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底辺高&早稲田ノンゼミ・GPA普通&正社員歴6か月がイギリスMBA3校に合格した話②【志望校決定・意思を周りに伝える編】


1:前回までのあらすじ

前回の記事はこちら。お忙しい皆様のためにまとめると、出願時点のスペックは
・GPA3前後
・正社員歴6か月
・現役で早稲田の商学部&政治学研究科卒
・1年の交換留学経験あり
・資格:TOEIC970、IELTS7.0、ドイツ語検定準1級、簿記2、FP2、BATIC Controller
・個人事業主(オンラインカテキョ)歴3年目

という、(MBA受験にしては)よわよわスペックの20代女(受験当時25歳、受験決意時24歳)コロナで留学強制帰国からの就活の面接などを経て、MBA受験の意思を確固たるものにしていったという話です。

2:志望校選び

なんだかんだ就活を5月に終えた私は、志望校選びをしていました。
そこで、私が出した条件は以下の通りです。
・GPA3行くか行かないかでも入学要件を満たすスクール
・貯金などの観点から、生活費+学費で600万以下に収まるスクール
・学部がノンゼミなので、推薦状1枚以下でも出願できるスクール
・IELTS OA6.5(各セクション6を下回らない)の壁は富士山登山級に厚く、TOEIC900超えでも阿鼻叫喚する図を鑑みて、IELTS OA6でも入学要件を満たすスクール
・コミュ障なので、面接を重視しないスクール
・数弱なのでGREやGMATを要求しないスクール
・合格率(Acceptance rate)が50%超えしているスクール
・卒業率(Graduate rate)が80%を超えているスクール
・ブランクの観点から1年半以内で修了できるスクール
・何らかのビジネススクール認定、ビジネススクール協会に入っているスクール
・欧米が好きなので、欧米

これらの条件をすべて満たすスクールを血眼になって探していました。

なんだこの意識の低さ!と思われる方もいらっしゃると思いますし、実際になんで早稲田なのに!?もっといいとこ行きなよ!というお声はいただきました。しかし、私はMBAをあたかも難関資格のように見せびらかして、MBA1本で食べていく気もない、特定のMBA学閥があるような業界や会社に行くつもりもない、なにより全落ちや受かっても留年・・・は避けたい。というのが本音でした。特に、全落ちについては幼稚園、大学受験とゼミ試験、新卒枠での就活がまさにそれなのでトラウマ級なので、全力で回避したいという思いでした。

そして、上記の条件に沿う国を調べると以下の国が該当しました
・イギリス
・アイルランド
・スイス
・スペイン
・ドイツ

これらの条件を控えたうえで、同時に留学エージェント選びを進めました
その中で、どのエージェントからもスイス、スペイン、ドイツは自分で応募するしかないとの回答がきました。ということで、これらのスクールについてはもしエージェントにお願いしたスクールが全落ちした時に入れるか、ということでいったん調査は保留にしました。
そして、イギリスとアイルランドを扱っているエージェントで、安くてGPAをイギリス式に換算してヨイショしてくれるエージェントに決めました。

そして、カウンセラーの方に上記の条件を伝えておすすめスクールの調査や選定サービスをお願いいたしました。そして、決まったのが
・Aberystwyth 
・Bangor
・University of Lincoln

の3校でした。
イギリスは多くの場合Rolling Admission(条件が揃った出願書類が届いた順に審査されるという、いわば早い者勝ち的な審査方法で、入学定員を満たした時点で募集が停止される)であるため、全落ちが判明したころには残っている枠がない・・・とならないように上記3校のほかも出願したいと思っていました。そこで、念のためLeeds BeckettとLivepoor Johnmooresも同時出願しようと思う旨をカウンセラーさんに伝えました。すると、万が一この上記3校(Aberystwyth、Bangor、University of Lincoln)に落ちたときに新たに3校追加出願はできるのですが、合否がわからないうちから同時に4校以上の出願はサポート対象外となるとのこと。ということで、Leeds BeckettとLiverpoor Johnmooresは自主同時出願をすることにしました。

3:MBA信仰告白(周りに意思を伝える)

まずは、Twitterで宣言。このアカウントはもちろん優しい方もたくさんいらっしゃいますが、女性嫌悪勢力の方も一定数いるので、ある種炎上覚悟でした。日ごろからちらちら匂わせてはいましたが、改めて受験の意思を伝えてみました。すると、叩かれるどころが、女性嫌悪勢でさえも応援してくださるという不思議な光景に。とりあえず、応援ありがとうございます、そして炎上しなくてよかった!

