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眠れない夜に読みたい1冊

眠れない夜、
スマホを見たら余計眠れないし、
物事を考えても眠れない。

眠れない時は本を読むのが良い。
とよく耳にします。

しかし、私の場合だと
本は本でもビジネス書を読むと
余計に眠れなくなります。
(色々と考えるからでしょうか。)

そんな時におすすめなのが、
詩集や哲学書、思想書です。

それらを読むと、
ふぅっと心が軽くなるような感覚になり、
リラックスすることができます。

今回は、幸せになる方法を解いた1冊、
アランの『幸福論』をご紹介します。

ヒルティの『幸福論』、
ラッセルの『幸福論』と共に、
3大幸福論と呼ばれるものの1つです。

〇〇論、というタイトルだけ見ると
堅苦しく感じてしまいますよね。

しかし、アランの『幸福論』は、
短い文(本文ではプロポといいます)で
構成されており、

読みたいところだけ3分で読める、
そんな構成になっています。



素晴らしい考え方を1つ紹介します

大好きな考え方を1つ紹介します。

どうしてもよろこびが欲しいというならば、
まずよろこびを蓄えておきたまえ。
いただく前に感謝したまえ。
なぜなら、希望から求める理由が生まれ、
吉兆からことが成就するのだから。
だから、
すべてのことがいい予感であり、吉兆である。

(アラン『幸福論』/ 岩波文庫 より引用)


つまり、〇〇できたから嬉しい
ではなく、嬉しいから〇〇できた
という考え方です。

まずは、自分の心ありき。
とイメージするとわかりやすいですね。


このような考え方をすれば、
『心の持ちようで、起きることが変わる』
『自分の考え方次第で変えられる』
というふうな考え方をすることができます。

幸せだから、笑顔でいる。
笑顔でいるから家族が気持ちよく過ごせる。

そんなふうに思いながら、
日々を過ごせると最高ですよね^^



『幸福論』というだけあって日常の些細なことの感じ方のコツがたくさん書かれている

紹介したアランの『幸福論』は、
幸福になるための考え方を、
93のプロポ(哲学断章)と呼ばれる
短い断章の形式で書かれています。

いずれも3分もあれば読める内容で、
1つ1つが完結しているため
どこからでも読み始めることができます。

今回ご紹介したのは、
『気分(Humeur)』のプロポです。

それ以外にも、
物事の原因を見つけることの大切さが解かれた
『名馬ブケファラス(Bucephale)』、

夫婦のことが書かれた『Le couple』、
労働のことが書かれた『Trauaux』、
友情のことが書かれた『Amitie』など、
日常生活のプロポが書かれています。


眠れない夜に、
幸せになるためのプロポを
少しだけ読んでみてください^ ^




アラン『幸福論』





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