松田聖子、宍戸留美というソロアイドルから、スマイレージやSixTONES、外国だとTWICE、ILLITなど。地下は悲撃のヒロイン症候群(解散したが)、X-BORDERなどなど挙げ出したらキリがありませんが、今回は守備範囲広めドルオタである私が、アイドルという人種についての考察をします。
(ハロプロばっかりになったらすみません。そして長期の課題明けなので文章が変でも許してください。)


行動力の塊

アイドル(有名な)になる方々、特に大手事務所に所属しているアイドルといえば、幼い頃にオーディションを受けて勝ち抜いたという経験を持っている場合が多いです。

そもそも考えてみてください。学生時代にオーディションを受けようという思考が私たち凡人にありますでしょうか。
受けようと思っても、「恥ずかしい」「親に言えない」「受け方がわからない」等々いろんな言い訳を並べてみたり、学校に広まってしまったらいじめられるかも、などの周りの目を気にして動けなかったりすると思います。

ここまでのことを踏まえて、アイドルと一般人の違いの一つ目は『桁違いの行動力を幼い頃から持っている』ということです。

私は昔から周りの目を気にして止まってしまうことが多かったため、アイドルたちの勇気ある行動をとてつもなく尊敬しています。

挫けない

成長する

オーディションを勝ち抜いてアイドルになれても、まだまだ戦いは始まったばかり。パフォーマンス練習の幕開けです。

一旦この動画を見てください。

https://www.youtube.com/watch?v=VkiYh8ybC_A

こちらは、もう今はグループ名が変わってしまいましたが、スマイレージの「プリーズ ミニスカ ポストウーマン!」という曲です。

ここで注目していただきたいのは薄ピンク色のTシャツの子です。
この方は中西香菜という、未経験でオーディションを勝ち抜いたメンバーです。

この動画だけ見ると、中西香菜と周りとの実力差は当たり前ですが歴然です。
そして次はこちらをご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=STSsBTv_p8k

こちらは同じ曲の2回目の練習動画です。
中西香菜の成長がすごいです。そして中西香菜は今後もどんどん成長します。

なんでもそうですが、成長するには自分の現状を認め、今何が必要かを考え続けなければなりません。
学校なら、言うのは悪いですが自分より下のひとがたくさんいるため、極論「頑張らなくてもなんとかなる」のです。しかし、厳しい状況に自ら置かれに行くアイドルたちはそんなことを言っていられません。
自分の求める完成形に到達するまで挫けない、凄まじいメンタルの持ち主たちなのです。

逆境に耐える

上記とは別で、活動中に逆境に晒されてしまうこともあります。
ここで、モー娘。のサブリーダーを務めていた新垣里沙をご紹介します。

新垣里沙は、入所前にとあるCMのオーディションを勝ち抜いており、そのCMへの出演を知った世間から「コネ入社なのではないか」という憶測が広まってしまいました。

しかしその後辛い逆境に耐え、彼女は「恋愛ハンター」という名曲を残して華麗に卒業していきました。

後追い世代の私は、新垣里沙の歌を聴いて好きになり、この辛い歴史を知ることになりました。走り切ってくれて本当にありがとう…。


客観的視点を持つ

人気アイドルになるためには、基礎的なパフォーマンス能力と人間らしい愛嬌ポイントの比率を自分のキャラに合わせてコントロールしなければならないのだと思います。つまり「自己プロデュース」です。
この比率を客観的に捉えて調整を行わないと、ただの痛い人になったり、とっつきづらくなってしまったりします。

自己プロデュースの上手なアイドルを参考に説明します。

ここでは、モーニング娘。のリーダーでもあった道重さゆみをご紹介します。
彼女は、「さゆーじあ」という動画が有名なように、モー娘。の中では歌唱が得意な方ではないと言われています。
しかしそれを補えるほどのキャラ立ちで、バラエティ番組などで活躍しました。モー娘。を再復興させた重要なメンバーであると言えます。

それと同時に、成長過程が美しかったというポイントも見逃せないところです。アイドル経験が増えるにつれ、どんどん堂々としていくのを見届けるのは楽しかったのだろうなあ、当時のファン羨ましいなあ、と思って見ています。

大森靖子が作詞した曲で、「成長過程見せるのがアイドルだって聞いた」という歌詞があります。まさに道重さゆみに当てはまる歌詞です。

https://www.youtube.com/watch?v=C35FnBbyJfU


自信がある、自信をつける

アイドルになりたての頃は自分がどの立場につけばいいのかわからず、緊張した面持ちでステージに立っている方々が多いです。(たまに初っ端から飛ばしている例も見かけるが、完成形を世に放とうという流れのある韓国アイドルや、そもそも出来上がっている子くらいのものである)

だんだんキャラやパフォーマンスが確固たるものになってくると、アイドル自身が明らかに生き生きし始め、ファン側も素直に応援することができるようになっていきます。こうして地位を固めていくのでしょう。

アイドルの動画を過去のものから漁ってみると、明確に「あ、この子自信持ち始めたな」ということがわかるタイミングがあります。
それを発見するのがファンとしての生きがいです。

結論 人間として尊敬できる

普通に地球で生きていくだけなら、自分のことを客観的に見て修正しようとしなくたっていいし、成長もしなくていいのですが、そんな場所で彼ら彼女らがアイドルという大変な職業に一瞬でも就いてくれたことに私たちファンは感謝すべきだと思います。
そして、アイドルという職業でやっていけている人々を人間として本当に尊敬しています。

私は美術を学んでおり、客観的に自分の作品を見て、自分の思う完成形に向かうように直したりしています。
表現活動という人目を気にしないことが不可能な作業をしていく上で、アイドルの態度や生き方を参考にしたり尊敬したりしています。

ということで、推しは推せる時に推せ。です。

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