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「採用の解像度を上げる」ビジョンが伝わるビジュアルへのこだわり~ブランドリニューアルの裏側 第三弾~

こんにちは。広報PRの石橋です!

sonarブランドリニューアルから約1年。採用管理システムsonar ATS10周年のこのタイミングで、改めてメイキングをお届けしています。今回は第三弾!
▼第一弾

▼第二弾


ブランドリニューアルでは、新しい「sonarブランド」とビジョンを伝える場としてブランドサイトを作ることに。

『採用の解像度を上げる』ってどういうことか。具体的なイメージとともに理解して頂けるように、メインビジュアル/採用シーンごとのビジュアルを作成し、「ビジュアルにこだわったブランドサイト」を制作しました。

▼ビジュアルのこだわり2点

①「応募者にピントが合っていますか?(向き合えている?)」という問いを直感的に受け取ることができる。
「採用の解像度が低い具体的なシーン」を自分の経験に重ねて理解できる。

この第三弾では「ビジョンを直感的に伝えるための、ビジュアルの制作過程とこだわり」について公開します。

1)メインビジュアルのポイントとなった「モザイク」

私たちが伝えたかったメッセージは、これに尽きます。

「目の前の応募者に、ピントを合わせて向き合えていますか? 」

「目の前に応募者がいるのにしっかりと向き合えていない状態」を誰もが直感的に実感できて「はっと目を引く」ようなビジュアルを目指しました。

企業と応募者、双方が幸せな採用活動を実現するために、「採用の解像度を上げる」必要性を知って欲しい。「採用の解像度を上げる」とはどういうことなのか知って欲しい。そのために、言葉だけでなくビジュアルでわかりやすく伝える必要がありました。
 
このキービジュアルのイメージを提案して頂いた時に、全員一致で「わかりやすい!」と感じられたことが、ビジュアルの重要性と可能性を大きく実感した瞬間だったように思います。

元々、ビジョンの策定過程で「解像度を上げる」というコピーの補足資料として、ビジュアルイメージを簡易的につくってみたんです。「採用の解像度を上げる」というコピーが出来上がり、改めてビジュアル化する時に、「解像度」を伝えるデザインは様々な案が出ましたが、「実は最初のこの画(面接を待つ人たちの画像)がいちばんインパクトあってわかりやすいんじゃないか?」ということで、それを磨き上げていきました。コピーをデザインに落とし込む際にもどれくらいの「解像度」にするかをたくさん検証したので、一から十まで「解像度」にこだわったクリエイティブになりました。

クリエイティブディレクターTさん
「採用の解像度を上げる」のコピー検討時の補足資料。 面接を待つ人たちの画像にモザイクがかかった画像。



デザイナーSさん:「解像度」という概念をビジュアルとしてわかりやすく、インパクトをもって伝えるために、モザイクのサイズ感やランダム性などはかなり細部にこだわっています。単にモザイクをかけただけの簡易なビジュアルではなく、きちんと思想を伝えようとする意思のあるビジュアルになったのではないかと思います。

2)「あるある!」が詰まった採用シーンごとのビジュアル

「採用の解像度」という新しい言葉を多くの方に理解して頂くために、メインビジュアルの方向性が決まってからは、「採用の解像度が低いシーン」≒「採用現場あるある」を伝えるビジュアルを作りました。

より具体的に、どんなシーンで「解像度が低い」と感じるのか?企業規模や職種・業種に限らず、多くの採用担当者、経営者の方に共感いただけるようなシーンを検討していきました。

検討初めの資料。具体的に、中途採用、エンジニア面接、グループディスカッション、リモート面接にシーン分け。証明写真を用いた就活生に向けたメッセージも検討しました。

実際にお客様である採用担当者の課題を肌で感じている、社内の営業担当にもヒアリングを実施。さらにThinkingsの採用担当、プロダクトマネジメントチームへのヒアリングなど、部署を横断して多くの視点から意見をもらいました。

PRプロダクションのクリエイティブディレクターTさんとは、ビジュアルに添えるテキストコピーを10往復近く出し戻し…!

