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先進的で美しい街並みと山々。物価は高くても私はスイスが好きだと思った【DAY111-115】|働きながら世界一周

記念すべき世界旅行20カ国目。スイス。

スイスといえば。
アルプスの少女ハイジ、チーズ、アルプスの山々、物価が超高い、時計など、いろんなイメージがある。そんなスタンダードなスイスのイメージ以上に、実際にスイスという国に行ってみて、私はとても街や国が好きだと思った。でも、やっぱりなんでも高いので、滞在中の食費や移動の交通費含め多分20万円くらいのコストはかかった。

今回スイスでは、インターラーケン、ツェルマット、チューリッヒの3都市に滞在した。それぞれ本当に素敵なところだった。世界の車窓からで憧れた、スイス鉄道。それに乗れた感動!

そんなスイス滞在記。


1.チェコの街から夜通しのハード移動

その日はとても忙しい土曜日だった。午前中はプラハで聖ヴィート大聖堂の見学をし、荷物をまとめ、お昼からチェコのチェスキークルムロフに移動、 
観光、そして夜21時から今度はスイスに向けての移動だ。

※前回のチェコ編はこちら※

スイスへは、プラハからダイレクトに列車で行けたりもするようだが、私はタイミングや場所の関係でいろんな交通機関を乗り継いでいかないといけなかった。

まず、チェスキークルムロフのバスターミナルから21時半発のバスに乗る。このバスでまず、オーストリアのリンツという街まで移動。バスは2時間ほどで到着し、その後リンツ駅行きの市内バスに乗り換える。そして、次はリンツ駅からザルツブルグ行きの列車に乗る。ザルツブルグには、深夜2時過ぎに到着。それから、早朝6時発のチューリッヒ行きの列車に乗り、スイスのチューリッヒから列車を乗り継いで最終的にはインターラーケンという街に向かう。インターラーケンには、次の日の13時半に着く予定だ。

移動の軌跡

チェスキークルムロフのバスターミナルは暗く人もいなかった。本当にバスが来るのか、少し不安になったけれど、予定通りバスが来てくれてよかった。

そして、オーストリアの大きな道路沿いのバス停におろされる。目の前に車で行けるような郊外の大きな映画館があって、23時くらいだけど結構な人がいた。少し歩いて駅行きの最終バスが来るバス停に移動する。こちらも真っ暗で1人だと不安になる。少し遅れてバスが来た。

道路沿いの映画館
誰もいない道路

リンツ駅は立派で明るくて、人もたくさんいて、少し安心感があった。駅のトイレに行くときにお金が必要で、1ユーロを入れる。ちょうど男子トイレに入ろうとしていた人が小銭がなくて困っていて、0.5ユーロ持ってない?と言われたからあげた。なんだかわかりやすく人の役に立てたときって嬉しくなる。

リンツ駅

リンツ駅から無事にザルツブルグ駅の列車に乗る。
問題としては、ザルツブルグに行ってから明け方までどう過ごすかということだ。ホテルを取ろうと思ったけど、3時間ちょっとの待ち時間だと思うと勿体無い。

ザルツブルグに着くと、ちょうど駅の中に待合室のようなものがあった。そこにはすでにたくさんの人がいたけれど、そこで朝まで時間を過ごすことにした。

待合室にはいろんな人がいて、多国籍だったし、年齢層もさまざまだった。1人客も家族連れの人もいた。普通の椅子だったからちゃんと寝ることはできなかったけれど、少しうとうとすることはできた。明け方5時くらいに係員の人が来て、掃除するよ!と部屋を追い出された。でもその時間には、駅中のパン屋さんが開き始めたりしていて、私はクロワッサンとコーヒーを買った。