次に、改めて内定後面談の時に内定先(現在の職場)にMBA受験の意思は固い旨を伝えました。すると、
就活時に面接官をやってくださった社員の方(以下、MBA社員さん)「で、君は具体的にいつIntakeする気でいるの?」
私「4年後です」
MBA社員さん「4年後の根拠はなに?」
私「石の上にもなんとやらといいますし、何より出願要件とかあるじゃないですか・・・?」
MBA社員さん「君が受けたいスクールについて僕なりに調べたんだけど、正社員歴3年ってどこに書いてあるかわからないんだよね(実際に画面を共有しながら)。だから、職種を若いうちに広げたいなら別に職歴3年待たなくても…そうだね、今IELTS受験してなくて、まだ修士修了はしてないんだよね?それなら、修士修了後に確実に受けられる最短ルートということで2023年でいいんじゃないの?」
私「2023年ですか・・・早い方が私としても嬉しいですが・・・」
MBA社員さん「そうか、それなら2023年にしよう、善は急げ!
ということでIntakeの時期を決めてもらったうえで意思を伝えることに成功しました。

上記の会話がなされたその日のうちに、今度は両親に伝えました。忘れもしない、この日は母親に例のがん宣告がなされる(こちらを参照)の3日前のことでした。こんなわけで・・・といきさつを伝えると
父は「今修士なのに改めてMBA?PhDではなく?」
私「ほら、今の研究科って政治学だけど、修論は政治学×経営学みたいな研究テーマじゃん?父さんはDに行ってほしいなと言ってたのは知っているけど、もしDをやるにしても商学系の知識も入れたうえで改めて政治マーケティング研究したいし、会社も(上記のような感じで)こう言っているわけだし」
母「会社が反対しているとか、行くなら退職ではないのね!1歳でも若いうちにどこの世界でも目に見えるスキルを身につけさせないと、ね、いいんじゃない?お父さん?」
父「日本の就活で30社落ちているようじゃ(注:父親には落ちた会社の正確な数を伏せていた)、まあ海外で生きるための1つのツールを早いところ身につけさせてもいいのか・・・」
というわけでdisされつつも了承を得ました。

そして次に、当時交際4年の彼氏に千葉の某齧歯類の海の方のテーマパークの待ち時間に伝えました。なにせ、あのテーマパークは話すネタが尽きてしまうほど待ち時間が長いので有名なので、齧歯類デートはまたとない機会だと思いました。某虎が出てくるボート型アトラクションに乗ったあとに某メキシコ探検モノのアトラクションの待ち時間で伝えることに。
私「人生は冒険じゃん?」
彼「???」
私「じゃあさっきのアトラクションのブランディング戦略の話する?」
彼「また身も蓋もないことを・・・ここに何のために来ているのやら・・・デートでしょ、デート!夢の国デート!」
私「へ、何しに?決まっているじゃん、MBAに行きたいって伝えるためだよ!」
彼「!???」
私「待ち時間が長いからじっくり話せると思ってね!」
彼「なに、もう転職とか起業・・・?」
私「いや、会社は(これまでの経緯を話しながら)こんなわけで・・・2年後の2023年9月IntakeのイギリスのMBAに行きたい。ああ、1年プログラムだし、なんならクリスマスとイースターとかは一時帰国するよ」
彼「は、はえ〜、遠距離とは言っても我々にとっては今更(国際遠距離は2回経験してるので)だからね。あとはね、Twitterでよく見るよく女性が男性のスペックにMBA妻とか世の中いろんなものがあってもいいんじゃないかの。いいなぁイギリス」
というわけで、了承を得ました。あのテーマパークでMBA進学宣言をする人、後にも先にも私ぐらいしかいない…と思います。

4:まとめ:周りの了承を得られたら、MBA受験は1つ山を越えたことになる

いろいろなMBA志望界隈を見ると、周りから反対されるといったケースは少なくもないようです。最終的に了承はしてもらえたけど、説得に数か月や年単位の時間を要した方もいらっしゃるようです。
某MBA予備校によると、よくある事例として、独身女性は婚期の観点から、男女問わず大手企業に勤めていて安定している人やすでに家庭を持っている人で私費で行く、となると生活費の観点から家族から反対される会社から会社が人手不足という観点から反対されるというケースだそうです。このような周囲からの反対はMBA受験断念の理由の中で最多だそうです。
これを聞いたときに、改めてTwitterも含め周りにあっさり理解を示してくれる人が多くて運がいい方だなと思いました。まさに理解のある周りのみなさん、本当にありがとうございます。

それでは!(次回に続く)(この下に一言だけ書いてあります。MBA応援してくださる心優しい方のご購入お待ちしております!)

ある日の猫

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