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オープンな文化が楽しいトルコ滞在!-トラブソン、ギョレメ編-【DAY71-75】|働きながら世界一周

ジョージアから陸路でトルコへ。
ついにここまで来たか、という感覚。

トルコは日本人に人気の観光地だけど、
私の中では勝手に、人がぐいぐいのthe 観光地!みたいなイメージがあって、正直あんまり楽しみではなかった。

ただ今回行ってみて、トルコの魅力と居心地の良さに気がついてしまった。今までの旅でも言えることだけど、百聞は一見にしかずって諺考えた人天才!

今回はスケジュール上、トラブソン、ギョレメ、イスタンブールと3都市しか回れなかった。次回行くなら、今回行けてないところにもチャレンジしたいな。

ということで、まずはトラブソン、ギョレメ編からスタート!


1.ジョージアから12時間のバス旅

ジョージアのトビリシから、トルコへはバスが色々と出ていて、長時間バスが問題ないのであれば、アンカラやイスタンブールなどにも行けるようだった(私の見間違いでなければ)。チケットは、バスターミナルで買える。

私は事前にバスチケットを12Goでとったんだけど、カスタマーセンターからその日はトラブソン行きはないと連絡がきて、1回絶望したあとに、結局予約ができて意味がよくわからなかった。本当にちゃんとバスは動いてくれるのか。

ジョージアのお世話になったホステルに朝早く別れを告げ、バスターミナルへタクシーで向かう。

予約の時間によると、トビリシ発は朝の9時だったので、8時半くらいにバスターミナルに着いた。

トルコに向かうバス

バスターミナルの中には、幾つものバス会社が軒を連ねていて、予約したバス会社のところにいたおじさんに聞いてみる。バスをぱっと見る限り、トラブソン行きのバスはなさそうだけど、本当に大丈夫なのだろうか、、
そして10分くらい色々チェックされた結果、私のチケットは払った料金に問題があると言われた。

追加料金を払う必要があると言われ、追加で5,000円くらい払った気がする。元々のチケットも6,000円くらい払っていた気がするから、高いなと思ったけど、背に腹は変えられない。トルコ人のお姉さんが、不安そうな私の顔を見て、やさしくしてくれた。とても美人でセクシーな人で思わず見惚れてしまった。

そして、アンカラまで行くバスに乗る。

バスは1列と2列の合計3列構成になっていて、私は隣の人に気を遣うのが嫌だったので、1人席をとっていた。席こそそこまで広くないものの、充電もできるし、まあまあ快適。

バスは、大体運転手さんと添乗員さんがセットで乗っている。添乗員さんは、チケットやパスポートのチェックをしたり、お水やお菓子を配ってくれたりした。

もう移動しながら何か作業をしたり、仕事をしたりするのはだいぶ慣れたから、あんまりストレスを感じることがない。そういう意味でも強くなっているかもしれない。

バスは停留所に停まったり、お昼ご飯休憩で停まったりした。大体お昼は、日本でいうサービスエリアみたいなところに停まってくれるので、そこに入っているレストランでご飯を食べることができる。

そして夕方の16時くらいだろうか。だんだんと海が見えてきた。黒海だ。初の黒海に少しテンションがあがる。

バスから見える黒海

バスはパドゥミというジョージア側の国境の街につく。パドゥミは、ちょっとしたビーチリゾートのようになっていた。ジョージア→トルコのバス移動は、パドゥミで1回おりる人も多く、パドゥミからバスに乗ってくる人もたくさんいた。

そしてバスはさらに移動し、ついに国境についた。そこからは、いつもの国境越え。もう慣れたもので、流れるように国境を越えられるようになってきた(笑)

ジョージアの出国のときに、「トルコのビザは持っているの?」と聞かれたから、「いや日本人は旅行ならトルコのビザいらないはず」って伝えたのだけど、少し不安になった。でもトルコの入国は、本当に一瞬で終わったから、よかった。

