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【音楽の力】ギターで彩る園生活

このnoteは、保育士や幼児教育に携わる方、音楽を使った保育に興味がある方、そして日常生活の中で子どもたちと音楽を楽しみたいと考えている親御さんに向けて書かれています。特に、音楽を通じて子どもたちの感性や創造性を育みたいと思っている方々に読んでいただければ嬉しいです。

保育における音楽の力:ギターと共に過ごす園生活

ギターで広がる音楽の世界

私は元保育士であり、現在は保育者養成の教員として活動しています。保育士として働いていた時代、私はギターを使って子どもたちと音楽を楽しむことに情熱を注いでいました。大学2年生の時にギターを始め、その後ウクレレも始めました。これらの楽器のおかげで、子どもたちと一緒に音楽の世界を広げていくことができたと思っています。

天気の良い日にはよく園庭にギターを持って出かけました。子どもたちは目を輝かせながら私の周りに集まってくれ、季節の歌や流行りの歌を歌い始めると、自然と子どもたちも一緒に歌い出しました。リズムに合わせて体を揺らし、思い思いに踊り始める姿は、本当に微笑ましいものでした。

また、散歩の途中でもギターを持っていくことがありました。公園のベンチに座ってギターを弾き始めると、子どもたちはやっぱり自然と集まり、周囲の風景を楽しみながら歌うひとときは、まるで小さなコンサートのようでした。音楽を通じて子どもたちと一体感を感じる瞬間は、保育士としての醍醐味でもありました。

音楽を楽しむ心:私の願い

私が音楽を通じて子どもたちに伝えたかったのは、「音を楽しむ」ことです。歌詞や音程、リズムといった要素は確かに素晴らしい音楽を作り上げるために重要です。しかし、それ以上に私は子どもたちに、何も考えずに純粋に音楽を楽しんでほしいと願っていました。例えば、盆踊りのように、歌詞の意味よりもその場の楽しさや一体感を味わってほしいのです。

園生活の中で、子どもたちはギターに興味を持ち、廃材を使ってオリジナルのギターを作り始めました。ダンボールやゴムを使って自分たちで作り上げたギターを持ち寄り、発表会で披露した時の彼らの誇らしげな表情は忘れられません。自分たちの手で作り上げた楽器で演奏する楽しさや達成感を味わい、子どもたちの創造力が育まれる瞬間を見守ることができました。

ギターの特徴と魅力

ギターは手軽に持ち運べる楽器であり、どこでも演奏できるのが魅力の一つです。また、コードを覚えることで簡単に伴奏ができ、歌や踊りと合わせて楽しむことができます。保育現場でも、子どもたちと一緒に音楽を楽しむためのツールとして非常に役立ちました。

一方、保育現場でもっともメジャーな楽器とも言える「ピアノ」は、その豊かな音色と広い音域で素晴らしい楽器です。ピアノの魅力はその音の深さと表現力にありますが、持ち運びが難しいため、特定の場所でしか演奏できないというデメリットがあります。それに対して、ギターは持ち運びが容易で、どこでも演奏できるという点で保育現場において非常に便利です。

さらに、私は大学2年生の時にギターを始め、その後ウクレレを始めました。ウクレレはギターよりも小型で軽量であり、子どもたちにも扱いやすい楽器です。そのため、子どもたちが自分で演奏を楽しむことができ、音楽への興味を深めるきっかけとなりました。ウクレレの明るい音色は、子どもたちの心を和ませる効果もありました。

得意なことを活かして保育を楽しむ

保育士としての経験から、私は得意なことや好きなことを活かして保育を楽しむことの大切さを強く感じています。あなたが得意なことや好きなことを子どもたちと共有するだけで、彼らの生活はより刺激的で素晴らしいものになります。音楽が好きなら楽器を演奏してみたり、絵を描くのが得意なら一緒にアートプロジェクトを楽しんだりと、あなたの特技や趣味を活かすことで、子どもたちの世界は広がり、彼らの創造力や感性が育まれます。

子どもたちとの音楽のエピソード

散歩の途中や園庭でギターを持ち、即興で歌を作ったり、子どもたちのリクエストに応じて演奏したりすることがありました。子どもたちは私のギターに合わせて自由に踊り、時には一緒に歌ってくれました。音楽を通じて自然と一体感が生まれ、その場の雰囲気が一気に楽しくなる瞬間を何度も経験しました。

またある日、子どもたちが廃材を使ってギターを作りたいと言い出しました。ダンボールやゴムを使って自分たちのオリジナルギターを作る作業は、子どもたちの創造力を刺激しました。発表会でそのギターを使って演奏することになり、子どもたちは一生懸命練習しました。発表会当日、ステージに立って自分たちで作ったギターを演奏する姿は、本当に感動的でした。

音楽を通じて育むもの

感性と創造力

音楽を通じて子どもたちは感性や創造力を育むことができます。ギターやウクレレを通じて音楽を楽しむことで、子どもたちは新しい発見や喜びを感じ、自分自身の表現力を高めることができます。また、自分で楽器を作り、演奏する経験は、自信や達成感を与え、自己肯定感を育むのに役立ちます。

音楽の喜びを共有する

私は音楽を通じて子どもたちと喜びを共有することの大切さを感じています。音楽は言葉を超えて人々をつなげる力があり、共に歌い、踊ることで心の交流が深まります。保育の現場で音楽を取り入れることで、子どもたちとの絆がより強固になり、楽しい思い出を作り上げることができるのです。

終わりに

音楽を通じて子どもたちと過ごす時間は、保育士としての私にとってかけがえのないものでした。ギターやウクレレといった楽器を使い、子どもたちと一緒に音楽を楽しむことで、彼らの感性や創造力を育むことができました。何よりも、音楽を通じて感じる純粋な喜びを共有することで、子どもたちの心に豊かな思い出を刻むことができました。

これからも音楽を通じて子どもたちの未来を彩ることができるよう、日々の保育に取り組んでいきたいと思います。音楽の力を信じて、子どもたちと共に奏でる未来に向けて、一歩一歩進んでいきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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