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記憶に残るメッセージには6つの原則が存在する

目安時間6分

当記事は、
ビジネスや就活で役立つコンテンツを5分程度で読めて、直ぐに実践できるをコンセプトにTHE Professional運営メンバーが執筆したものです。

はじめに

今回、誰もが必ず行うである「プレゼンテーション」について持ってきました。

プレゼンは、社内でのpitchや、グループディスカッションのアウトプットのみではなく、自己紹介や簡単な個人面談も立派なプレゼンになります。

人々の記憶に残り、思考に影響を及ぼすようなプレゼンのメッセージには6つの共通点があります。

記憶に残るメッセージの特徴は6つのポイントがある

それは、SUCCESs

Simple(単純である)
Unexpected(意外性がある)
Concrete(具体的である)
Credentialed(信憑性がある)
Emotional(感情に働き掛ける)
Story(ストーリー性がある)

①Simple(単純である)

人間の記憶の容量はそれほど大きくはありません。意外と忘れっぽいのです。あれ、さっきの打ち合わせで何話したっけ?ってなりますよね。

しかし、人間は重要場面と最終場面は殆ど記憶に残ります。

「ピークエンドの法則」というものを聞いたことあるでしょうか?

人の記憶は経験を細かいエピソードではなく、ピーク(絶頂期)とエンド(最終局面)でどのような印象を持ったかで、よい経験だったか、あるいは悪い経験だったかを判断しています。

ピークエンドの法則は、口説きたい女性に対してのデートや、絶対に受注したい営業先に良く使ったりしますね。

人間の脳はキャパシティが限られている為、無駄を成るべく少なくし、単純明快であることが求められます。


②Unexpected(意外性がある)

特に、外資コンサル1年目にありがちなことですが、上司にプレゼンする際に、「うん、わかってるよ、そんなこと」って言われます(笑)

人間は当たり前のことを述べられても、記憶に残りません。その話は、他で同じようなこと何回も聞いているから。

周りが語れない意外性を日常や体験から見つけメモを残して、友人などにアウトプットしてみてください。


③Concrete(具体的である)

抽象的な物事だけでは、人間はなかなか惹かれません。

抽象的な概念を1つ盛り込んだ後に、自身が経験した具体的なエピソードや今まで積んできた知見を共有する等をしてみてはいかがでしょうか。

たまに、友人にいたりしますよね。自身の体験をハリウッド映画並みに面白くする輩。

また、面接では必ず「具体的には??」と聞かれるはずです。

そこには、自分だから語れる物事を入れながら、具体的なエピソードを作ってみてください。


④Credentialed(信憑性がある)

やはり世の中では、実績や実力を必ずと言ってよいほど見られます。

就活では、長期インターン経験者は就活有利と言われる理由もそうですね。

自分の行ってきたこと、そこから何を学んだのか、そしてどう成長したのか、やはりここを語れるのは経験者のみですし、信憑性も高くなります。

また、定性と定量を設けることにより、更に信頼性が高まるとされています。

⑤Emotional(感情に働き掛ける)

営業の経験がある方や新規事業のpitchの経験をしたことある方は分かると思いますが、人間は合理だけでは動きません。

人間の感情というものは凄まじいものです。

世の中で使われて使われている、サービス(アプリやメディア等)は、人間が言語化できない(ロジックで説明できない)感情をユーザーエクスペリエンスに反映させ、継続的に使ってもらう仕組みを構築しています。

合理的には理解できるが、感情的にはNGというのはよくある話です。

如何に相手の感情を理解し、そこに訴えかけるかが勝負のカギとなります。


⑥Story(ストーリー性がある)

人間はランダムに並べられた項目を記憶するのは苦手です。

ストーリーは、筋道があるので記憶しやすいですし、思い出しやすくもなります。

また、感情に訴えかけることも可能で、聞き手の想像力を掻き立てられることにも繋がります。

受注率の高い営業マンは、自身の日常から学んだことを話し、そこから徐々に提案する内容に寄せていき、相手を魅了します。


まとめ

いかがでしたでしょうか。人間は感覚的にこの6つの原則を直感的にあるかないかを判断し、記憶に残すかどうかのアルゴリズムが組まれています。

なんで私は高学歴なのに、エントリーシートや職務経歴書は審査通過しないのか?

それは、6つの原則が足りていなく、読み手の記憶に残らないと判断されたから。

また、面接や事業の提案で聞かれることはある程度は想定できます。

それに対しても、しっかりと6つの原則を意識して、準備してみてください。

この記事はビジネスの基礎力を身に着ける、外コン/外銀/ベンチャー/企業を目指す若者向けのコミュニティ、The Professional運営が書いたものです。
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執筆担当 内山
THE Professional Founder 兼 講師
キャリア&スキルアドバイザーとして、多くの外資コンサル/投資銀行/ベンチャー企業への内定者を輩出。個人投資家兼実業家。複数社のベンチャー企業のValuation向上に貢献。趣味は、温泉/読書/ドライブ/建築インテリア