やっぱりオーストリアの鉄道は、駅も列車もシステムもきちんと整備されていて、安心感がある。

それから、朝6時発のチューリッヒ行きの列車に乗ることができた。
そこから乗り換えを繰り返し、スイスのインターラーケンに向かう。ここからはスイス鉄道。ザルツブルグからインターラーケンまでの鉄道での移動費用は、日本円で25,000円くらいだった。

インターラーケンに向かう途中にめちゃくちゃ綺麗な湖があった

ベルンからインターラーケンまで向かう際の列車からは、スイスらしいのどかな景色が見えて美しかった。列車は旅行客で混み合っていて、賑やかだった。

2.何もせずただただ風を感じるインターラーケン滞在

インターラーケンは、スイス中央部にある山岳リゾートで、美しい山々や湖がある人気の観光地だ。今回私はインターラーケンに滞在したのは、ユングフラウというスイスの名峰を訪れるための拠点だった。

インターラーケン駅の近くの湖

駅前の通りには、たくさんカフェやレストラン、ホテルが軒を連ねている。私は朝5時過ぎにクロワッサンしか食べていなかったので、お腹が空きまくっていた。入れそうなお店を探したら、パキスタン風カレー店があった。チェコでもインドカレー屋さんに行ったけど、それ以来やっぱりカレーって美味しいなという認識が私の脳の中にできて、迷わず入店。
ここのお店のカレーは本当に美味しかった!

インターラーケンの街の雰囲気

それからホステルにチェックインした。今回泊まったホステルは、ホステルで共同部屋だったけど、ロッカーもある、ランドリーもある、テラスも広い、コワークスペースもある。水回りも綺麗、スタッフの人もフレンドリーで満足度が高かった。

チェックイン後、周囲を散歩する。街の中には、小さな教会があったり、どこまでも広い野原があったり、綺麗な川があったりした。

近くにあった教会

ベンチに座って、ただ綺麗な空気の中でぼーっとした(笑)

だいぶこの靴、汚れたな。。

それから夜ご飯は、ホステルの近くにあったハンバーガー屋さんでハンバーガーを食べたのだけど、ハンバーガーと飲み物で多分4,500円くらいかかった。これがスイスの物価高の洗礼か、、、
外食をすると、1食あたり4,000円くらいが平均値だった気がする。もう気にすると怖くなりそうだったから、クレジットカードの明細からも目を背けていたけど。

ホステルのテラスからは、遠くの山脈が見れて、息をしていて気持ちよかった。それだけでも、スイスに滞在する意味があると思う。

ホテルの部屋から見える景色

3.鉄道でユングフラウへ

次の日、朝から仕事をした後に、ユングフラウに向かった。

正確には、ユングフラウヨッホという、ヨーロッパ最高地点の鉄道駅に電車で向かう。なんと、3,454m。そんなところまで楽して行ける幸せ。
ただ、そこまで行く鉄道のチケットは、250フラン、日本円で42,000円くらい。ひええ。

多分事前にスイスパスを買ったり、1日券のようなデイパスというものもあって、それらを駆使すると安く行けるのかもしれない。ただ、スイスパスを使って、無料になる列車の期間とそうじゃないと期間がある。登山鉄道やロープウェイは、半額にしかならないことが多く、ユングフラウまでの列車も半額にしかならなかった。それで、結局あんまり変わらないかと思って、私は個別でチケットをとった(計算するのが面倒だったという理由もある)。

まずホステルの近くからバスに乗って、Wilderswilという鉄道の駅から、Grindelwald Terminalというところまで向かう。ここから、ユングフラウ鉄道に乗るためのロープウェイが出ている。

私はGrindelwald Terminalで降りるのを間違えて、その先で降りてしまったので、スイスの山々を見ながら、Terminalまで20分ほど歩いた。その景色が本当に美しく、ハイジの世界にいるような気分で、間違えて降りてよかったと思えた。

この景色を見ながら歩く

それからなんとか、ロープウェイの乗り場を見つけることができ、ロープウェイに乗る。20分ちょっとくらいだろうか。Eigergletscherというロープウェイ終点の駅で降りる。この時点で、標高は2,300mくらい。冬はこの一帯はスキー地帯になるらしい。

ロープウェイで少しずつ高度があがっていく
ロープウェイからの景色も絶景!

