20歳になる前のあなたへ
『子供に読んで欲しい本』
をテーマにしているこのマガジンでは、
以下の3点を中心に発信しています。
1.その本をどうして読んで欲しいか
2.超ざっくりどんな内容の本か
3.いつ読んで欲しいか
読書をしている中で感銘を受け、
かつ子供に知って欲しい価値観
がある本を選書しました。
◇ ◇ ◇
今回の本：『人生は20代で決まる』
臨床心理学社メグ・ジェイ氏による本です。
既に大人になったわたしたちが、
若い頃、以下のようなセリフを
耳にタコができるほど聞きませんでしたか？
『20代は自由だから・・・』
『20代のうちに○○やっとけ・・』
などなど・・・
このセリフ。
そう言っている人の価値観の押し付けだと
私は感じていました。
しかし、エビデンスがきちんとある、
ということが、
この本では明らかになっています。
結論だけ先に述べると、
20代は人生を左右する大切な10年です。
決定することを先延ばしにしがちだけど、
先延ばしにはせず、
その時点で考えられることを考える時です。
1.どうして読んで欲しいか
20代が人生において大切な時期だ、
ということを知った上で
自分の思う道を進んで欲しい。
これにつきます。
脳が最後の成長期を迎える20代、
20代で得た知識と経験が
その後の80年もの人生の基礎となります。
自分を変えたいと思えば変えられる、
学びたいと思えば多くを吸収できる、
これは20代の脳、身体の特権です。
歳をとってからでもチャレンジはできますが、
効率が全く違う、ということを
知っているか知らないかの差は大きいです。
2.超ざっくりどんな内容の本か
仕事、恋愛、脳と身体の3つの視点から、
20代が人生において大切な時期である、
ということを述べられた1冊です。
仕事
生涯賃金の3分の２は、
キャリアを始めた10年のうちに決まります。
また、賃金上昇のピークが40歳
（日本では50歳）
だということを考えると、
20代にどのようにキャリアを積むかが、
その後の賃金を決めると言っても
過言ではありません。
恋愛
家族選びを後回しにしないこと。
つまり、どのような人と結婚するか？
を20代のうちから考えることが大切です。
私もそうでしたが、学生の頃は漠然と
「30歳前になると誰かと結婚している」
と考えていました。
しかし、私を含め多くの人が、
なんとなく誰かと結婚する、
ということはあり得ないのです。
では、どのように適切な相手を選ぶのか？
絶対的に正しい方法はありません。
ただ、少しでも相性の良い相手を
見つける方法があります。
それは、パーソナリティ診断です。
パーソナリティ診断は
ビックファイブという5つの因子を
分析する診断です。
パーソナリティは、
遺伝による影響が50%、
環境による影響が50%です。
そのため、
結婚しても変えられない部分が50%ある
ということです。
結婚する前に相手のパーソナリティを
知っておくことで、
自分と相性が良い相手かどうかを
知ることができます。
※ビックファイブについては、
ググったらすぐに出てきますので
割愛します。
脳と身体
脳
20代に脳は、
これから起こりうる様々な出来事に向け、
最後の大きな成長を遂げます。
20代の時期の
多くの人間関係、仕事・ビジネス、
恋愛をした経験などが
全て脳の学習となります。
20代で経験するのと、
30代で経験するのでは、
経験の受け取り方も、
経験値の得かたも異なります。
身体
女性の場合、
妊娠能力が20代後半をピークに、
30〜35歳にかけ落ちていきます。
高齢出産が悪いわけではありませんが、
妊娠確率の低下、流産のリスクの上昇、
さらに、不妊治療を受けることと、
継続することの精神的・金銭的不安を
知った上で、自分はどうしたいかを
考えて欲しいのです。
いつか、家族が欲しいと思うのなら、
身体の変化を知った上で、
『こうしたい』と考えることが大切です。
3.いつ読んで欲しいか
20歳になる前に、
一度は読んで欲しい本です。
おそらく、20歳になる前であれば、
この本を読んでもピンと
こないかもしれません。
しかし、
何も考えず、『まだ20代だから・・・』
と生活することと、
『20代は大切な時期だ』
と思いながら生活するのでは、
考え方、選択、行動、
そして成果が目に見えて変わるはずです。
本が難しければ、
TEDのトークでも十分です。
かけがえのない10年だ、
ということを知った上で
思う存分20代を満喫して欲しいです。
まとめ
20代は、仕事・恋愛・脳と身体の3つ点で
人生で最も大切な10年と言えます。
20代の選択と行動が、
その後の賃金を決め、
家族とその人生を決める。
そう知った上で、
人生を楽しんでください＾＾
あと、書き忘れてしまいましたが、
なるべく色々な年齢層や、
違う環境の人と接することもお勧めです。
同じ環境の相手（学校の友達など・・）
といることは、心地よいですし、
何より楽しいです。
しかし、
新しい発見や経験、
仕事のきっかけのほとんどは、
違う環境に属する人からもらうことが
ほとんどです。
そんなことを
少しでも意識してみてください＾＾
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