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店主の考え

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2020年3月の記事一覧

考える順番と、それを超える事。

昨日書いたような、独立するのを躊躇してしまうような事を知っててよく独立しましたね。 と言われたので、確かになーと自分でも思いました。 僕は何事においても勢いでする事はほとんどありません。 考えてから動くタイプだとは思ってるけど、だとしたらお店をやってないな。 と思ったので、自分の思考の整理の為に何をどの順番で考えてるか書こうと思います。 なので、今日書くことは自分の為なので、そんなん興味ないわ!って人は読み飛ばしてください。 僕の考える順番を書こうかと。お店をだし

独立しない方が幸せな人もいるよって話

飲食をやってる人で独立をゴール(目標)だと考えてる人は多いと思う。 自分の好きなメニューを、好きな材料を使って、好きなレシピで作り、自由に接客できる。 まあ憧れますよね。 うるさい上司もいないし楽しそう。 でも、自分で選び自分で決める。自由だが残酷とも言える。 と歌っているアーティストもいるように、残酷でもあるんですよ。 上手くいってない時は特に。 全てが自分の責任なので。 お客様からのネガティブなコメントも自分の責任。 お客さん少なかったら自分の責任。

独立する事と幸福度について

     東洋経済ONLINEにこんな記事がありました。 外国に比べて休みの取り方の違いとか、ボランティアの参加率による幸福度の違いなど色々と書いています。 まあ、ここで僕が『幸福とは』みたいなちょっと宗教の匂いがする事を書くのではなく、この記事にあった一文には納得したので紹介しようかと。 「生活を自分で管理できる機会が与えられて初めて、人は幸せを感じることができる」 これは納得感がありました。 自分のお店を持ってから実感したのですが、自分で何でも決められるだけでス

隠すぐらいなら一緒にやらない方がいいと思う

最近ネットを賑わした事で、誰が関わってるかとか、背景にどんな会社がいるのかを気にする人が多いのかなと思ったので、ちょっと書こうかと。 まあ僕も背景とか気にしますし調べる事も多いので。 特に飲食店は。 実はあの会社がコーヒー屋を運営してたとか、あの飲食店の運営はあの会社だったとか。 急に店舗数が増えたり、一等地にばかり出店している所はその傾向があるかな。 僕が何でその情報を調べるのかと言うと、 ・どの業界が飲食店経営に興味があるのか知りたいから。 ・どれぐらいのポ

僕の働いていた環境について。そこで学んだこと。

本日は僕の働いていた環境について書こうかと。 と言うのも、昨日、一昨日と書いたこんな場所で働くといいと思いますよってのが、僕が働いていたチェーン店には当てはまらず、 でも、あそこで学んだ事が今の僕を築いているので、その時学んだ事を書こうと思います。 18歳〜26歳まで大手のチェーン店で働いてたんですが、とりあえず今日は大学生の時の話。 僕のいたお店は物凄い繁忙店で(世界有数の売上を誇る)、まあそんな事は露知らず時給が高いという理由で選んだので最初は後悔しかありませんで

差別化は難しいという話

昨日の投稿の最後に書いた、 「今はドリンクだけじゃ差別化は厳しいかなー。簡単にパクられちゃうので。」 これについて。 そもそもコーヒー屋って差別化が難しいんです。 まあ飲食全体に言えるかもしんないけど。 まず見た目ね。 どのお店もドリップは黒い液体だし、ラテは茶色い液体だし。 そこでペーパーカップで個性を出すんだけど、これはそのうち飽きられる。 じゃあ可愛いボトルドリンクで作るか。 となっても、そのうち他のお店にパクられるし。 じゃあ変わったドリンクで個性

