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底辺高&早稲田ノンゼミ・GPA普通&正社員歴6か月がイギリスMBA3校に合格した話③【キャンパスビジット編・IELTS勉強・OB訪問編】

1:前回までのあらすじ


前回の記事はこちら。志望校の絞り込みを行い、志望校をAberystwyth、Bangor、University of Lincolnに決め、Twitter、会社、家族、彼氏に意思を伝えました。

2:キャンパスビジット

周りに意思を伝え終わったときにはすでに7月に。さあ、キャンパスビジット!という頃にまさかの母親に希少がん末期宣告。MBAは延期、そう父親に伝えると「定年退職を2024年に控えている、(仮に転職するとなった場合の)30歳の壁問題を考えたら延期は得策ではないと思うので、遅くとも2025年秋まで修了はしてほしい。」とのこと。そんなわけで当初の予定を変えずに計画を進めました。
その中で、まずはキャンパスビジットをしてみようと思いましたが、ああ…入国規制&家庭内のこの状況的に海外渡航は無理というわけで、オンラインでできるかどうかを志望校に相談。すると、志望校4校とも「個別相談という形で学生ボランティアや留学生担当オフィスの職員とオンラインで話すのでどうか」と打診してきたため、承諾しました。どの学校もすごくよかったのですが、その中でもBangorはサポート体制がすごかったです。なんと学生1人につき某今でしょ予備校にいる担任助手みたいな人が2人つき、学習や生活の相談に乗ってくれるとのこと。コース内容も興味が持てるものがたくさんあったため、第1志望として検討し始めました。

3:IELTSの勉強

1日1時間ぐらいとはいえ、17万字の修論を書きながら7月から勉強自体はしていました。そして、修論の口頭試問代わりの査読も終えてからIELTS受験日までの10日間、1日10時間以上勉強しました。この時、無知な私はSpeakingとWritingの採点が厳しいとされているIDP主催のIELTSに出願をしていたとはいざ知らず、2022年2月7日に受験。SpeakingのPart2でネタ切れを起こし、本来2分間話し続けなければならないところを1分ほど黙り込むプレイをしてしまいました。あ、これはOAで6.0かな…と思っていたらIDPから電話が。どうも、Speakingの採点結果が他セクションに比べてあまりにも低いので(3.0点以上差があるため)再採点をする、とのこと。オワタ…と思いながら結果を待つこと約1週間、出ました、スコアが。
OA6.5(R:6.5、L:7.5、S:5.5、W:6.0)
思ったよりも高かったのですが、各セクション6以上の壁は越えられず。そんなわけで、その日のうちに3/19受験のブリティッシュカウンシル主催のIELTSを申し込みました。

そして、3/19に向けてさあ勉強を本格化!というときに内定先からITパスポートの受験をしてほしいとお達しが。ここで、これは受験して受かんないと内定取り消しかなとかいろいろと察したので、慌てて勉強し、丸暗記に丸暗記を重ねました。そんなその場しのぎの勉強で明日はITパスポート試験!これが終わったらIELTSにようやく集中できるというタイミングでついに母親が救急搬送。救急搬送当日は自宅待機でしたが、翌日になって徹夜ITパスポート(結果は何とか合格でした)を引きずって、搬送先の病院に行くと余命宣告ドカンと突き付けられました。

家に帰って完全にお通夜ムードのところに父親が「こうなった以上、母さんの命はあと1か月だ。見舞いは入院している人の一番近い親族、つまり父さんしか行けないんだ。ご時世で見舞いに頻繁に行けない以上、最後の親孝行はそこまでにスコアを取って安心させることだ」と喝を入れてきました。が、いつ病院から呼び出しを食らうかのある種戦争状態でそんな全集中なんてとてもじゃないけど無理でした。次は捨て戦だ、やっぱOA6で受け付けてくれるスクールにして正解だった…と思いながらも、葬儀会社探しや各方面の連絡などの合間に1日2時間ほど勉強していました。この回については、正直前日まで受験は迷いましたが、母親の主治医曰く、あと1週間は大丈夫と言っていたので受験を決意。
そして、3/22に結果が。その結果は…
OA7.0(R:7.5、L:7.5、S:6.0、W:6.0)
三度見ぐらいはしました。よかった、各セクション6以上でしかもOA7…。父親としてはやや不満が残る(Iパス終了後から3/19まできちんと集中して勉強していればOA7.5とか取れたのではという意味で)結果になりましたが、とりあえずここでIELTS受験はクローズ宣言をしました。

