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日本経済新聞「データで読む地域再生」 全国漁業の6次産業化の最新情報

日本経済新聞は、コラム「データで読む地域再生」で全国の6次産業のケーススタディを紹介。

消費者の「魚離れ」や資源減少などを背景に各地で漁業産出額の減少傾向が続く中、1次産業の漁業者が「捕ったものを売る」から「売れるものを創る」へと姿勢を転換し、活性化につなげている地域がある。2次産業の食品加工や3次産業の流通・販売までを一手に担うことから、すべての数字を掛け合わせて「6次化」といわれる取り組みの先進地を探った。

農水省が3月に発表した2019年の漁業産出額は1兆4676億円。1982年の2兆9577億円をピークに、ほぼ一貫して右肩下がりの状況が続く。ライフスタイルの変化に合わせ、食卓に魚介類が上る回数も減っており、国民1人当たりの魚介類の消費量(20年度、概算値)は23.4キログラムと、01年度比4割減の水準にまで落ち込む。

各地域の記事はこちら

北海道

北海道漁業の6次化率は全国7位、逆風下のアイデア戦略
https://note.com/theruleofoceans/n/n90289df2a82e
標津波心会のニシン加工、クジラをみる観光ツアー
マルホン小西漁業サケ・ニシン・サクラマスといった三枚おろしの刺し身の直接販売
渡島総合振興局の漬けブリ

東北

東北でも進む漁業6次化、ネット販売や環境配慮型商品
https://note.com/theruleofoceans/n/n0b1d39921047
青森県の「漁師カード」
尾駮鮮魚団の漁獲風景のライブ配信、ヒラメのオイル漬けの瓶詰め
あらはま海苔の直営店や県内スーパーといった販路拡大
マルキンの銀ザケブランド「銀王」
秋田県の「水産物コーディネーター」制度

関東

関東の漁業6次化、3県が全国平均超 直営食堂やバス輸送
https://note.com/theruleofoceans/n/n559952d546f5
大洗町漁業協同組合の直営食堂「かあちゃんの店」
飛勘水産の「さくらタコちま」
東安房漁業協同組合の高速バスの鮮魚の直送販売
三浦海業公社の産直センターなどが入る複合施設「うらり」
老舗水産卸の鮑屋の直営店

北信越

漁業の6次化、北信越では福井県1位 漁師の宿人気
https://note.com/theruleofoceans/n/neb8cdfa7f311
福井県の漁師の宿
富来漁港のブリ・サーモンの養殖
上越漁業協同組合の白身魚やエビ加工販売
ケンスイの定置網漁から卸・小売りまでの取組

伊勢湾


養殖盛んな三重 事業承継軸に漁業6次化
https://note.com/theruleofoceans/n/n887b7298364f
長久丸の水産物の加工取組
尾鷲物産の養殖参入
内浦漁業協同組合の1日400食以上を売り上げる「いけすや」
一色漁港のウナギのブランド化

関西

和歌山、漁業を観光資源に 関西で広がる価値向上の知恵
https://note.com/theruleofoceans/n/na8cd23541521
浜のうたせの競りの体験会
京都府のサワラの幼魚を使っただし
香住漁港の香住ガニ

南海地区

漁業「6次化」で価値創造 徳島、市場2割拡大
https://note.com/theruleofoceans/n/n14468abaa36c
太地町のシーカヤックでのクジラ・イルカ見学
徳島県水産研究所の未利用魚のレトルト食品加工や防災食品作りなど、付加価値を高める商品づくり
鳥羽市のレストランを併設した産直市場「鳥羽マルシェ」
くざき鰒(あわび)おべん企業組合のアカモクの健康食品
黒潮町の害魚としてのサメを利用したペットフード

中国・四国

漁業の6次化 徳島・広島・岡山が20%超え
https://note.com/theruleofoceans/n/n7be899abd559
島田水産のカキ小屋
倉敷市のタコのネット通販
大山町のアカモクの商品化・販売
漁師の食卓の華金目の塩糀まぶし

九州

福岡の道の駅、余った魚でブリ大根 素材の魅力知って
https://note.com/theruleofoceans/n/n643f3fb067bf
・下園薩男商店のイワシ丸干しのオイル漬け「旅する丸干し」
・天洋丸の郷土料理「エタリ(カタクチイワシ)の塩辛」
・道の駅むなかたでは、地元の漁業者から余った魚を「言い値」で買い取り、すぐ食べられるレトルト商品などに加工して売り場に並べている。


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