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保育×ICTの可能性を考えてみた Part2

こんにちは、かっちゃんです。
今回は前回のPart1の続きを書いていきたいと思います。
前回2,3日以内に投稿すると書きましたが…
1週間以上経ってしまいました、申し訳ないです…

前回は、ITとの言葉についてと、実際に保育×ICTを行っている会社の紹介をしました。
今回は僕がとても書きたかったことを書いていきます!!


1. ICTを利用した見える化と効率化

ICT化することによってどういったことができるのでしょうか?
既存のシステムなどを独自に4つの観点で定義づけ、考察していきたいと思います。尚、4つの観点は重複する部分もあります。


①保育園そのものの見える化

見える化することでのメリットは現状把握、改善点がわかること、安全・安心の提供、予防策の構築、効率化ということだと言えると思います。

一つ目の保育園そのものの見える化ですが、こちらは普段の活動や子どもの成長記録等があげられると思います。
例えば、園児台帳、普段の生活や行事等の写真、連絡帳、お知らせ、情報共有事項、給食・献立…

これらは保護者の方との共有を目的としたり、普段は園という中にいる中で
閉鎖的なものを開かれたものにするような目的があるかと思います。



②数字で表せる見える化

2つ目は数字で表せる見える化です。データを集めるようなことですね。
一見あまりなさそうに見えますが、実はいろいろ見える化できます。

例えば、体温、午睡時間、登降時間、延長保育時間、身体成長、排便回数チェック…
また、保育士さんの方々の見える化もできます。
給与、就業時間、残業時間、その他経理、備品在庫数など…

こうしたデータ=数字はいい意味でも悪い意味でも嘘をつくことはないので、このデータを元に働き方の改善や業務効率を上げたりすることができると思います。



③危険・安全・安心の見える化

例えば災害時連絡、事故報告、投薬(園児台帳に記入)等があげられると思います。
安全というのがとても繊細なくらい叫ばれている中で、こうした安全・安心の見える化は、保護者の方だけでなく、保育士の方も常に気を配れるようになると思います。

前回取り上げたユニファさんのルクミーではお昼寝の時にセンサーを取り付けることで、うつ伏せによる危険を防止するということができます。
これも安全を保つためによいと思います。



④効率化につながるもの
一般の仕事でも同じですが、勤怠管理、勤務シフト、延長保育自動計算、請求管理、休暇管理、経理管理、給与管理(一部②と重複します)というのは手作業でやったりExcelを使用していない(使用していてもアナログ)というのを一気に解決してくれるのが効率化につながるものと言えると思います。

紙を利用したものは居力省く。
こちらは僕が本業で携わっている製造業界を含む多くの業界でペーパーレス化が進んでいるように、保育の現場でも紙を削減するということは書く手間を省くだけでなく、誤字脱字を減らす、過去の資料を探すといったときに便利だと言えます。


といったようなことが現状のシステムでできることです。
今回はここからが本題で、僕が考えるICT化が進むとこんなこともできるのでは?と思うことを書いていきたいと思います。

ここでのポイントは「カメラ」「センサー」「ICタグ」の3つです。
これらを組み合わせることで情報収集し、子どもにも保育士さんにもよりよい環境が作れるのではと思います。
かなり主観的な意見にもなるので、反論ありましたらコメントください…


2. ICT化が進むことでできること

①保育園そのものの見える化
保育園にカメラを設置することで、保護者の方がいつでもアクセスできる状態をつくる。
そうすることで今何をしているのか、ということを把握できたり、保育園の中身を少し垣間見ることができると思います。



②数字で表せる見える化
子ども一人一人にICタグを服等に取り付けたり、ウェアラブル機器身に付けることで、下記のようなことが可能だと思います。(一部現サービスでも提供あり)

1. いつ・どこにいるかの把握
2. どの友達・先生と一緒にいることが多いのか
3. 何をしていることが多い?何に熱中している?
4. どんなおもちゃを使い、どんな本を読むことが多いか?
5. 1~4を元にした子どもの行動・傾向把握
6. カメラを通じた子どもの行動チェック
7. 昼寝の寝返りチェック
8. 常時脈拍や消費カロリー数のチェックによる健康管理
9. 子どもが見ているものや何をしているかを子ども目線で把握


といったようなことができるのでは?と思います。
そうすることでそれぞれの子どもの特徴や長所、性格を理解する手助けになるし、そのデータを元にさらによい環境をつくるためにどうすればよいのかという参考にもなると思います。

ここで気を付けたいのはあくまで行動・傾向把握に過ぎないということです。
得た情報やデータから悲観的になるのではなく、前向きに理解することが大事だと思います。



③危険・安全・安心の見える化
先程のカメラがあることで常時見える化することは安全にもつながると思います。
また、入ってはいけない場所、少し危なそうなところにはセンサーを取り付けておくことで、万が一侵入した場合アラートがなるような仕組みを作っておけば事故予防にもつながると思います。
もちろんそういう場所がないことが一番なのですが…

また、最近の空調はセンサーで暑いところを冷やしたり、その反対もありますが、この機能を園の部屋にも取り入れることで、熱中症や寒さ対策にもつながるかもしれません。



④ロボットとの共存
子犬型ロボットや何かしらのロボットと共に過ごすことで
将来的なICTへの理解につながる、というのもあり得ると思います。
またロボットにも複数のセンサーやカメラを取り付けることで、
また違った目線で子どもたちの行動・傾向情報を収集することもできるかもしれません。


これらの話はあくまで理想論であってそう簡単に取り入れられるものでもないと思います。
費用のことも無視してますし、導入することがかえって誰かの負担になる場合はやらない方がいいのも事実です。
特に見える化はやはり数字という嘘をつかないもので表されるので、働き方等に関して真実を突かれるので厳しいと思う方もいるかもしれません。

ただし、近い将来こうしたものを取り入れた保育園等が現れるのも時間の問題だろうというのが僕の意見です。
諸外国ではもしかしたら既に行っているかもしれません。
日本は調べた限りはわかりません…もしご存じでしたら教えてください!

こういう技術を先駆的に取り入れていくことが、よりよい環境をつくることにつながると思いたいなという希望があります。


今回は少し自分の意見や考えも入れてみました。
もちろん上記のようなことを既に考えている方はたくさんいるかもしれませんが、もしさらに先駆的な技術を使用して、子育て現場に持ち込まれているようでしたら、ぜひ教えてほしいなと思う限りです!!

今日はこの辺で終わりにしたいと思います。


では次回またお楽しみに!

おわり



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