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【実習記録のポイント】わたしの一番かわいいところに気づいている?

こんにちは、たかなしです。

今回は、前回のこの記事の続編で、実習記録の作成に役立つポイントについてお話しします。


さて、最近、私の娘がよく口ずさんでいる歌が「わたしの一番かわいいところ」です。


THE アイドル 輝きすぎておじさんにはまぶしいです。(ファンになりそう)

この歌の歌詞がとても素敵で、子どもの姿を捉えるための視点と歌詞の内容がマッチしていることに気付いてしまいました。

生まれて30秒で最初に聞いた言葉

「生まれて30秒で最初に聞いた言葉は当たり前にそりゃ覚えてないけど、うれしかったはず」という歌詞があります。

確かに、生まれた瞬間の記憶はほとんどの人がないと思いますが、大切な命が生まれたその瞬間、世の中の父母はなんと言うのでしょうか。

具体的な言葉は十人十色でしょうが、赤ちゃんもきっと喜んでいたはずです。

子どもの姿を捉えるということは、まず子どもを愛することから始まります。

これはとても抽象的ですが、愛することがすべての始まりです。


私が保育士として働き始めた頃、初めてのクラスで担当した子どもたちの中に、一人特に印象に残っている子がいました。

その子は、周りの大人や子どもたちともうまくコミュニケーションが取れず、泣いてばかりいました。

ある日、ふとした瞬間にその子が笑顔を見せてくれたとき、その瞬間を実習記録に残しました。

そのとき感じたのは、子どもの笑顔の大切さ、そしてその笑顔を引き出すために保育者として何ができるかを考えることの重要性でした。

一番かわいいところに気づく

「わたしの一番、かわいいところに気付いてる?そんな君が一番すごいすごいよすごすぎる!」という歌詞もあります。

一番かわいいところに限らず、一番〇〇なところを探すことが、子どもの姿を捉える一つの方法です。

得意なところ、苦手なところ、面白いところを見つけ、それを記録に記すときには、その状況や表情、言動などを補足して文章にするのです。

私が実習生だった頃、ある男の子がブロック遊びに夢中になっている姿を観察しました。

彼は一つの作品を完成させるまで集中力を切らさず、何度も試行錯誤を繰り返していました。

その姿を見て、彼の集中力と忍耐強さに気づき、その日の実習記録に詳細に記述しました。

記録を書く際には、彼がブロックを組み立てる際に見せた真剣な表情や、うまくいかないときに少し悔しそうな顔をしながらも再挑戦する姿を具体的に描きました。

このように、子どもの一番〇〇なところを見つけ出し、記録することは、保育士としての観察力を養う大切なトレーニングです。

わたしもそれに気づいた!

「そして君が知っているわたしが一番かわいいのわたしもそれに気づいた!」という歌詞からは、子どもたちのかわいいところを探すのが意外と難しいことがわかります。

実習記録のネタ探しをしながらの実習になってしまう方もいるかもしれません。

その気持ち、とても分かります。

実習記録をつけるのは難しいことですが、これは一種のトレーニングです。

一番かわいいところを探すためには、気持ちの余裕やその子との関係性などが複雑に絡み合います。

私の経験では、ある女の子が初めてコマ回しができた瞬間を記録に残したことがあります。

その子は,自由遊びの時間、コマ回しをしていたとき、うまく回らないながらも連日取り組んでいました。

繰り返し取り組む中で、浮かない表情、悔しい表情になりながらもあきらめずに取り組んでいました。

そして繰り返しコマを回す中で、ついてに回すことができたのです。

その瞬間の彼女の表情は、一瞬にして明るくなり、自信に満ちた笑顔を見せてくれました。

このエピソードを実習記録に書き残すことで、その子の成長の瞬間を見逃さず、さらにその子の自信を引き出すことができたことを実感しました。

よく見て、よく関わって

「わたしの一番、かわいいところをよく見てる。そんな君がほんとうに超ラッキーな人すぎる!」という歌詞は、子どもたちとよく関わり、考えながら関わることの大切さを教えてくれます。

かわいい瞬間、かっこいい瞬間、頑張った瞬間、成長した瞬間、子どもたちのいろんな瞬間と出会えることは、本当にラッキーなことです。

大変なことが多い仕事で、実習生も本当に大変だと思います。

短い期間でその環境に合った保育を考え、保育士と共有し、最後には成績がつく。

その大変な中でも、みなさんが子どもの一番かわいい(その他〇〇な)ところと出会えることを心から願っています。

私が実習をしていた頃、一度だけ本当に落ち込んでしまったことがありました。

どんなに頑張っても、子どもたちとの関わりがうまくいかず、自分の実力不足を感じてしまったのです。

しかし、そのときある先輩保育士が「子どもたちの笑顔を見逃さないことが大切だよ」と言ってくれました。

それからは、子どもたちの小さな笑顔や、頑張っている姿を見逃さず、それを実習記録に細かく書き残すようにしました。


最後に

実習記録を書くことは、決して簡単なことではありません。

しかし、その苦労が後々の自分自身の成長に繋がることを信じて、取り組んでください。

保育士として現場に立つとき、この経験が必ず役に立つことでしょう。

皆さんの実習が充実したものとなるよう、心から応援しています。

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