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ライセンスコレクターの悲哀を語る件 〜その①〜

曜日ごとにカテゴリーを変えて書き綴っていますが、月曜日は本題であるキャリア系のお話しです。というか、本来はキャリアについて毎日ブログを書いていくつもりだったのですが、正直、毎日となるとハードルが高い。せめて週1回だけでも書いていきますね(苦笑)
興味持っていただきましたら、是非バックナンバーもご一読いただければ嬉しいです

 
セカンドライフという言葉は昭和の時代からありますが、我々40~50歳代の親世代(70歳以上?)の場合は、『第二の人生=悠々自適』みたいなイメージがあります。
たとえ裕福でなくても、そこそこの年金は貰えるし、たまの旅行や孫への小遣いは捻出できるし…。
60歳の定年後にいろいろな趣味に手を出して●●三昧の日々を送ったり。そうそう、うちの親父様なんかは電鉄会社に勤務していましたのでクルマの運転免許もなかったのですが、定年を機に仲間と教習所に通い、運転免許取得後はすぐにマイカーを購入してあちこちドライブを楽しんでいました。70歳半ばで夜間の運転に不安を感じ、自ら免許返納してくれたのは助かりましたが…
 
昨今は多くの企業で定年が延びつつありますが、その後はなんとも不安だらけで、その不安に対して56歳の今から何かできる準備はなかろうか?という考えで、『キャリアプランだ、個人起業だ』と模索し始めたのがこのブログであります。
 
とはいえ、大企業の名刺に守られなんら個人のスキルを磨いてこなかった私が、この先どうやって世間様に自身を売り込んでいこうかしら?と考えた時に、安易ではありますが、公的資格による武装くらいしか思いつきませんでした。
 
というわけで、これまでになんとかかんとか取得してきた資格について、備忘かたがた思い起こしてみます。

● 2001年(36歳)  ワインアドバイザー

 
人一倍ミーハーな動機で酒類メーカーに入社した私は、新入社員時代に『カクテルスクール』に通い、カクテルの基礎からシェイカーの振り方、ステアの仕方まで学びました(笑)
30歳を超えて世の中にワインブーム(厳密にはポリフェノールブームとも呼ぶべき現象で、あらゆる赤ワインが品薄になった)が起こると、やはりワイン知識が必要となり受検。
舐めてかかった為か一浪はしましたが、なんとか合格しました。

●2016年(51歳) ソムリエに改称

 
これは人生屈指の棚ボタなのですが…。
本場フランスのソムリエ協会が日本でのソムリエ職の認知度を上げたいとの意向で、流通や製造に携わる人にもソムリエの門戸を開くように受検資格が拡大されました。それまでは、ソムリエは接客に携わる職業(ホテル・レストランでのホール勤務者や機内接客職すなわちCA)しか認定資格がなかったのですが(有名人が名誉ソムリエに認定される場合を除く)、酒類メーカーに所属する我々もソムリエとして認定いただくことになりました。
以来、どんな出向先でどんな業務を担当していようが、会社の名刺にはソムリエの肩書を記載してあります(笑)

●2014年(49歳)  コンタクトセンター検定(コン検) SV資格

 
長い勤務歴の中で2年間だけ、所謂コールセンターでセンター長をやっておりました。
センター長はコール対応はしませんがセンター運営の責任がありますので、それらしいお勉強をし、一応スーパーバイザーの資格は取りました。
今となってみればあまり認知度の高い資格でもなく、履歴書にも書けないレベルのようです(苦笑)

●2016年(51歳)  第Ⅰ種 衛生管理者

 
労基法により、常時50名以上の従業員を擁する事業所では衛生管理者を置く必要があります。現在の出向先では、愛知・岐阜・三重の3県で約90名の契約社員の労務管理をしていますので、社命により衛生管理者資格(国家資格)を取得しました。
会社からは一般的な第Ⅱ種の取得を求められていましたが、将来(定年前に)、ウイスキー工場勤務を希望したい気持ちもあり(笑)、危険物・有害物を包含した第Ⅰ種を取得しておきました(学習量は1.5倍ですが上位互換です)。

●2017年(52歳)  販売士(リテールマーケティング) 2級

 
管理する契約社員から正社員への登用制度が始まり、その条件として販売士3級程度の知識習得が盛り込まれました。
登用を希望するメンバーから『どう勉強すれば?』との問合せがあり、じゃあ一緒に勉強しようかという事で、少しイヤらしいプライドが出てしまい(苦笑)、少し上位の2級を受検しました。
組織小売業(チェーンスーパー等)で必要な資格で、3級は売場主任クラス、2級が店長クラス、1級が本社や地区管理職クラスかと思います。

