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憂鬱が続く時におすすめしたい本

この記事は あざらしいっぴき Advent Calendar 2023 の11日目の記事です。

生きてれば憂鬱が続く時もあるよね。そんなとき、メンタルを壊す一歩手前に、この本の話、ちょっとだけ実践して、もう少し人生がんばるぞ!って思えた本をご紹介。

ちなみに私は万年Kindle Unlimitedユーザーなので、『読んでて嫌だと感じたらすぐ返却』という読み方をしています。メンタル系の本は作者との思考の相性があると思っていて、思考の相性が悪い人の本をがんばって読んでもしんどいだけなので、すぐ返却しちゃってます。本好きでメンタルの悩み有な人はKindle Unlimitedで乱読もおすすめです。

「誰かのため」に生きすぎない 著: 藤野智哉

書名の通り、誰かのために生きすぎてる人のための本。

生きてると、気づくと誰かのためだらけになっていく。今まで『ちゃんと』生きてきてえらい。でも、『自分のやりたいって、ちゃんと大事にしてた?』ということを見つめなおす本。

結構ワガママ放題の人生だったはずなんだけど、なんか人のためだらけになってて、その人のためが人のためにもなってないし、自分にとってもしんどいになってるっていう状態に気づかせてくれた本でした。人のために生きるつもりなんてなかったのにね。

自分が幸せになることを、心の底から受け入れられたら勝ちです。

「誰かのため」に生きすぎない 72ページ


今日は、自分を甘やかす 著: 夏生さえり

いいよね、自分を甘やかすって。

ほんとに、ほんとに些細な『自分を甘やかす48個の行動』が載っていて、あ、それすてき!明日からやろう!って思える本。何よりハードルがとっても低め。『日常の「愛おしい」を再確認する』とか、そういうレベル。それくらいなら、明日からできるね。

私がとってもすてきだな、と思ったのは『花や星の名前を一つ覚える』。自分が撮った写真をGoogle画像検索にいれると、被写体の花とか鳥の名前教えてくれるの知ってた?私は最近それで近所に咲く花の名前を憶えてる。名前を知らないと『なんか咲いてるな』で終わるけど、名前を知ってると次の季節に『今年も咲いてるな』になるんだよね。すてきだよね。

心配ごとや不安が消える 「心の整理術」を1冊にまとめてみた 著: 松原 正樹

心の整理術というよりは、思考の断捨離の本って印象です。要らない心配や要らない不安、歪んだ味方、思い込み、そういったものが心の疲弊につながるので、捨ててこ。って感じ。

禅僧の方が書いてる本で、坐禅の話もあります。坐禅自体は『ありのままを見つめる』、たったそれだけをするのですが、たったそれだけが難しい。そんな『ありのままを見つめる』をできるようにするための本です。

自分を甘やかすのも大事だし、要らんものを捨てるのも、大事だよね。

僕がうつ病の時に読みたかった本: 心理カウンセラーが教える 著: ねこ先生 イラスト: H.S.猫

心を軽くする一助になるかな、と思って手に取ったのですが、後半は心理学だったのでドンピシャでした。後半は『うつを再発させないために、まず休もう、世間体を気にするのをやめよう、環境を変えよう』ということについて、具体的にどんなことをするか、という話なのですが、これが結構、メンタルケアに大事な話が詰まってて良いです。

後半の途中に『ゲシュタルトの祈り』というドイツの精神科医の書いた詩が紹介されててこれがすごい好きです。ざっくりいうと『私はあなたの期待に応えるためにこの世に在るのではないし、あたなも私のためにこの世に在るのではない』って詩です。いいね。そうだよね。


おわり。

常識とは偏見のコレクションだとは言いますが、生きてるとどんどん『あたりまえ』という名のしがらみが増えてくんですよね。
そういう謎しがらみって自分で気づいて捨てるのって難しいし、こうして本で『それ要らなくない?』って提起されることで、『あー確かに、要らんわ!(ぽーいっ』ってするの、大事だなーって思いました。

あと最後に紹介した「僕がうつ病の時に読みたかった本」ですが、この本の中に『謎のマウント(当人にとってつらかったことを「自分はそれはつらくないと思う」と返答すること』という言葉があるのですが、この言葉が結構何度かでてきて、作者、よっぽどこの謎のマウントに苦しめられたんだろうな…と思いました。私も謎のマウントでメンタルをしんどくしたことが2回くらいありますが、言ってる本人は純粋にそう思ってるので、こっち側がはやめに離れるのがおすすめだな、と思います。

ではみなさん、良い読書ライフを!

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