それから、ユングフラウ鉄道の駅に向かう。鉄道は、大体30分おきくらいに列車が発車していて、優先(予約)チケットを買っている人とそうじゃない人の列で分かれていた。私は予約なしの列に並んだ。結構たくさん人が並んでいて、乗りたかった13時13分発の列車に乗れるか、というのが不安だったけれど、列車の許容量が大きく、大丈夫だった。

ユングフラウ鉄道

私の思う登山鉄道のイメージは、スイスの山々を見ながら雰囲気を味わうものかと思っていた(世界の車窓からのイメージ)のだけど、Eigergletscherからユングフラウヨッホまではずっとトンネルだった。なんでもアイガー(3,967m)やメンヒ(4,110m)などの名峰の中を通るトンネルとのこと。どうやって作ったんだ、、すごすぎる。

列車の進行方向左からは、ちょくちょくトンネルの中から雪景色を望むスポットも見えた。異世界だった。

そして、列車は20分ほどでユングフラウヨッホに着く。列車もそうだけど、駅やその複合施設は人でごった返していた。
施設の中では、いろんなスポットがあって、展望台や氷の通路など、それらをすべて回るルートが設計されていた。だからそれ通りに私も一周した。1時間半かかると案内には書いてあるけど、1時間もかからずに回ることができた。

展望台建設の歴史なども書かれていた
氷の通路。アレッチ氷河の中に作られている。少し幻想的

感想。やっぱり世界の名峰を見渡せる雪景色はすごい!異世界!と思った。
けれど、普段登山している身からすると、なんだか努力せずに登った山は感動も少しだけ薄れてしまうなと思った。あとやっぱり人が多い!!

展望台から見るアイガー
スフィンクス展望台から見るユングフラウ
ヨーロッパ1高い展望台
雪原に行くことができる
雪原から見るユングフラウ山

それでも楽しかったは楽しかった。何も食べていなくてお腹がぺこぺこだったので、1周まわったあとに、施設に入っているインドカレー屋さんでまたカレーを食べた(笑)

帰りも同じく登山鉄道でEigergletscherまで戻り、ロープウェイに乗って、Grindelwald Terminalまで行く。そこからインターラーケンまで直通の列車に乗って帰って、ホステルに戻ったときは17時過ぎだった。

4.鉄道でツェルマットへ大移動

ユングフラウヨッホに行ったその足で、今度はツェルマットという場所まで列車で移動する。バックパックをホステルに取りに行き、また駅に向かう。ハードな旅程だけど、ツェルマットではゆっくりするつもりなので、それまで頑張る。

移動は、列車が急に欠便になったりして、移動に苦労した。元々は2回くらいの乗り換えで行ける予定だったのだけど、欠便した区間を代替のバスに乗ったりして、結局3回くらい乗り換えた。しかも列車は混んでいて、座れない列車もあった。18時過ぎ発で、ツェルマットには20時過ぎに着く予定が、最終的にツェルマットについたのは21時半ごろだった。でもその日中にちゃんとツェルマットに辿り着けるかがそもそも不安だったので、たどり着けてよかった。同じ様に、バスを乗り継いで最終列車に乗って、ツェルマットに来る同乗者がたくさんいた。

ツェルマット駅についたよ

ツェルマットも山岳リゾート地で、イタリアに近いスイスの南部にある街だ。綺麗で整備されていて、山登り道具を売っているブランドショップやホテル、レストランもたくさんある。

ツェルマットの駅前

だから、やっぱりホテルの宿泊費も高い。それはしょうがないものとして、今回せっかくなので、少しだけ良いホテルにした。ホテルからマッターホルンというこれまたスイスの名峰を望むことができて、プールやスパもある。レベル的には4つ星ホテルくらい。

