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傘をさして気づく思いやりへの想い

初めまして。ただの大学生です。

今の時期は、暑かったり、雨が降ったりで、天気予報のチェックが欠かせませんね。

先日も雨が降り、傘をさして通行していました。

この記事では、傘をさしているときって、通行している人が他人を思いやる意識があるかどうか気にしがちだよね、って話をします。

私の体験:いらっとして意味のない主張をしました

実際の体験です。

ファミマに売っている、ビニール傘をさして一人で歩いていました。

向こうから、二人組がこっちに歩いてくるな、と気が付きました。

ファミマの傘の直径が、道に対してちょっと大きいと思っていたので、二人がいったん一列になってくれないとすれ違えないなあ、と思いました。

二人組は、お互いの顔が見れる位置取りのまま、ずんずん進行。

こっちのこと見えていないのかなあ、と思いました。

このままだと、私が傘を50度くらい傾けるか、畳むかしないと傘がぶつかる。

と思って、そうしようと思ったのですが。

それだと、よけてあげたことにすら気が付かれない気がして、なんかイラッとしました。

それで、傘はそのままに。

思いっきりぶつかりました。

わかったでしょう、一列にならないと雨の日は迷惑なこともあるんですよ。
という主張をしたつもりでしたが、絶対伝わってないし、何も意味がない行動だったな……と自己嫌悪しました。

思いやりの動作である「傘傾げ」をしてほしかった

こんなことでいちいちイラッとするのはなぜだろう?

と思ったのですが、ふと、小学生時代聞いたことがある、「傘傾げ」という単語を思い出しました。

 江戸しぐさとは、江戸時代から伝わる粋で思いやりのある所作や考え方のこと。例えば、雨の日に道ですれ違う際に、相手にしずくをかけないよう互いに傘を外に向けるのは、「傘かしげ」と呼ばれている。

[傘傾ける思いやり 千代田・九段小児童が「江戸しぐさ」学ぶ=東京] 読売新聞 2007/5/23 東京朝刊 27頁
ヨミダス歴史館 (oclc.org)(2023/5/24参照)

どうやら私は、この話をどこかで聞いて覚えていて、実践しようと心がけていたらしい。

そして、見ず知らずの通行人が「傘傾げ」をやる気が全くないとイラッとする。

ということは、すれ違いの相手に思いやりの気持ちを期待し、期待が裏切られた=思いやってもらえなかったことで、傷ついたのかもしれません。

それがイラッの正体かも。

雨をきっかけに、相手に思いやりを期待するという現象が起こるのは不思議

傘をさしていなかったら、上の体験は起こらないと考えると、不思議な感じがします。

雨をきっかけにして、全く知らない他人に、自分を思いやってほしいと期待していることに気が付いたわけです。

ただ、思いやりって、期待する前に相手に与える方が、ずっとスマートな感じがします。

なので、今回のような無意味な主張は、これで最後にしたいと思います。

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