幻想的な空

国境を越えた後、またバスで黒海沿いを走る。

そして、21時半くらいだろうか。バスはトラブソンについた。眠くてうとうとしていたら、添乗員さんに起こされて、「トラブソンだよ!」と言われた。あんまり訳がわからないまま、慌ててバスを降りる。降りたのは案の定、私1人だった。降りてから気づいたのだけれど、思っていた場所と違うところで降ろされた(バスターミナルに降りると思っていたら、トラブソンの空港でおろされた)。

わざわざバスターミナル近くのホテルをとっていたのに、、と思いつつ、しょうがないので空港でタクシーを拾い、ホテルへ向かう。空港タクシーは嫌な思い出があるからトラウマがあったけど、普通にメーター課金で安心した。

時間は22時を回っていた。長い長い移動を経て、やっと目的地についた。

2.黒海が見える街、トラブソン

タクシーがホテルについた瞬間、ホテルのオーナーさんが笑顔で迎えてくれた。めちゃくちゃフレンドリー。テンションたけえ。
でも荷物を部屋まで運んでくれたり、ホスピタリティも高くてありがたかった。

トラブソンは、いつも泊まっているようなホステルタイプの宿がなくて、基本はホテル。1泊8,000円くらいして、高いなーと思いつつ、それでもトラブソンの中だと安い方だった。

ホテルの部屋

夜ごはんを食べれていなかったので、荷物の整理をしたあと、近くに空いているお店がないか少し探索することにした。ホテルの1階に降りると、またオーナーさんが「どうしたの?なんか問題あった?大丈夫?」みたいな過保護な感じで話しかけてきた。ご飯食べたいというと、近くのレストランまでの道順を教えてくれた。

国境を越えたあたりから、モスクからお祈りの男性の声が聞こえてきたりして、トルコっぽさは少し感じていたけど、この夜ご飯から本格的に、トルコに来たなという実感が湧いてきた。

入ったのはケバブ屋さん。ケバブサンドも食べることができるし、メニューから好きなものを選ぶこともできる。トルコ料理の事前知識もあんまりなかったので、とりあえず美味しそうなメニューを選んで食べる。お肉とピラフみたいなのを選んだ気がする。

ピラフ、ここのピラフが1番おいしかったかも

トルコのレストランの店員さんは、これまでいろんな国を回ってきた中でも、トップレベルでホスピタリティ度が高かった。基本笑顔だし、親切。他の国が雑いところが多いのかもしれないけど。飲み物は?なんかいる?と言われて、ファンタを選んで、夢中で食べ飲んだ。おいしかった。

そして、食後にはチャイ(紅茶)をもらった。これもトルコスタイル。トルコの人たちはチャイを飲みながら話したり、食後に飲んだり、何かとチャイを飲むのが文化だ。

そして、お会計をしたら、謎の良い匂いがする化粧水みたいなのを手にかけられた。初めてだったので、びっくりしたけれど、これもトルコでは普通のこと。コロンヤといって、香料とアルコールの含まれた液体で、オスマントルコ時代からおもてなしの方法として実施されてきたらしい。

お腹も満たされたので、ホテルに戻って、すぐに寝てしまった。

3.トラブソンの温かい人たち

次の日、ホテルの朝ごはんを食べて、朝から仕事。トルコに移動して時差が6時間になったので、仕事をするのが大変になってきた。

チェックアウトの11時半ギリギリまで仕事をして、フロントに荷物を預ける。オーナーさんは、相変わらず親切で、「そういえば日本人の客がいるよ!」とホテル前のバルコニーに座っている人を紹介してくれた。

日本人にここでも会えるのか!と思い話しかけると、「いや、僕は韓国人です」と、流暢な日本語で返された。

やっぱりヨーロッパの人から見ると、日本人、韓国人、中国人は全て同じに見えるようだ。

英語で話さないといけないと思い少し身構えたが、彼は日本で働いているようで、ネイティブレベルの日本語力だった。名前はグレンさん(韓国語の名前はわすれてしまった、、ごめんなさい)。

昨年トルコに初めて行ってハマったらしく、今回は2回目。3ヶ月くらいトルコを回るらしい。
同じ旅人同士、色々と話が盛り上がり、気づけば1時間近く話していたような気もする。グレンさんが話し上手だったのもあるけど、日本語で話すと細かいニュアンスも伝えられる喜び。やっぱり言語を使いこなせることは大事なんだな、と思った。

