見出し画像

差別化は難しいという話

昨日の投稿の最後に書いた、

「今はドリンクだけじゃ差別化は厳しいかなー。簡単にパクられちゃうので。」

これについて。

そもそもコーヒー屋って差別化が難しいんです。

まあ飲食全体に言えるかもしんないけど。

まず見た目ね。

どのお店もドリップは黒い液体だし、ラテは茶色い液体だし。

そこでペーパーカップで個性を出すんだけど、これはそのうち飽きられる。

じゃあ可愛いボトルドリンクで作るか。

となっても、そのうち他のお店にパクられるし。

じゃあ変わったドリンクで個性をだそうとしても、これもすぐにパクられます。

うちもストロベリーラテをだした1月後には他のお店がやってたなー。

ピンクと白のツートーンが可愛いってだけで真似してるんだろうな。

きっと。

ちょっと語弊のある言い方かもしれませんが、ドリンクって作るのは簡単なんです。

ラテだったら牛乳とエスプレッソだけなので。

あとはそこに何を足すかってだけ。

見た目だけを重視すればいくらでも不思議な色のラテを作る事が出来ます。

レインボーカラーのラテとかもありますしね。

って事で、差別化だー!

見た目の可愛いドリンクを作るぞー!

ってなっても、賞味期限は短いので他で差別化を考えた方がいい。

(そんな人少ないと思うけど。でも、何人かはいる。絶対。)

じゃあ品質で差別化だー!

ってなっても、もう個人店はどこも品質の高い物を使ってるからより難しい。

いまやどこでもスペシャリティが飲めてしまう。

でも東京牛乳を使ったラテが飲める所はほとんどないんですけどね。

多分牛乳にこんな原価かけれないんだろうな。

よしよし。

じゃあコンセプトで差別化しようとします。

うちの場合はカフェ・ラテ専門店。

多分オープン当時はなかったと思うんです。

エスプレッソビバレッジがメインのお店はあったけど。

謳い文句で使ってる所は見たことなかった。

でも今はあるんですよ。

どことは言わないけど。

ミルクが選べるカフェ・ラテ専門店や、ミルクの量が選べるカフェオレ専門店やらね。

まあかぶる事(パクリ)は飲食業界は当たり前のように行われるのでしょうがない。

カップにショートケーキが入ってる商品、

厚焼きたまごのサンドウィッチ、

わらび餅のドリンク、

生モンブラン、

あんバタートースト、、、

大手だけじゃなくて、個人店でもパクリパクられが横行していて何がオリジナルか分からなくなる事も。

って事で、差別化は結構難しいですよって話でした。

これからカフェを始めようとしてる人で、これは新しい!

って思っていても、いずれパクられます。

覚悟はしておいた方がいい。

でも、パクられた所で自分がその商品を本気で提供したいって気持ちがあればぶれないと思うので、目先の新しさや奇抜さに捉われない方がいいです。

お客さんが「この店パクってる!ダサい!」

って見極められればいいんですけどね。

そんな人は本当に本当に少数。

そんなことまで調べないからなー。

ただ、たまにあるのがパクる側のクオリティが高くて本家を超えてるやつ。

これはね、、同業者として心が痛い。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?