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コーヒーにまつわる本 Vol.01

コーヒーにまつわる本なら何でも読んでみようじゃないか!と思い立ったので、コーヒーにまつわる本紹介もはじめます。とにかく手当たり次第、新書、古本、ムック本(magazineとbookの造語とは知らなかった!)、雑誌、小説問わずにコーヒーに関する書籍を手当たり次第読み漁り、自分にとって都合の良い(笑)情報を備忘録的にここに記したいと思います。

土方 幸子(2008)「自宅でコーヒー」マイコミジャーナルブックス.

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<読了後の雑感>
現在の状況はわからないけれど、日本国内のコーヒーノキ栽培状況を少しだけ知ることができてよかった。いつか栽培にも手をつけてみたいのです。コーヒーノキを栽培している地帯(コーヒーベルト)が、北緯25度の北回帰線と南緯25度の南回帰線の間というのは知らなかった。いつか時間があるときにグラフィックでこのコーヒーベルトをまとめたいなぁ。気になった箇所は太字にしてあります。

<コーヒーの品種>
・コーヒーノキはアカネ科
・三大原種→1.アラビカ種2.ロブスタ種(カネフォラ種)3.リベリカ種
 ※リベリカ種は生産性、耐病性の低さで敬遠されている。アラビカ種とロブスタ種ではアラビカ種の方が多く飲まれている。ロブスタ種は工業用として使われる。
・アラビカ種の中には、ブルボンやティピカなどが含まれる。現在では新しい品種のカツーラが登場。
・アラビカ種は高地栽培が基本。日光に弱くシェードツリーと呼ばれる日よけの木と一緒に植えられる。コロンビアではバナナの木がシェードツリー。

<コーヒー豆の収穫>コーヒーの木は3年ほどで花が咲き、実が収穫できる。
1.実は赤く熟したところで、機械か手で摘み取る。手で摘み取る場合は、豆の成熟度を見て数回に分けて収穫。
2.果肉等を取り除く。
3.生豆の状態では約70%が水分。天日干しや乾燥機などで乾燥させて、約12~13%まで水分を減らす。
・乾燥方法は2種類
 →サンドライ(果肉付きのまま天日干し。果肉を取り除くナチュラルタイプ)
 →ウォッシュドタイプ(水洗いして果肉等を取り除いてから干すタイプ)
・ウォッシュドタイプが新方式。生豆を水に浸けて比重の低い未熟豆を取り除く。
4.干した後は、選別機やハンドピックで異物や欠点豆を取り除く。
5.等級づけをして袋詰めにする。

<コーヒーの品質>
ブラジル→欠点から減点方式を採用。
アメリカ→香りや味のインパクト、後味など10項目で採点する加点式。80点以上の物がスペシャルティコーヒー。このスペシャルティコーヒーは世界中で好評。生産国にもその考えが伝わる。

<<コーヒーの産地>>
北緯25度の北回帰線と南緯25度の南回帰線の間の通称コーヒーベルトに産地が集中。
・生産国は約60カ国。

<中南米の産地>
ブラジル→世界一のコーヒー豆生産量。ボディーが強くブレンドでよく使われる。
コロンビア→コーヒー先進国。甘い香りで酸が強く、すっきりした味わい。
グアテマラ・パナマ→バランスが良い。
エルサルバドル→高級品種ブルボンを多く栽培。
ジャマイカ→ブルーマウンテンの産地。ソフトな口当たりと甘い香り。

<アフリカの産地>
エチオピア→コーヒー発祥の地と言われている。柑橘系のフルーティーで甘い香りが特徴。
タンザニア→キリマンジャロで有名。きれいな酸味の後にボディーを感じる。ジャスミンのような花の香りもある。