彼は、これから飛行機でアンカラに向かうと言っていた。ずっとバスで移動していたが、長時間移動に疲れたとのこと。私はその日また14時間ほどかけてギョレメに行く予定だったから、共感した。

グレンさんとお別れして、またホテルの近くでお昼ご飯を食べる。昨日とは違うお店に行ったけど、相変わらずホスピタリティ溢れる店員さんたち。
レジにいたトルコ人の女性が、とても綺麗な人だったので、見つめていたところ、向こうもこちらを見て笑いかけてきた。帰り際に、耳元で「You're so beautiful」って言われて、私も慌てて「You,too」って返した。本当にそう思っていてくれたかは分からないけど、思ったことをストレートに言葉に出せる心の美しさも素敵だなと思った。

いただいたお昼ごはん。大体パンとサラダは自動でついてくる

その後、グレンさんに教えてもらったトラブソンの観光スポットに行こうと向かった。トラブソンの街並みと黒海を見ながら、チャイを飲めるボスデベティーガーデンというところだ。

グレンさんはバスで途中まで行けると言っていたけど、いまいちどこでバスに乗るのかわからず、Google mapで歩いて36分、行けない距離ではないなと思い、歩くことにした。

これが想定を超え、急坂と階段を永遠に登り続ける道だった、、、そこまで気候としては暑かったわけではないけど、もう汗だくでヒーフー言いながら登った。歩いている人なんて1人もいない(笑) 

急な階段を登る

丘の途中にも住居がもちろんあって、そこに住む女の子が、途中一緒についてきた。というより道を導いてくれた。軽々と歩いていて、妖精みたいだった。

やっとの思いで着いた場所は、最高の景色と美味しいチャイが飲めて幸せだった。

頂上でチャイをいただく
黒海の街と猫

席に座っていたら、ドバイから来た、4人の男の子のママと仲良くなった。家族旅行で来ているとのこと。心理学専攻で博士課程の先生をやっているそうだ。
「あなた結婚しているの?」と言われ、「シングルで子供もいません」と言ったら、「良いな」と言われた。世界を旅行していても人によっては、「その年齢で独身なの?」というような言い方見方をしてくる人もいるから、意外だったし、同じ目線でものを見てくれて嬉しかった。
私からしたら旦那さんを支えて4人の子供を育てていること自体、尊敬しかない。そしてその人もとても美しい人だった。

素敵な人だった!

もっと話したかったけれど、3番目の男の子が構ってほしいとぐずり始めたので、そこでお別れした。

しばらくお茶を飲んでゆっくりして、ギョレメ行きのバスの時間があったので戻ることにした。

道を1人で歩いていて、通り過ぎる車に乗せてくれないかなーと心の中で念じていたところ、1台のスズキ車が停まってくれた。
「May I help you?」運転席に座っていた人が私に話しかけてくれる。なんて良い人なんだ、、!これは甘えるしかないと思い、バスターミナルの近くまで行きたいと言うと、「良いよ!」と言ってくれた。

車には、家族が3人乗っていて、運転しているお父さん、助手席に奥さん、そして後部座席に小さな男の子がいた。みんなドイツに住んでいて、お父さんだけしばらくトルコにいるから、今回遊びに来たらしい。とても親切な人たちで、お父さんは「昨日のフランス対日本のバレー、僕は日本を応援していたけど負けちゃったね」と言っていた。

違う国の人でも、そうやって日本のことを好きでいてくれたり応援してくれたりする人もいると思うと、本当に嬉しいなと思う。

日本は昔に比べて経済成長が鈍化したり、人口が減ったり、円安が止まらなかったり、マイナスにみれば悪いところもたくさんある。日本のニュースやSNSを見ていれば、いやでも悪いニュースを目にする。でも良い面に目を向ければ、活躍しているスポーツ選手や、頑張っている社会起業家、レベルの高い料理、芸術音楽、いろんなポジティブがある。1人1人が清く正しく一生懸命生きていれば、国として沈没することはないし、前向きに自分のやるべきことを全うすることが大事なんじゃないか。