いやー久々に良いホテルに泊まると、それはそれで幸せだった。朝食の時間が何より贅沢で、ホテルのスタッフさんが「何か飲み物いりますか?」と言ってコーヒーを出してくれる。そして、マッターホルンを眺めながら朝食を食べる。その時間は少しだけ仕事のこととか難しいことを頭からなくすことができる。

朝ごはん
朝食会場から見えるマッターホルン

部屋はマッターホルン側の部屋ではなかったのだけど、夜中にテラスに出ると、夜空に煌めくたくさんの星を見ることができた。気候も涼しくて、あんまり虫もいないので、窓を開けて風を浴びられる。テラスの椅子に座って深呼吸すると最高に気持ち良かった。

夜星が綺麗だった

今回ツェルマットには2泊した。連続連夜の移動で、体調が悪くなりかけていたので、着いた次の日は周辺を少し散歩しただけで、ホテルでゆっくりした。

その日の方が天気が良かったため、ハイキングをするなら、その日の方がよかったのだけど、やっぱり何より体調優先だ。

相変わらずご飯は高くて、その日のお昼に食べたアラビアータも4,000円くらいした。サイゼのパスタなら500円なのに。ほぼ10倍近いやん。

ちなみに、街は登山客などの観光客で賑わっていた。日本人もちょくちょく見かけた。ツェルマットは、日本の富士河口湖町と妙高市と姉妹都市だったり、日本人観光客への感謝を込められて作られた日本人橋というのがあったり、何かと日本に馴染みが深そうだった。

観光者向けのお店が立ち並ぶ
日本人橋の上から見るマッターホルン(雲で隠れている)
教会はとても落ち着く空間だった

5.マッターホルンを望むハイキングへ

次の日、朝の5時半くらいからホテルの近くの展望スポットに行って、マッターホルンに照らされる朝日を眺めに行った。結構な高台に展望スポットがあって、少し登るのはきつかったけど、素晴らしい景色を見ることができた。空気がひんやりしていて、気持ち良い。最初は人が1人くらいしかいなかったけど、私が帰る頃は10人ほどの人がいた。

マッターホルンが少し赤く染まっている

そして、午前中は仕事をして、その日のお昼からマッターホルンを望むハイキングに出かけた。ツェルマットの駅から、ゴルナーグラートというマッターホルンや周囲の名峰を見渡せる展望台がある駅まで、これまた鉄道に乗ることができる。片道11,000円。高いけど乗る価値はある。もちろん元気で時間があれば、登山することもできる。

私は行きは列車に乗って、ゴルナーグラートから途中のリッフェルベルグという駅まで2時間ほどハイキングをして、また列車でツェルマットに戻った。

ツェルマットから登山鉄道の駅
乗った列車

登山鉄道は、右にマッターホルン、左にも白い尾根が続くアルプスの山々をみながら、進んだ。まさに登山鉄道だ。線路沿いに歩いている登山客も見ることができた。ユングフラウヨッホの時は、1面雪景色だったけど、登山鉄道の周辺には緑や花々が咲き乱れていた。

すごいところを走る

あいにく雲が多く、マッターホルンの先端は隠れてしまっていた。それでも絶景だった。

列車から見るマッターホルン
こんなとところを走る

私が、初めて世界の車窓からをみた時の感動と同じ景色と感動だった。

乗客に中国の団体客がいてうるさかったんだけど、チラチラ見てたらその中の何人かに、「どこからきたの?」と話しかけられた。やっぱ中国の人は人と人の距離感が近い気がするな。喋るとみんな良い人。

終点のゴルナーグラートには30分くらいで到着をした。

ゴルナーグラートは、世界で最も美しい展望台と言われているらしい。その名の通り、360度ヨーロッパの名峰を眺めることができた。相変わらず雲が多い空ではあったけど、この景色やスケールは、ここに来ないと味わえないなと思った。

展望台
山々と氷河
展望台の裏側の山々
石を積む人たち
3100m!!