4:キャンパスビジット、再び

怒涛のIELTS受験を終えたあと、母親が帰らぬ人に。亡くなった翌日には葬儀そして火葬が終わったのですが、当然我が家の雰囲気はお通夜ムード一色でした。いっそ会社に行こうかと思いましたが、粋な計らいでなんと4月中旬までお休みをいただくことに。このまま何もしないんじゃいわゆるヴェルテル症候群まっしぐらである、そう感じた私はまず、行きたいスクールの語学要件以外の条件+OA7.0(各セクション6以上)でも入れてくれるスクールを改めて探しました。
すると、これまで視野に入れてなかったOA6.5(各セクション6以上)を要件とするスクールを中心として大量にヒットしました。その中で、今からオンラインキャンパスビジットできるかを片っ端から問い合わせ、下記学校にキャンパスビジットをすることに。
・Leeds Beckett MBA
・De Montfort MBA
・Roehampton MBA
・Queen's University Belfast MBA
これらの学校は受けるというよりは、ヴェルテル症候群防止の暇つぶし、のはずでした。しかし、その中で出会ってしまったのです…Leeds Beckett に…。学術ランクは当時で120位/130校中と、それほど高くはない…はずなのになぜか惹かれてしまいました。日本時間22時から始まったキャンパスビジットのはずなのに、気づけば日本時間翌3時まで盛り上がってしまいました(当初の予定は2時間)。こうして、Leeds Beckett も自主受験することになりました。

5:OB訪問

3/19のIELTS受験後に開催した、前々から先輩と約束をしていた高学歴貧困Barで超有名スクールのMBAホルダーの方とエンカ。曰く、LinkedInあたりでオンラインOB訪問を広くやったほうがいいとのご意見。というのを忌引き中に思い出し、ヴェルテル症候群のもう1つの対策としての意味も兼ねてやってみることに。と思ったら志望校のスクール出身の日本人OBがいねえ!!やっとこさ見つけたアジア出身のOBはイラン人やUAE人、トルコ人など中東圏勢ばかりでした。それでも、なりふり構わず訪問しまくりました。併せて、名門校のOBも訪問することに。志望校のOBの皆様にせよ、名門校のOBの皆様にせよ、みんな私の経歴を笑ったりはせず、じっくり話を聞いてくださりました。ただ、名門校のOBの方々の訪問をするにつれてやはり名門校は自分が求めているものと違う…と思いました。というのも、名門校は日本人の学歴は最低がMARCHで、ほぼ全員が誰もがうらやむ有名大手勤務経験の持ち主でした。また、日本人以外の学生の属性を聞いたところ、いかにも親ガチャ大当たりとか天才的な頭脳で有名大手や高級官僚になりました!があまりにも多く、「これって日本で早稲田のお坊ちゃん・お嬢さんと触れ合うのと変わんないじゃ…?私がしたいのは学生の属性が国籍はもちろんのこと階層もそれぞれDiversityがあるところに留学することなんじゃないか…?」と気づきました。

6:まとめ:英語の勉強はいつでもするべき。OB訪問、キャンパスビジットは就活同等かそれ以上の意識で

今日のまとめは私がMBA活動を通して学んだことです。
英語の勉強
については、いつでもするべきです。当たり前のことかもしれませんが、頭の片隅にMBAが今はなくてもそのうち行きたくなるかもしれませんし、MBAに行かずともキャリアアップの道具にもなりますし、場合によってはモテる(?)らしいので、勉強しておいて損はありません。英語は毎日やらないと本当に衰えますので!
OB訪問、キャンパスビジットについては就活同等かそれ以上の意識で、というのも、就活はOB訪問もしないでこんなはずじゃなかった…でやめても職歴にはなりますし、若いうちなら第2新卒としてなんとかなります。しかし、MBAは退学すれば国と取得単位数によりますが、退学したら半年以上在籍しようと、1年以上在籍しようとただの「中退」ですので、職歴にもなりません。そうすると、場合によってはブランク扱いは待ったなしなので、このような事態を避けるためにも就活同等かそれ以上の意識で取り組むことをお勧めします。

次回に続きます。それでは!(ここから下は一言だけ書いてあります。MBA支援をしてくださる心優しい方からのご購入お待ちしております)

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