そんな風に思った。

4.トラブソンからギョレメへ

無事にバスターミナル近くまでおろしてもらって、ご家族にお礼を言ってお別れをした。ホテルまで荷物を取りに行って、またバスターミナルに戻る。

途中パラパラと雨が降ってきて、歩道橋のようなところで滑って転んでしまった。今日は良いことがたくさんあったので、悪いこともちょっとくらいないとバランス取れないって神様が思ったのかもしれない(笑)

新しくできたバスターミナル

バスターミナルは、数年前にリニューアルされたらしく、新しく綺麗だった。ちょっとした仕事ができる机もあって、充電しながら仕事をした。バスのスタッフのおじさんに、どこでバスを待っておけばいいのか聞いたら、時が来たら僕が言うから安心してそこで待ってなさい(意訳)と言われた。本当にトルコの人は良い人だ。

仕事をしていたら、トルコの大学生の青年に話しかけられた。とても綺麗な顔立ちの青年だった。同じ年代か少し上の女性だと思って話しかけたのか、年齢を言ったらひいていた(笑)青年よ、ごめん。

バスが来て、また長時間移動の戦い。
次なる目的地のギョレメには、次の日の朝8時過ぎくらいについた。

5.観光地だけど、居心地の良い場所、カッパドキア

トルコはいろんな観光名所があって、本当に色々回るには日数が必要だと思う。

それでもやっぱり、カッパドキアの気球は生で見たかった。
正直ホテルも飲食店も観光地価格で、諸々含めてここで10万円近く使った気がするけど、後悔はない。

カッパドキアと一言で言っても、いろんな都市で形成されている。1番メジャーなエリアが、ネヴシェヒル市と言われるカッパドキアの玄関口になっているところ。その中でもギョレメという地区は1番有名で、今回はそこに3泊した(元々2泊予定だったのだけど、1泊延長した)。それもあってだけれど、1泊ずつ、違うホテルに泊まることとなった。

1泊目のホテルでは、次の日の朝5時半ごろ、部屋から空に浮かぶ気球たちが見え、圧巻の景色だった。

これは食堂からの景色
朝日と気球
可愛らしいお部屋

2泊目は1軒1軒がvillaみたいな作りになっていて、1番宿泊費は高かったけど、贅沢な思いをすることができた(プールもあった!)

ビラ形式のホテル
ここに1人で泊まるのはぜいたく

3泊目はこじんまりとしたアットホームなホテルで、こちらも窓から気球を見ることができる。

3日目のホテル

私は2日目に気球に乗りたいと思っていたけれど、ギョレメは天気があまり良くなく、市の管理部みたいなところからフライト禁止のお達しが来ているた。ツアー会社のおじさんに提案され、結果違うエリアで気球に乗ることになった。

朝3時半にホテルにお迎えが来る予定で、3時28分に起きた(笑)ほぼすっぴんでホテルを出て、お迎えの車に乗り込む。

同じホテルに泊まっていた同年代くらいの女性も1人、ツアーに参加していたのだけれど、ツアー料金の現金の手持ちが足りなくて、300トルコリラを貸してあげた。それをきっかけに少し仲良くなった。サウジアラビアから来たこと、石油会社のコンプライアンス部門で働いていることなどを聞いた。

同じお迎えの車だったので、同じ気球に乗れると思っていたら、現地で別のグループになってしまって、その後会うことはなかった。それで、貸した300リラも返してもらう術がなくなってしまった(笑)名前すら聞いていなかった、、、お金は良いけどもっと話したかったな

気球に空気をいれて、あたためる

今回気球に乗った場所は、sganli valleyという場所で、峡谷の地形が割れ目になっている面白い地形。ギョレメとはまた違った、迫力がある景色を見れる良い場所だった。気球に乗るのは初めてだったので、高くなればなるほど恐怖心が湧き上がって、同乗している女性と「怖いよね」と励まし合っていた。でも、あの空に浮かんでいる独特の感覚は気球でしか味わえないなと思う。

