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お店のストレス【借金編】

「何がストレスでしたか?」

東京にいた頃によく来てくれていて、今は青森が拠点の加藤さんがいらっしゃいました。


僕がしょっちゅうお店をやる事のストレスを書くのと、これからお店を始められるという事で、冒頭の質問を受けまして。

少しお話をしたのですが、話の途中でお客さんが来てしまったので、ここに書こうと思います。

もしかしたら昔書いている可能性があるのと、だいぶ記憶が薄れているので当時の気持ちを完璧に再現とはいきませんが、そのへんはご容赦ください。

まず、ストレスの中身は変わっていくという話をしました。

【借金】

【準備】

【軌道】

【継続】

【終末】

こんな感じ。

【借金】

お金を借りる事を借金と言います。

(書くまでもない事)

ほとんどの人は『日本政策金融公庫 aka 公庫』という所からお金を借ります。

信用が無いので銀行は相手にしてくれず、他にあるとしたら『信用保証協会』か。

まあ僕の場合は公庫でした。

というか、ここに辿り着くのも簡単ではなく。

何もコネが無く、独立した先輩もいなかったので、どこでお金を借りたらいいかも分からなかったのです。

インターネットはあったものの、PVを稼ぐ為のアフィリエイトサイトや、手数料狙いの融資支援の専門家などもいて、読みにくいし分かりづらい。

特に僕みたいな疑り深い性格の持ち主は、 そこに書いてある事も信用出来ず。

お金を借りる場所を探すだけも結構なストレスだった気がします。

さて、公庫。

お金というものは、「貸してくれ」と言った所で、無条件で借りられる訳がなく。

調べると『借入申込書』『事業計画書』『月別収支計画書』ばど、様々な書類の提出が必要な事が分かります。

でも、書き方とか分からんやん。

という事で、公庫という場所は無料相談を行っているので、相談に行きました。

ここで書類の書き方などを教わるのですが、「借入の金額の根拠となる書類が必要だよ」と言われまして。

エスプレッソマシンなら見積書。

内装代も見積書。

あれもこれも見積書。

という事で、あらゆる所に出向いては見積書をもらったり、ネットで発行してもらいます。

これもなかなかのストレス。

うわーってなる。

業者が多いし、すぐにくれない所もあるし、金額がどれも高いし。

えっと、、全部で数百万?

と、現実を突きつけられるのです。

物件を借りるのに百万。

中身を作るのに数百万。

僕が売るのは500円のカフェラテ。

えっ、本当にお店をやるの?

数百万の借金をしてまで?

借金のストレスは、あらゆる手間と現実を突きつけられる事です。

いや、他にもあるな。

見積もりをもらうけどこれが正しいのかとか。

あっちの業者の方が安いんじゃないかとか。

ぼったくられてないかとか。

手間と現実と不安。

これがずーっと襲ってくるのが、お店を始める前の借金の段階です。

どうよ、やりたくなくなったでしょ。

でも、やるしかなかったんです。

なぜなら、仕事をやめていたから。

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