<アジアの産地>
インドネシア→マンデリンで有名。歴史ある伝統の産地。

<その他>
ハワイ→高級品種のブルボンが多く育てられている。手摘みで丁寧に収穫されるものが多い。ハワイ島コナ地区で栽培されるコナコーヒーで有名。

<スターバックスの豆>
・スタバの豆は標高900m以上の高地栽培のアラビカ種のものを使用。
・コロンビア ナリーニョ スプレモ→僕が焙煎したことのある豆。
・アラビアン モカ サラニ→世界中のバイヤーから注文される豆。
・カフェベロナ→ユーコンブレンド(インドネシア産+ラテンアメリカ産)8割+イタリアンロースト2割のブレンド。
・ラテンアメリカ産の豆とインドネシア産の豆とのブレンドが多い。

<珈琲サイフォン株式会社の豆>
・ブラジル→契約農園のバンタノ農園ブルボン種の豆を使用。

<サザ コーヒーの豆>
・サザ・モカ→コーヒーの貴婦人と呼ばれる最高級産地ハラーの豆を使用。
・ブラジルメラード→メラード(蜜漬け)と呼ばれるブラジル産豆を使用。

<<日本のコーヒー>>
<沖縄のコーヒー>
・有限会社 名護珈琲→無農薬栽培。沖縄には害虫がいない。コーヒー豆を食べる野鳥もいない。アラビカ種のニューワールドを使用。コーヒー豆の栽培には寒暖の差が15度ある場所を選んでいる。

<東京のコーヒー>
笹本農園→小笠原諸島でコーヒーマメノキを栽培。コロンビア系のアラビカ種を植えている。

<長崎のコーヒー>
長崎スコーコーヒーパーク→オーナーの中島産が昭和43年にコーヒーショップを開店。昭和49年にアラビカ種の苗を4坪の温室で栽培開始。現在では約300坪の温室にまで拡大。

<ペーパードリップで美味しくコーヒーを淹れるこつ>
・2杯分のコーヒーを抽出したら円錐フィルター内が満タンのままドリッパーから外す→白い泡(アク)がコーヒーに混ざらないようにするため。

<コーヒーに合うスイーツ>
・アマレッティーヌ
・バナナショコラムース
・モカ&シナモンのマーブルケーキ

<アレンジコーヒー>
・ヘーゼルナッツフレーバーのカプチーノ
・スパイスコーヒー
・フィレンツェ
・アイスカフェラテ
・アイスエスプレッソ
・アッフォガード
・サイゴンラテ
・タイアイスコーヒー
深煎り豆のアレンジコーヒー→焙煎が強い豆の旨味を出しつつ、苦味を抑えるために70度と低めの温度で淹れて、再加熱する
・カフェ・コンレテ→イブリックという道具を使用
・カフェ・オレ
・アイスコーヒー

<紹介されているコーヒー教室>
・UCCコーヒーアカデミー
・スターバックスコーヒー コーヒーセミナー

<紹介されているカフェ>
・カフェ アパショナート(新丸の内)
・カフェ オーディネール(下北)
・花仙堂(吉祥寺)
・カフェ トラビアータ(板橋)
・ボウルズカフェ(新宿)
・カフェ モイ(吉祥寺)
・山の上ホテル コーヒーパーラーヒルトップ(神保町)
・八百コーヒー店(千石)
・平岡珈琲店(大阪 本町)
・セントラルバンコ(大阪 四つ橋)
・カフェ ネスト(大阪 谷町)

<紹介されているコーヒーのプロ>
・ヴァアラ珈琲 竹元俊一さん
・金沢学院大学院 教授 廣瀬幸雄さん
・UCC上島珈琲 竹本彰太さん

<取材に協力したお店>
・サザコーヒー
・リールズ
・マキネスティ
・ル・カフェ・マミィ
・日本サエコ株式会社
・スターバックス コーヒー
・珈琲サイフォン株式会社

<疑問点>
・カネフォラ種とは何なのか
・リベリカ種は現在どのように取り扱われているのか
・ロブスタ種が使われる工業用とは具体的に何なのか

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