『ジョン・ファンテとの昼下がりのちょっとした会話』
small conversation in the afternoon with John Fante
Charles Bukowski
彼は言った、「私がハリウッドで仕事をしていたときフォークナーもハリウッドで仕事をしていた、やつはうまくいっていなかった、夕暮れ前には立ち上がれないほど酔っ払い私がやつをタクシーに放り込んでやらないければならなかった、そんなことが来る日も来る日も続いた」
やつはハリウッドを去ったが私はそこに残った、私はやつのように酒を飲まなかったが私もああすべきだった、私にもやつの後を追うだけの勇気があればあそこを抜け出せたかもしれなかった
オレは彼に言った、「アンタだってフォークナーに劣らないものを書いているだろ」
「本当にそう思うのか?」彼は病院のベッドの上で笑みを浮かべながらそう聞いた
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