認知症介護日記53 「自分のこと<祖母と家族のこと」

7月31日の15時前、僕はついに病院(内科)に行くことにした。
5分ほど車を走らせ、到着したのは祖母が月1で通っている隣の学区の病院だ。

病院に到着したのはいいが、受付で咳をはじめとする風邪の症状がある人は診察前にコロナの検査をする必要があるとのこと。車内で検査待ちをしている時に僕は2つほど心配事があった。

心配事①「もしコロナ陽性だったらどうしよう。」
もし僕がコロナに罹ったら、同じような症状がある父も陽性だろう。
もちろん祖母はデイを数日間休みになってしまう。そうなったら我が家は崩壊してしまう。

心配事②「昼食で使った食器洗うの忘れてた。」
検査だけで結構時間を要してしまった。
食器が汚れている=洗う。という感覚がない祖母が食器を見たら、きっと洗わずに元の位置に戻してしまう…

陰性の結果を受けた後に検査担当の女性から病院内に行くことを促されたが、祖母の帰宅時間が迫っていたので一度家に帰って皿洗いとメモを残したい、と伝えた。

家に着いた後、急いでやることをした後に再び病院へ戻った後、診察を受け、無事薬をもらったのだが、祖母の現状を知ってくれている病院の先生と検査中に上記のことをLINEで伝えていた親友から「おばあちゃんや家のことが心配かもしれないけど、自分のことも心配してあげて」と言われた。

正直自分でもわかっていることだが、僕の脳内での優先度は祖母&家>自分になってしまっている。残り数ヶ月の在宅介護が無事に終わるようにするためには、今自分がいい意味で自己中にならないと行けないかもしれない。




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