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さかのぼると戦争がある――親子間ハラスメントの世代間連鎖

以前、お世話になった心理カウンセラーが、まさに我が意を得たりと思う論をおっしゃっていました。

「親から子供へ行われる家庭内ハラスメントの世代間(親子間)連鎖をさかのぼっていくと、そこには戦争がある」

なぜ我が意を得たりと思ったのか。ここで私の体験をシェアしたいと思います。

■母親からのハラスメント、その要因をさかのぼると

私はどうやら母親からセクシュアル・ハラスメントを受けていたようでした。過去記事の下記の2つをご覧ください。

母親は今から思えばかなり精神的に不安定な人物で、自分の感情の揺れ動きをそのまんま息子である私に押しつけていました。父親は不安定な母親から逃げるように仕事と趣味に逃げ、パートナーからの支えのなくなった母親は、息子である私に、(彼女の)夫役、恋人役、保護者役などあらゆる役割を押しつけて生きていました。いわゆる「母子カプセル」という状態です。

おぼろげな記憶ですが、母親の父、つまり私の祖父(20年ほど前に亡くなりました)は、豪快かつ優しいおじいちゃんだったと記憶していますが――時折、猛烈なかんしゃくを起こし、妻である祖母の髪の毛を掴んで暴力を振るったりしていました。大昔の「日本の夫婦あるある」なのかもしれませんが、そうした暴力的な姿に、娘である母親は明に暗にと影響を受けていたと考えたほうがよいでしょう。

私の母親の心の中にため込まれたネガティブな感情が行き場を失っていたとすれば、ネガティブ感情の明け渡し先――つまり「ゴミ箱役」を、息子である私に求めたのは必然です。

■日中戦争の最前線にいた祖父のキレ具合

話を祖父に戻すと、彼は大学を出た後に日中戦争に従軍していたようでした。祖父は孫である私に「斥候部隊が云々」と面白おかしく話してくれていて私は無邪気に喜んでいましたが、もしかしたら彼は、恐怖の記憶のやり場を求めていたのかもしれません。

彼は足に銃弾を受け、戦えなくなって内地(日本)に戻ってきたそうです。おそらくですが、20代で戦争の最前線に出て、命を奪う・奪われるという過酷な経験をしてきた彼は、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を抱えていたのではないでしょうか。

戦後かなりの時が経過してから、私の祖父は昭和天皇から勲章を受けています。当時まだ子供だった私には「へえ、おじいちゃんはすごいんだ」くらいの認識でしたが、その受勲がどれほど祖父の心を癒やせたかは、分かりません。

祖父はよく冗談めいた口調で「天ちゃん、天ちゃん」と言っていた記憶がおぼろげにあります。推察するに彼の中では、「国のために尽くしたのに」という悔しいような、悲しいような、そういった表現しがたいネガティブな感情があったのではないかと思います。

話を戻しますと、私が母親から受けていたセクシュアル・ハラスメントは、さかのぼると祖父のPTSDにより母親が受けていた影響が大きいと推察できます。

そこからさらにさかのぼると、祖父が従軍していた戦争が存在する、というわけです。

■自分と世界はつながっていることを真に実感

私は小中学校の頃から断続的に、学校でいじめやカツアゲ(不当な金銭の奪取被害)に遭ってきました。さらに言えばなぜかクラスの担任教諭から「このオッサンが」とか「お前のお母ちゃんはおかしい」などとクラス全員の前で罵られたり、馬鹿にされたりすることがありました。今から思えばかなりの不当な扱いです。

ひるがえって心理的な力学から考えると、そのような不当な扱いを受ける根本原因は、私自身の自己価値の低さにあると考えられます(私が周囲の人々に対して「不当に扱ってもいい」という許可を出しているためです)。さらにさかのぼれば、その自己価値の低さは、母親から継続的に受け続けてきたセクシュアル・ハラスメントにあったようです。

私が小さい頃から母親から受けてきた「嫌なあれ(それ以前は自覚していなかったので呼称の付けようがなかったのです)」がセクシュアル・ハラスメントだったと自覚し得たのは、私が40代も半ばに入ってからのことでした。

この自覚し得たこの時、それよりも前に心理カウンセラーの方から聞いていた「ハラスメントの世代間連鎖をさかのぼると戦争がある」という論が見事に自分の中で合致したのでした。

もちろん、だからといって私が受けてきた母親のハラスメントが許されるわけではないでしょう(状況を選択できない子供に対する明白な人権侵害です)。ですが、自分を苦しめてきた家族内でのハラスメントがいったいどこから来ているのか、その大きな構造を見渡しておかないと、私たちが真に解決すべき問題を特定することはできないはずです。

自分という個人と世界はつながっている、あらためてそう思います。私たちは本当に平和な世界を作らなければいけません。

以上、雑ぱくですが、メモがてら記します。どなたかのお役に立てましたら幸いです。

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