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ライセンスコレクターの悲哀を語る件 ~その②~

曜日ごとのカテゴリー、月曜日は本題であるキャリア系のお話しです。というか、本来はキャリアについて毎日ブログを書き綴るつもりだったのですが…(苦笑)

前回は、自身が取得してきた資格を個々に羅列してみましたが、これだけ頑張ってきて、資格を取る意味合いが幾つかに分類されることに気付きました。

① 現状の実務での必要性

まず1つには、今の仕事で要るから、あった方がいいからというのがありますね。
私の場合、『衛生管理者』がそれに当たります。
6年前の人事異動で、名古屋事業所という『常時50人以上の従業員を擁する事業所』の責任者に任命されましたので、労基法の定めにより必然的に取得を求められました。
先述のとおり、一般的な第Ⅱ種でよいものを、危険物・有害物を含んだ上位の第Ⅰ種を取得しましたので、後に述べる『将来の幅・選択肢を拡げる為』だったかもしれません。定年前の最後の異動で、のどかな蒸留所(ウイスキー工場)に行きたいな等と考えていましたもので(苦笑)

② 現状勤務先でのキャリアアップ(昇給・昇格)を目指して

社命により必須とはされていないが、その職場で頑張る限りは取得しておいた方が将来的に有利というか好ましい資格もあります。
資格手当の有無を問わず、勉強しておいた方が自身の業務の品質が向上するとか、より上位職に指名されるチャンスが広がるとか…
私の場合は、『ワインアドバイザー』・『コンタクトセンター検定』・『メンタルヘルスマネジメント』・『ファイナンシャルプラニング技能士』がその類ですね。

ワインの販促企画を担当していた頃はワインに詳しいセールスや得意先から下に見られないように、コールセンター長の時はオペレーターと対等に話し合う為に、そして今の職場ではメンバーにより正確で適切な情報を提供する為に、知識で武装することが自身の為でもありました。

③ 社内異動や転勤を見据えてのキャリアアップ準備

社内で次の異動先希望を申告しても、そうそう簡単に望みが叶うわけでもありませんが、その希望先で必要とされる知識や技術を既に取得していることをアピールすることで、即戦力として希望が叶う確率を上げることができるかもしれません。
それは社内異動のみならず、他の企業に転職する際にはもっと重要なことかと思います。
また、そもそもその資格がないとチャレンジできない、希望する異動先・転勤先でその資格が求められている等の場合は、嫌でもその資格を取得しておく必要がありますね。

私について言えば、国家資格『キャリアコンサルタント』がまさにその類だったかと思います。
次の異動先として、人事・労務知識を発展させて社内コンサルタントを担当する部署への異動を強く希望していますが、年齢・社歴問わずそこへの希望者が非常に多い。その中で埋もれずに即戦力として拾ってもらう為には、その資格を有している事が近道ではなかろうかと…。
その一方で最近は、社内で1名でも多くのキャリコンを育てようという志から、社内有志のセミナーにも関わっています。社内でキャリコン資格保有者が増える度に、自身の異動ライバルが増えていくというジレンマもありますが(苦笑)

頑張ってキャリアコンサルタント資格を取得したものの、社内のキャリア開発部署に行けず、はたまた自分でコンサルティングの仕事を引き受けて収入を得るわけでもなく…
ライセンスコレクターの苦悩がここにあります。

④ 将来の幅・選択肢を拡げる為に

今時点では、この会社でどういう部署でどういう活躍をしたいかが決まっていない、また自身にどんな適性があるのかもよく分からない…。或いは、ずっとこの会社に留まるつもりはないが、すぐに転職したい先が決まっているわけでもない…。
そういう場合に、今ある時間を活用して何か興味ある資格を取っておきことで、将来の自分の選択肢や興味の幅が拡がる可能性があります。
自分にはこんな適性や能力があったのか、という新たな発見もあり得ます。

⑤ 自らの達成感を得る為、成長を感じる為に

社会人になると、とかく仕事一辺倒の毎日を繰り返してしまいがちですね。
ストレス発散ができている人、切り替えのうまい人、公私ともに充実させている人ほど、アフターファイブ(死語?)や週末の自分の時間を有意義に使っています。
それが趣味であってもいいし、家族との触れ合いであってもいいし、また読書や映画鑑賞であってもいい。その選択肢の1つとして、『学習・勉強・自己啓発』があってもいいと思います。

40歳・50歳を過ぎると、『もの覚えが悪くって…』・『暗記力が落ちてきて…』と言い訳ばかりが先行しがちですが、人間は大人になっても勉強できます。勉強を再開するのに、遅過ぎることはあり得ません。

リカレント』という言葉がありますが、私は『大人の学び直し』と解釈しています。過去にかじった事を学び直してもよいし、新たな学習に挑戦してもいいと思います。
そして、努力は報われます。
老いの自覚ばかりを感じる日常の中で、『頑張ったらできた!』という成功体験は、自分にとって確かな達成感・自己肯定感に繋がります。

⑥ 趣味の一環として

趣味は大事ですね。
凝り性な人ほど、自分の趣味に関して膨大な知識を蓄積されています。
その知識の量を客観的に測定し共有する為にも、資格は活用できますね。
私の場合は『カーソムリエ』なんかがそうですが、他にも『健康マスター検定』なんかもその類かもしれません。
もちろんメンバーの健康管理の必要性あっての受検でしたし、『健康オタク』とまでは言いませんが、それでも自分自身の健康に大きな興味を持った延長での受検でしたので、勉強してヨカッタなと実感しています。

語学系の資格は恥ずかしくて敢えて挙げませんでした(笑)
TOEIC等は就職先や転職先の業務に応じて何点以上が必須等の事例もあるものの、例えば、受検する度に自身のスコアが向上していって達成感を感じるとか、毎回毎回受検しては満点を取りその連続記録を競い合うとかみたいな趣味の世界もあるようで…(苦笑)


以上、個人の意見ながら、『今なぜ資格を取るのか?』について考察してみました。
こんなだから、資格を活用できてない(苦笑)
キャリコンで食べていく!なんて、夢のまた夢。
さあ、週末起業を宣言した期日まであと2年半、どうする?(笑)

最後まで読んでいただきありがとうございます。
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