モデルとなったお店はない

モデルとなったお店ってあるんですか? 先日お客さんに聞かれて考えてみて自分でもビックリしたんですが、お手本としたお店はないんです。 ただ、他のお店がやってる事はやらないようにしようとしたのは覚えてます。 浅煎りだったり、スペシャリティだったり、ハンドドリップだったり、エアロプレスだったり。 オープンした頃はコーヒースタンドブームだったので、ほとんどのお店がこれらをやってた気がします。 そしてほとんどの人が有名店出身だったり、自家焙煎をしていたりと、それらを提供するの

昨日の例え話について考えてみた。

昨日の例え話に出てきた大きな岩とはなんだろうという問いに対して、今の僕は間違いなく店と答える。 THE LATTE TOKYOが一番大事な物になる。 THE LATTE TOKYOは仕事でもあるし、趣味でもあるし、出会いの場でもある。 オープンした時よりも、THE LATTE TOKYOは僕の大事な部分を占める割合が大きくなっています。 オープン当初は不定休って事にしといて適当に休めばいいかと思っていたのが、今じゃ身内の結婚式ですら欠席出来ないか交渉してるぐらいお店を

有名らしい例え話が秀逸だったので。

今日は有名な話をまるっと引用します。 (僕は最近まで知らなかった) 手抜きだと思われたら嫌だけど、これは完全に手抜きだ。 コピペしただけだから。 ただ、この例え話は凄い納得感があったので、お時間ある人は読んでみてください。ちょっと長いです。 僕の考えみたいなのは、明日の投稿で書こうと思います。 以下、引用。 「この壺は満杯か?」の話 「クイズの時間だ」教授はそう言って、大きな壺 を取り出し教壇に置いた。その壺に、彼は一つ一つ 岩 を詰めた。壺がいっぱいになるま

苦手な考え方。

ちょっと今日はお店の運営とかラテの事じゃないんですが、この手の記事が定期的にあがってきて、その度にちょっともやっとした心情になるので、書こうと思います。 ダイヤモンド・オンラインにこんな記事がでていました。 僕の嫌いなやつなんです。 これ。 この考え。 ・冗談でもネガティブな事を言うのは良くない。 ・自分の潜在意識にネガティブが刷り込まれる。 ・自分を卑下してはならない。謙遜する度に「まだまだダメだ」と刷り込まれていくからだ。 ビジネス情報サイトなので、日常じ

映画館のコーヒーはいつまで美味しくないままなのか

先日、久しぶりに映画館に行った時、 「映画館のコーヒーって何で美味しくないんだろう、ちゃんとしたコーヒー屋さんが入ればいいのに。」 と一緒に行った人が言っていて、確かになーと思いました。 いつまで美味しくない物を提供し続けるんだろうと。 (映画館の薄くて酸っぱいコーヒーが好きな人はごめんなさい) でも、映画館で感動するようなコーヒー体験をした事なくないですか? 少なくとも僕はない。 せっかく足を踏み入れた瞬間から日常空間と切り離した世界観を作り出しているのに。

インスタで長文投稿を始めたきっかけ

今日からはなんで長文の投稿を始めたのかを書こうかと。 これっていう大きなきっかけがあった訳ではなく、色々な事が積み重なった結果やってみるかと思った気がします。 1つ目のきっかけは、情報発信の部分。 2019年末までは当店のSNSはインスタのみ。 (今はTwitterやってます) その投稿も基本的に天気予報。 (これはこれで需要あった) 写真もカップを撮るというフォーマットで運営していました。 何でかというと日々の投稿を考えなくていいからです。 (楽チン)

こんな時だから、あらためて。

色々と自粛ムードという事でなんか息苦しい。 お客さんもだいぶ減っていて営業をどうしようか考えなくもないです。 思い切って休むか、営業時間を短くしようかとか。 この長文の投稿を始めて2ヶ月たちましたが、今の状況だと何のために書いているんだろうと思います。 昨日インスタに投稿した文章も、これって今書く事じゃないよなーと正直思いました。 この状況でサブスクなんて書かれてもね。 知らんがなですよね。 お店への想いやこだわり、僕の考え方などを書き続けてこれたのは、 それ