「採用あるある」はたくさん出てきましたが、誰もが直感的に「わかる!」「これ自分かも!」と感じられる表現を探ることはなかなか難しく、チューニングに多くの時間を割いてこだわりました。

Tさんからの提案コピーを社内で共有し
関係者から一つずつフィードバックをもらい意見をまとめた。

3)採用シーン別のビジュアル完成

採用シーン別のあるあるを表現した、最終的なビジュアルとコピーはこちら。

①中途採用 面接

「出身会社や学歴・専攻、経験した仕事などから、ついスキル面ばかり見てしまいがち」という中途採用あるあるから、「カルチャーフィットの見極めは、中途採用のあるある課題なのでは」という意見が。まず必要なことは『自分たちが欲しい人材の解像度を高くすること』というメッセージを伝えるべくコピーを作成しました。

②エンジニア採用 面接

多くの企業でニーズが高く「エンジニア採用」そのものが難しくなっている今、具体的なあるある課題も沢山挙げられました。そのような中で、ひとつの課題に絞らずに、「そもそもエンジニア採用自体に不安を抱える採用担当者が多いのでないか」という視点から、面接官の不安を理解する表現となりました。

③リモート面接

2021年当時、コロナ禍におけるオンライン採用が一気に増えていたタイミング。オンライン面接に慣れない企業も応募者もまだまだ多く、試行錯誤している様子が伺えたことから、このシーンを採用しました。中でも、対面との違いを感じる場面をより具体的にイメージしました。

④グループディスカッション

少しドキッとする切り口ですが、一人の担当者が複数人の応募者を見極める難しさは経験した人も多いのではという意見と、前年踏襲で同じ採用手法を漫然と繰り返していないだろうか?という課題提起の意味も込めています。

ビジュアルの撮影現場には広報石橋が立ち合いに。

スタッフでテスト撮影

役者のみなさんが「応募者役」になりきっていて、緊張感さえ伝わってきました。多くの方が「採用面接」の場を経験したことがあるからこそ、なりきって演じて頂けたのではないかと思いました。「採用」をより良くすることが多くの人と企業へ影響するということを、改めて実感する撮影現場となりました。

4)ブランドリニューアルの発表!様々な施策で展開。

2021年5月、ブランドサイト、プレスリリースを公開し、Thinkingsとして初めての大型PRを実施。新しいビジョンとともにブランドリニューアルを発表しました。

ブランドサイト

プレスリリース

同日に「採用のホンネ」と題して、採用担当者1000名へのアンケート調査を公開。

NewsPicksでThinkings代表吉田とメルカリCHRO木下達夫氏の対談を公開。

また、一連のPR企画の最後に、メインビジュアルを大きく交通広告としても展開しました。

採用担当者のみなさまだけでなく、就活生向けにもメッセージを届けたいと思い、証明写真機に合わせたビジュアルも掲出。「解像度」というキーワードが伝わる場所とビジュアルの組み合わせにもこだわりました。

渋谷駅に大きく掲出
照明写真機横など、渋谷駅、表参道を中心に計13駅に。
社長と早朝から掲出に立ち合いました。

コロナ禍で外出制限がかかる中、どれだけの方に見て頂けるだろうかという心配もありましたが、、、ビジュアルのインパクトも大きかったおかげか、SNSやメディア、そして駅で実際に多くの方に見ていただき、駅広告の反響のすごさをはじめて感じました。 

Thinkings社員も「表参道駅で見つけました!」「大手町のここの改札横で発見!」などなど、写真つきで報告してくれてとても嬉しかったです…!泣

■最後に

2022年に10周年を迎えた採用管理システムsonar ATS。改めてこのタイミングで、「sonarがステージを大きく変えた瞬間」ともいえるブランドリニューアルについて、私たちが込めた想い/こだわりをどのように形にしていったかのメイキングをお届しました。

これからもsonarは益々進化していきます。

10周年を迎えたことに、まずは私たちと関わってくださっている全ての皆様へ感謝をお伝えしたいと思います。ここまでsonarを一緒に育てて下さりありがとうございました。

そして、これからもsonarをよろしくお願いいたします。

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