●2017年(52歳)  メンタルヘルスマネジメント 2級・3級


同時期に、職場でメンタルを病んで休職が続くメンバーが出てしまい、彼との面談にどう臨むか、避けるべき言葉等を勉強したく、取得しました。
心理面のみならず生理的な理解も必要でしたが、なにより実際に当事者と面談しながらの学習でしたので、精神的に非常に辛いものがありました。

 

●2018年(53歳)  ファイナンシャルプランニング技能士 2級・3級

 
これもメンバーの為ですね。
年末調整や租税天引き等で問合せを受けても即答できない事が多く、また自身の生命保険や自動車保険の更新に際して意味も分からず認印を押していた(昨今ではwebで更新ボタンをポチるだけ)ので、少しは勉強しようかと…
自身が60歳に近くなり年金受給について勉強したい気持ちもあったのですが、年金制度は何回聞いても難解ですね(苦笑)

 

●2019年(54歳)  キャリアコンサルタント

 
今、堂々と履歴書に書ける国家資格は、これくらいかもしれません。
社内で何度かのキャリア研修を受け同志と情報交換するうちに、『厚労省の後押しもあり挑戦するなら今のうち!』と堰き立てられて、気が付けば授業料大枚40万円を振り込んでいました(めでたく合格しましたので厚労省から7割が返金されました!)。
ただし、資格取得することがゴールとなってしまい、その後の活用の機会がありません。
5年後(今からだと3年後!)の更新までに、なんらかの実践と研修が必要なのに、その機会もありません。
合格する為に学んだこと自体は、ルーチンのメンバー面談の中でしっかり実践し活用できています。ただ今後、この資格で収入を見込む術としては、なんら動けていないのが実情です。
60歳からキャリコンで食べていく!?
実際にはこの資格単独での起業可能性は低く、なんらかの方策を考える必要があります。
それについては、今から2年半かけてじっくり検討します。

 

●2020年(55歳)  カーソムリエ


息抜きというか、箸休めです(笑)
スマホアプリで無料で認定されますが、もちろん公的なお墨付きや効力はありません。
クルマ好きが嵩じて、何度目かのチャレンジで合格しました。
自動車販売業(複数メーカーの新車中古車を取り扱うディーラー)を営むお友達に紹介したところ、店長であるご自身も部下の営業マンも工場のサービスマンも、なかなか合格できなかったようです(笑)
昭和・平成・令和を問わず、また国産・輸入車を問わず、自動車の歴史から技術から販売からCMまであらゆるジャンルから出題されます。
 
因みにこの年、自身の将来の年金に不安を感じて、『年金アドバイザー3級』も受検を申し込みました。
ところがその難解さ故に、学習途中にしてリタイヤです。
偶然にもコロナ感染拡大により試験が中止になり受験料が返金されましたが、テキスト+問題集の8千円は無駄になりました(苦笑)

●2021年(56歳)  日本健康マスター検定(健検)ベーシック


会社の看護師から、各自の健康マインドを醸成し成人病を未然に防ぐ為、『健検』の受検案内・勧奨がありましたので、健康に人一倍の興味があり、また管理するメンバーの9割が女性という事もあって、すぐに受検しました。
内容的には、高齢者・婦人科・成人病疾患・歯科疾患・食生活といったところですが、『ベーシック』はあまりに簡単でもの足りません…。
あと1~2割ほど詳しく勉強すれば『エキスパート』に認定されるのですが、何故か会社の受験料補助が『ベーシック』合格者のみで、そちらに甘んじてしまいました。
上位資格を取っても補助されないという理不尽さ…(苦笑)

●2021年(56歳)  アンガーマネジメント ファシリテーター

 
直近の取得資格がこちらです。
社内外のキャリアコンサルタント仲間と情報交換している中で、密かに『アンガーも取った!』という話が聞こえてきました。ユーキャンの通信講座か何かで『アンガーマネジメント基礎』でも修了したのかなと思ったら、なんとそれを講義する立場である『ファシリテーター』資格を取得した由。
即、大阪で短期講習会を受けてめでたく認定いただきました。
取得に際しての実費用は、もしかしたらキャリコンよりも投資したかもしれません(苦笑)
こちらも、キャリコン同様に今後の実践・活用が見い出せないでいますが、アンガーマネジメントの考え方そのものは業務でのメンバー面談だけでなく、日常生活にも大いに?役立っているものと信じております!

 
今回は、自身がこの何年間かに挑戦してきた幾つかの資格について、備忘録かたがた列挙してみました。
実際に昇格や収入に繋がったものは何一つなく、という事は自慢にも何もなりません。
関西弁でいう、屁のツッパリにも役立っていない…(苦笑)
次回は、こうした資格の意味合いをもう少し考えてみたいと思います。

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