私は半袖でなんとか耐えたけど、風が吹くと寒かった。かっちり防寒をしている人もいた。

そこから中腹のリッフェルベルグまで歩いた。
高低差は250mでほぼくだりなので楽勝かつ、楽しいハイキングだ。老若男女が歩いていたし、中には赤ちゃんを背負って歩いている人もいた。途中もアルプスのすごい山々を見て歩くので、本当にずっと良い気分でいられる、そして野に咲く高山植物たちも可愛らしく、綺麗だった。
小さい子どもを連れた若い日本人夫婦が、「この景色は絶対一生の宝物になるよ」と言っているのが聞こえて、なんだか良いなーと思った。

すごい景色
氷河たち
道の先にあるマッターホルン
たのしい!

途中に湖面にマッターホルンが映ることで有名な湖があった。そこもめちゃくちゃ綺麗だった。やっぱりマッターホルンは曇っていたけれど。

湖面に映るマッターホルン
高山植物たちの種類も多い
きれい

そしてリッフェルベルグまであっという間に到着。

リッフェルベルグの駅のカフェで、アジアンヌードルというメニューがあったので頼んでみた。要はチキンラーメンみたいなカップ麺をお皿に移してフライドオニオンを乗せただけの料理だった。値段は1,500円だった。たけえ。
でもその時の私にはとても美味しく感じたから、よしとしよう。なんかスイスにいるとお金の感覚が狂うから、これでも安いと感じるようになってくる。

アジアンヌードル 9フラン(1,500円くらい)

リッフェルベルグからツェルマット行きの列車に乗る。

ちょうど列車に乗った時に通り雨が降ってきた。運が良く振られずに済んだ。なんだか神に守られてるみたいな感覚だ。

そこからツェルマットに無事に戻れて、その日は夕方チューリッヒに向かう。

6.ツェルマットからチューリッヒへ

ツェルマットからチューリッヒまで、列車で2回乗り換え、これも2時間半くらいで着く。チケット代は20,000円くらい。

だいぶここにきて、スイスの移動にも慣れてきた。
ただ、途中携帯の充電が切れてしまって、スマホに入っているチケットを、ベルン行きの列車で駅員に見せられないときは焦った。

スイスで、私は携帯充電器の呪いに見舞われていた。元々持っていたiPhoneの充電ケーブルが使えなくなった挙句、さらに新しく買ったケーブルも2本とも使えなくなるというトラブル、、本当に呪われていたのかもしれない。

ベルン行きの列車に乗っていたとき、新しく買った2本目の結構良いケーブルを持っていたのが、端子側の接続が悪くなってしまったらしく、うまく充電できなくなった。iPhoneの充電はその時2%。挙げ句の果てには充電端子が壊れた、、iPhoneもついに0%になった。

駅員さんにその旨を伝えて、パソコンをWi-Fiに繋いでチケットを見せようとする。ただスイスの鉄道でWi-Fiにつなぐには、スイスパスへの登録かSMS認証が必要だ。

スイスパスの登録となぜか私は相性がよくなくて、Wi-Fiにもうまくつなげない。なんか色々とうまくいかないなあ。

駅員さんにとりあえず困っているアピールをしたら、充電ケーブルをしぶしぶ貸してくれた。それでチケットも見せることができて、事なきを得た。

まあそんなこともありつつ、ついに列車はスイスの首都のチューリッヒに着いたのだった。

7.癒しの街、チューリッヒ

チューリッヒ駅は大きく、立派だった。駅が大きくて、泊まる場所に行くためのバス停への行き方に最初迷った。

なんとかバス停を探し、バスに乗り込む。

スイスの電車やバスは、アプリでチケットを買って乗ることができる。便利。

バスの窓から見えるチューリッヒの街並みと夕日が綺麗で思わず見惚れてしまった。時間は21時過ぎだった。

相変わらずスイスの宿泊料金は高いので、今回はairbnbで部屋をとっていた。中心部からは少し離れた高台の住宅地に、今回の泊まる場所があった。

バスに20分くらい揺られたあと、目的地まで15分ほど歩く。これがまた結構な上り坂。バックパックを持っての歩きはだいぶ泣きそうになった。お昼も一応ハイキングをしているので、その日はすでに18,000歩ほど歩いていた。

