9月に読んだ12冊〜小説・エッセイ・意識高い系〜
強烈な不倫小説に、
死ぬ前の読書、
30代をどうやって生きるかetc...
9月はのんびりした感じではなく、
ちょっとアップダウンのついた
本を読みました。
と言っても、
意識的にアップダウンをつけたのではなく、
選んでいるうちに、
勝手にアップダウンが付いたのですが。
アップダウンを12回、
繰り返したわけですが、
その中でもジェットコースターのように
強烈だったのが、
林真理子さんの『野心のすすめ』でした。
自己啓発本と書いていることは
大きく異ならないのですが、
表現の仕方というか、
林さんの言葉の使い方が
印象的でした。
では、以下より先月の12冊を
紹介したいと思います。
林真理子『野心のすすめ』
良い意味で、野心をもたずして人生の充実なし!ということを、感じ取れた1冊でした。
林さんがのように、高い山に高低差の大きい谷を行ったり来たり、そして最後はエベレスト・・・
そんな人生にするのは、凡人にとっては難しいですが、自分のレベルより少し背伸びした「野心」を持ちたいものです。
林真理子『綺麗な生活』
「沼」という表現を初めて使いました(笑)。夜中にも関わらず、時間の経過も忘れて読んでしまった本でした。
ハッピーエンドの小説が多い中、いつまで経ってもハッピーな雰囲気が出て来ず、最後はジ・エンド。
現実より現実味のある恋愛小説で、これまで私が読んだことのあるような、キラキラしたものとは全く異なりました。
ビル・パーキンス『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』
「死ぬときに100万ドル残したら、100万ドルをドブに捨てたのと同じ」という言葉が印象的な1冊でした。
人生がいかに有限で、もう1つ言えば、「若さ」も有限であり、経験にお金を使うことの必要性を感じました。
また、「子供への財産は自分が生きていて、かつ子供がお金を有効に使える時期」ということも強く共感できました。
漠然と将来や老後の不安を抱いて、貯金しちゃってるあなたに読んでほしい1冊です。
津野海太郎『最後の読書』
あなたは、人生でと何冊本を読めるか考えたことはありますか?
私はありませんでした。
この本を読むと、80歳も近くなると、心身共にどのような状態になるかがわかります。
年老いてからの読書は、あなたが今おこなっている読書とは全く異なるものになりますよ。
牧田 善二『医者が教える食事術 最強の教科書――20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68』
「糖」を取りすぎていませんか?昔は無かったヨコモジの化学物質をたくさん摂っていませんか?
それらの食べ物が、現代病と言われる肥満やがん、糖尿病、アルツハイマー病の引き金となっています。
それらの危険性をきちんと理解し、自分の食べるものは自分で選びたい、というあなたへオススメの1冊です。
ROLAND『俺か、俺以外か。 ローランドという生き方』
ちょっと凹んだ時、いや、ズゴーンと落ち込んだ時に読みたい1冊となりました。
世の中、あなたのあなた以外しかいないのだから、堂々とあなたらしく生きるべき!そう背中を押してくれる本です。
チャラそうに見えるのに、芯を食ったことしか書いていない・・・というギャップも楽しめました。
ブレイディみかこ『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』
最近第2作目が発売され、少し話題になっている『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』。
日本人の母とアイルランド人の父を持つ、「ぼく」の思春期ならではの心の動きと英国社会のリアルが書かれています。
日本社会にも当てはまる内容が多く、共感の嵐と共に、社会に対して自分自身が能動的に動くべきだと感じた本でした。
島村 美由紀『30歳から自分を変える小さな習慣~運を引き寄せる女性の6つの法則』
これまでの人生に納得がいっていない!30代をすぎたけど、人生を変えたい!そんなあなたへおすすめの1冊です。
20代で多くの行動を起こし、経験を積むのが理想的ですが、30代でも十分巻き返しは可能です。
むしろ、環境変化の多い30代こそ、できることもあるものです。あなた自身を奮い立たせたいならこの1冊です。
グレース・ボニー『自分で「始めた」女たち』
おしゃれな包装に、アメリカで活躍する経営者やアーティストなど様々な職業の女性たちの写真・・・
本の内容は学びが多く素晴らしかったですが、それ以上に海外の雑誌を読んでいるようなおしゃれなレイアウトに惹かれました。
考え方は、「見たこと、聞いたことのあるもの」からしか生まれません。
雑誌気分で100名以上ものインタビューを覗き、あなたの視野をぐいっと広げてしまいましょう。
有川真由美『30歳から伸びる女、30歳で止まる女』
自分で考える人は伸びて、他人任せの思考の人は止まる、気遣いができる人、ギブ精神のある人は伸びるなどなど…
30歳からは、こんな心構えの人が伸びてこんな人は伸びない、ということが筆者の有川さんの経験をもとに書かれています。
30歳からも伸びたい!20代までの人生の巻き返しを図りたい!というあなたには、ぜひ一読して欲しい本です。
女性としての振る舞いが書かれていることも、他の自己啓発本にはない視点で面白いですよ!
大塚寿『30代を後悔しない50のリスト 1万人の失敗談からわかった人生の法則』
1万人の人生の先輩方に、30代の時のことで後悔したことをインタビューし、まとめられた本です。
ビジネスマン、特にサラリーマン向けの内容ではありますが、心構えという意味では全ての社会人に共通するものが多いです。
最も印象的だったのは、ストレスについて。
ストレスの耐性を強めるのではなく、ストレスの対処法や回避方法を身につけるということ。
「ストレスに耐えろ!」「あの子はストレスに弱い」などよく会社で言われますが、本当は「自分なりのストレス対策を身につけろ!」なのです。
松永茂久 『30代を無駄に生きるな』
30代は人生を決定つける大切な10年間です。
生涯年収、キャリア、家族など人生を左右するものの基礎が固まります。
そんな時期を、なぁなぁに生きるのではなく、野心や目標を持って能動的に生きることの大切さを実感できる本です。
具体的な方法論というよりは、心構えなどの精神論的な要素が多いので、モチベーションが上がりますよ。
貴重な30代を有意義に生きましょう^ ^
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