気球から見た景色
地形もおもしろい

1日目の夕方には、ギョレメの有名なスポットをATVと呼ばれる四輪バギーで回るツアーに参加した。ただ私の運転センスが無さすぎて、行きたい方向に進めないという致命的な感じだったので、スタッフのお姉さんに運転してもらった。

運転してないのに、運転した風笑

途中の道の砂埃がすごかったけど、景色は最高に綺麗だった。

最後ローズバレーと呼ばれる場所で、夕日を眺めた。ツアーに一緒に参加していた、イギリス人カップルに写真をお願いされて、撮ったのは良いのだけど、最後「謝謝」と言われて、「あー私中国人って見えるんだな」と思った。そこに何の他意はないのに、思わず日本人だよって苦笑いで少し強めに言っちゃった。もう少しポップに言えばよかった。

Love Valley
Sword Valley
Rose Valley & Red Valley
Rose Valley周辺
夕日

最終日には、ギョレメの野外博物館と呼ばれる遺跡を見に行った。ここも王道の観光地。キリスト教徒が迫害された時に、このカッパドキアの地形を活かした岩や洞窟の奥に、家や教会を作って住んでいたという話。
キリスト教の壁画や、当時使っていた食堂、教会などが残っていて、こんなところで人が暮らしていたと想像すると、すごいなと思った。
今は階段が作られて入りやすくなってるけど、当時はそうじゃなかっただろうし。

住居があったであろうところから見渡す景色
穴が空いているところが洞窟になっている

そんなこんなで、王道の観光地ばっかりだっだけど、憧れのカッパドキアに行けて満足だった。

6.素敵な夜と事の顛末

ギョレメにあるレストランは、どこに行っても景観が良くておしゃれなどころか多いのだけど、やっぱりちょっと高い。

私は毎日、適当にいろんなお店に入って、その時食べたいものやトルコ料理をいただいた。トルコ料理はお肉感が強いけど、味は美味しい。

1日目のランチについてきたおかずと、別で頼んだポテト(お腹が減って死にそうだった、、)
有名な壺割ケバブ

1日目のホテルの横にあった、ホテル併設のレストランにたまたま行ったとき、そこの店員さんがとても親切にしてくれた。無制限にチャイをたくさんくれたり、景色が綺麗に見えるルーフトップを案内してくれたり、デザートをサービスしてくれたり。

夜景が綺麗なレストラン
トルコの餃子 マントゥ。ヨーグルトソースみたいなのがかかっている
トルコスイーツ、Kunefe (中はチーズ)

そして、明日も来なよ、と言われたので、素直にその次の日もランチを食べに行った。

ぶどうの葉にご飯を包んだ、ドルマ
チキンケバブ、おいしかった

それでその時に、デートに誘われたので、3日目の夜に一緒にご飯を食べに行った。

それはギョレメの綺麗な景色もあいまって、今思えば素敵でロマンチックな夜だったのかもしれない。

彼はイスタンブールで英語の先生をしているらしく、英語がとても上手だった。私の下手くそな英語にも優しく付き合ってくれたし、会話も楽しかった。ギョレメのレストランは夏休みの間のバイトらしい。音楽やピアノをやっているのも趣味が合うと思った。神様はいると思う?と言われて、行為や誠意やモノにも神が宿ってるという考え方も素敵だった。

でも帰り際に手を繋ごうって言われて、急に嫌になってしまった。なんでかはわからないけど、しばらく仲の良い友達でいたかったのかもしれない。「応えてくれなくて悲しい、一瞬だけでも」みたいな感じでお願いされればされるほど、私のテンションは下がっていった。

彼はお店の休みでイスタンブールに一瞬戻るらしく、イスタンブールでも会おうと言われたけど、また同じようなことになるのが嫌だった。

なんで?と言われても説明が難しい。日本語でも言語化が難しい。

そんなこんなでギョレメ最後の夜は、少しほろ苦い夜になった。

次の日の朝からイスタンブールにまたバスで移動する!旅はまだまだつづく!

ギョレメは常にこんな景色が広がっている


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