やっとの思いで高台のアパートに着いた。その人の自宅の一室をエアビー用に貸しているような感じだったけれど、部屋は綺麗で仕事机もあって本当に自分の家にいるみたいだった。そして、部屋にピアノがあった!(弾きたかったけど時間がなくて断念)

airbnbの部屋

あんまりチューリッヒでは何かをするつもりはなかった。ただせっかくなら、と2日目の午後に少しおでかけをした。

行ったのは2018年のバリスタチャンピオンがいるコーヒー屋さんと、チューリッヒデザイン美術館と、リンデンホフの丘、それから締めにチーズフォンデュを食べに行った。

コーヒー屋さんは、確かにヨーロッパに来て飲んだコーヒーの中でも1番美味しいと思った。丁寧な味がした。心がほっとした。

コーヒー屋さん。ワンオペで混んでいた
丁寧に入れられた1杯のコーヒーが最高に幸せに感じる
コーヒー屋さんの近くの壁画

チューリッヒデザイン美術館は、大学に併設された美術館で、常設展と企画展のようなものがある。わたしが行った時は、ちょうど日本のデザインの企画展がやっていた。展示の入り口に入った瞬間にファミマの入店音楽が流れて、思わず笑ってしまった。自国がやっていることを他国から見るという貴重な経験。パッケージや表紙、プロダクトなど日本のデザイナーが手がけた物など、なんだろうヨーロッパのデザインとはまた違った良さがある気がして、来ている人も興味深そうに見ていた。それ以外にも、ユニバーサルデザインの企画展なども見た。

めっちゃ日本語笑
展示室には畳や和照明がある
日本の電車ポスター
デザイナー佐々木俊さんの作品
車椅子の人のスーツデザインパターン

リンデンホフの丘の周辺は観光地で、流れる川から見える教会や建物が素敵だった。それらを絵に書いている人がいて、思わずその直向きな姿に見惚れてしまった。

周辺はブランドショップなどのおしゃれなお店が立ち並び、ウィンドウショッピングをしながら散歩をした。

絵を描く人
おしゃれなお店が立ち並ぶ
ドレスが素敵で写真とっちゃった
リンデンホフの丘

丘からはチューリッヒの景色を一望することができる。夕方でロマンチックな雰囲気だった。

これらの観光地を移動するのに使った電車やバスは、路線も充実していて、安全で、快適だった。

スイスは物価は高いけれど、街自体は素朴でおしゃれで洗練されている。だからと言って、敷居が高すぎるイメージでもない。また、いる人たちも知的な人が多いイメージだった。先入観もあるかもしれないけれど。スイスは経済も産業も安定していて、研究機関も多い。給与水準も世界最高レベル。なんか日本も国として学べることもたくさんありそうだから、少し住んでみたいと思った。

チューリッヒ最後の夜は、スイスのチーズフォンデュで締め。日本語がわかる店員さんが歓迎してくれた。お店は現地のお客さんもいたし、日本人含む観光客も多かった。

夕方陽が傾いても綺麗な景色
飲食店が立ち並ぶ
COTENラジオ聴きながらチーズフォンデュ食べた笑

さて、次の日から今度はアイルランドに行きます。日本から友達が遊びに来る予定!

まだまだ旅は続くよ!

スイスの水はマッターホルンデザイン!



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