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【途中で考えを諦める人向け】無理なく最後まで考え抜く力を身につける方法



ビジネスを考える際に、収益を最初に考えるのではなく、その代わりに考えるべきです。通常の企業では、ビジネスを立ち上げる際に「収益はどれくらい出るか」「どこから利益を上げるか」ということが非常に重要視されますが、収益志向でサービスを考えると、アイデアの幅が狭まってしまいます。逆に、「儲からなさそうでも需要があるもの」の方が、ビジネスのコンセプトとして強くなります。収益が見込まれない事業ほど競争相手が少なく、市場を開拓しやすいメリットもあります。

もちろん、会社を運営するためには利益を得る方法を考える必要がありますが、ビジネスの優先事項を「お金」にすると、本当に価値のあるサービスを提供することは難しいです。重要なのは、「本当に必要で意味のあるビジネスか」と「自身の解決したい問題か」という2つの要素を満たすビジネスを見つけ、小規模でも始めてみて反応を評価し、その後どのように収益を上げるかを考えることです。

新しいビジネスを始める際の最も重要なポイントは、「ふるさと納税」という制度が2008年に誕生しました。2012年に起業した際、この制度はあまり知られていませんでしたが、自治体、地域の企業や生産者、納税者にとって非常に有益な制度であることがわかりました。この制度を多くの人々に利用してもらうことで、地域経済にお金が流れ込むと考え、広める取り組みを行うことが重要でした。最初は収益がほとんど上がりませんでしたが、「ふるさとチョイス」を開始してから自治体や事業者からの喜びの声が届き、自信を持ってこのビジネスが必要とされるものだと感じました。

新しいビジネスを考える際に大切なことは、「考え抜く」ことです。そのためには、異なる視点で自問自答を繰り返すことがポイントです。自分のアイデアを疑問視し、深く掘り下げて整理し、再び疑問を投げかけるサイクルを繰り返すことが重要です。新しいビジネスを考える際に、次の3つのステップを踏むことが有効です。

1. アイデアを拡げる:ブレインストーミングを行いながら、アイデアをマインドマップに書き出す。
2. 全体を俯瞰する:全体像を把握し、異なる視点でキーワードを結びつけたり展開したりする。
3. アイデアを検証する:絞り込んだアイデアを「5W1H」で詳細に検証する。

重要なのは、細かい部分にこだわるのではなく、全体像を見てビジネスの価値を判断する能力です。

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