事業承継。

事業承継に積極的に取り組まなきゃ!

何年か前から、そんな風が吹いてきましたよね。

耳が痛いくらいどこでも聞く話ですが、高齢な経営者が多くて、後継者がいない企業が多い。だから、事業承継を進めないと廃業が増えて経済が疲弊するよ!って話。

なるほど、理解はできる。

でも、とても進んでいるとは言えないような状況ですよね。

いつかは考えなきゃならないし、わかっちゃいるけど、気が進まない。


経営者はどうでしょう。

家族や社員に説明して納得してもらわないといけませんから、気が進まないこともありそうです。それから、取引先のことも考えなくてはなりません。
もしかしたら、会社への執着などもあるかもしれません。

できれば考えたくないことが多そうです。

税理士はどうでしょう。

顧問がなくなると収入が減るので、できるだけ先送りしたいと思うかもしれません。もしかしたら、資産税に弱い税理士が顧問だってこともあるかもしれません。

金融機関はどうでしょう。

融資先企業がなくなると融資が一括返済されちゃいますから、先送りしたいと思うかもしれませんね。

目先の融資を伸ばしたほうが評価されやすいですし、面倒だし、わからないことばかりなので、転勤までは波風立てずにいきたいと思うかもしれませんね。


仲介やFA を事業にする人たちはどうでしょう。

それなりに大きなフィーが見込めますから、なんとかして案件を拾いたいでしょう。


わかっちゃいるけど進まないのには、原因があります。

そう。

多くのキーマンたちが短期的な視点で物事を判断しているからといえそうです。

長期的に見れば、経営者だって税理士だって金融機関だって必要性はわかるはずです。

でも、その気にならない。

つまり、重要だけど緊急ではないってこと。


これから進むとしたら、コロナで緊急性が高まったということでしょうか。

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