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保育×ICTの可能性を考えてみた Part1


こんにちは、かっちゃんです。
つい先日、全国平均でのみの好評だった保育士さんの人件費が、8つの地域ごとでわかるようになるという報道がされました。

小林美希さんというジャーナリストの方が書いている記事が詳しいです。
https://toyokeizai.net/articles/-/415046

この記事を読んだときに「数字として見える」ということが、実際に保育園等でどういう形で行われているのだろう?と疑問に感じました。
今回は疑問に感じたことを調べたことと、きっとこういう将来になるだろう、と僕が考えることも少し書いていきたいと思います。



1. 前置き

実は本業の仕事では製造業に関わる仕事をしており、製造業のお客様への販売の商材として、IoTシステムや見える化システムというようなものを提案し、製造現場の改善や効率化を目指したものを提供しています。
僕自身こうした経験もあるので、保育の見える化やICT化というのを考えたり想像したりするのは楽しいなと感じました。

ただ、僕は保育現場に携わっている人間ではないので、これから書くことが的外れだったり、好き勝手言ってるな、という風にとらえられるかもしれませんが、予めご了承ください。


そして今回も2回構成にします。少し長くなったので…
Part1はICT, IoT, IoH等の用語の確認、また実際にサービス提供している会社の一例紹介、Part2はICTを利用することでいったい何ができるのか?という2回構成にします。

前置きがかなり長くなってしまいました…
早速、今回も頑張っていきたいと思います!



2. IT, ICT, IoT, IoHについて

IT, ICT, IoTという言葉はもうかなり聞きなれたかと思いますが、一度整理しておきます。

①IT: Information Technology
PC、インターネット、通信インフラ等を利用した情報処理に関する技術。
ハード・ソフトウェア、システム構築、情報インフラ・技術構築など。
仕事のデジタル化等の業務効率化を達成する技術を言うこともあります。


②ICT: Information Communication Technology
情報伝達技術、情報や知識の共有のことです。
人⇔人、人⇔モノといった「コミュニケーション」を強調しています。
ITと明確な区別はないですが、ITはコンピュータ関連の技術、ICTはその技術活用方法というように分けることもあるようです。
国際的にはICTを使うことが多いです。


③IoT: Internet of Things
ありとあらゆる「モノ」がインターネットと繋がる仕組みや技術のこと。
機械や建物、自動車、電化製品、医療器具などがインターネットと繋がり、
生産効率の向上、自動運転、遠隔操作などが可能になります。


④IoH: Internet of Human
これはあまり聞きなれない方もいるかもしれません。
人間がインターネットと繋がることです。
時計やスマートフォンから人の位置、行動、生体情報、感情などがデータ化されることで、健康状態の改善、マーケティング、行動予測による防犯などが可能になります。


というような形で現代では多くの事柄がネットと繋がり
便利な世界になっているということは間違いありません。
(もちろん、それによる弊害もありますが…)

こうした技術革新が一体保育園等にどうやって活かされているでしょうか?



3. 現在行われている保育×ICT

様々な会社が保育×ICTの取り組みを行っています。
20社くらいあるようですが、一部、紹介してみようと思います。


①ユニファ株式会社さんのルクミー
https://unifa-e.com/company/

この会社を見つけた時、とてもおもしろい!!!と心から感じました。
HPもあたたかく優しい印象を受け、ひいてはこういう会社で働いてみたい!というようにも思ってしまったのも事実…(笑)
今の仕事に不満があるわけではないのですが、働いたらきっと楽しいだろうなと本当に思いました。

私情が入りすぎてしまいましたが、(笑)
「ルクミー」というサービスを提供しており、サービス内にいくつかのコンテンツがあります。

「午睡チェック」というサービスではセンサーを肌着やパジャマに取り付けることで、うつぶせ寝を検知したり、身体の向きの記録・データ化をしたりし、子どもの安全を守るようなサービスです。
同時に保育士さんの負担も減るので、業務効率化につながります。

また、体温チェックのサービスや、保育士さんが小型カメラをエプロン等に取り付けることで写真を撮影し、リアルな子どもの表情を撮り、保護者の方に提供できるフォトサービス、シフト管理や送迎バス位置情報サービス、記録管理なども提供されています。

記録管理などは他の会社でも取り組まれています。


②株式会社CHaiLDさんのChild Care System
https://c-c-s.jp/pro/

こちらの会社は機能数が本当に多いなという印象を受けました。
献立表などもそうなのですが、保育士さんの業務効率化機能が多いと感じました。

手書き作業やPC台数もそもそも少ないと言われている中で、業務をどう効率化するか、これは保育園に限らず、一般の企業でも同じことがいえると思います。


ちなみに経済産業省が保育現場のICT化について公表した資料があるので、興味のある方はこちらも見てみてください。数字でのデータが多いので説得力があります。
https://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/hoiku_ict/pdf/001_02_00.pdf

現在は、ICT化を進める園に対しての補助金もあるようです。
こうした制度は必要だと思いますし、初期のハードルが少しでも下がることが普及の第一歩と言えますね。
保育士さんの負担も減ると思うので、広がっていくといいなと本当に思います。


ということで今回のPart1はここまでにします。
次回Part2はICT化することによってどういうことができるのか?
というところに迫っていきたい
と思います。
2,3日以内に公開予定ですので、楽しみにしていてください!


おわり

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