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20年後は明るくない。私たちに出来るのは準備すること。

成毛 眞さんの『2040年の未来予測』、
読む前から日本の20年後は明るくないと
思っていましたが、やはり・・・
という印象でした。

しかし、本を読んだことで、
少し明るい気持ちにもなれました。
その理由は2つです。

①IT技術と医療の進歩
②日本にしがみつかなければ良い
 という選択肢があること

日本の未来が明るくないと感じた
原因でもある、
日本の経済と天災に関して触れ、

唯一の光でもあるITと医療の進歩
について触れてみたいと思います。


事実を知り、将来を自分で予測し
来る未来に備えるきっかけになれば
嬉しいです^^

あまり明るい内容では無いので、苦手な方は読み進めないでください!​



\読んだ本はこちら/




2040年に想像されている日本の未来

将来が不安、不安と
闇雲に不安だけを膨らますことは
よくないです。

きちんと現実と向き合い
未来を予測するようにしましょう。

不安の要素はたくさんありますが、
大きく分けると2つ。

・若年層の人口比率が減り2040年は老人だらけ
・異常気象、大地震、火山噴火などの天災

■若年層の人口比率が減り、2040年は老人だらけ

65歳以上の高齢者は、ピークを迎え
3,868万人以上だといわれています。

日本の総人口は約1億1000万人
といわれているので、
約35%が高齢者ということになります。

そうなると、生産人口は・・・
もうわかりますよね。

日本のGDPが下がるのも
納得ですよね。

そして、漠然と年金が無くなる
とか、少なくなるといわれている
年金問題。

年金が無くなることは、
国家問題なので、あり得ません。
(年金どころの騒ぎじゃないですw)

しかし、働けない人たちの生活を
補償しているのは社会保障です。

つまり、働けなくなる人が増え
働ける人が減ると、


社会保障に充てるお金(=税金)
を増やさざる得ないのは
間違いありません。

国際機関も厳しく指摘しており、
OECDは最大26%、
IMFは15%まで引き上げることを
提唱しています。

じゃあ税金の仕組みを、
国の仕組みを変えれば
希望は見えるかも!

そんな風に思うかもしれませんが、
これまでトップの教育をうけたであろう
政治家たちがどうしようもできず、

政権交代をしても
変えられなかったことから、

日本の体制が変わることは
ほぼ無いと考えるのが妥当です。



■異常気象、大地震、火山噴火などの天災

ここ数年、梅雨になると
大雨が降り、各地で
土砂被害が報道されています。

これは、突発的なものではなく
温暖化の影響といわれており、
これからも毎年起こります。

さらに、10年ほど前から
南海トラフや首都直下型地震
などの大地震が起こる確率が
30年以内で70%といわれています。

既に10年経っているため、
その確率は当時よりも
上がっています。

そして、火山大国でもある日本、
富士山などの大型火山の
定期的な噴火が起こるのも
そう遠くないといわれています。


どの天災が
どのようなタイミングで訪れるかは
誰にもわかりません。

今日突然起こるかもしれないし、
もっと先かもしれない。

ただ、『必ず起こる』
と思って準備するのとしないのでは
そのとれる行動に大きな差

出るのは間違いありません。


また、日本の経済は既に世界に
遅れをとっており、
貧しい国になりつつあります。

アメリカや中国などの
先進国に比べると
物価が安い国になっています。

中国人がたくさん日本に来て、
日本ブームだ〜

と思っていませんか?
その日本ブームは、
日本の物価が既に諸外国よりも
安いことに起因します。



不安だらけの中にも、ITと入用の進歩

明るい一筋の光であるITと医療の分野
・5G、6Gの拡充による
 テクノロジーの大進歩

・AIの活用と、ゲノム編集技術、
 再生医療による医療の進歩

■5G、6Gの拡充によるテクノロジーの大進歩

最近、5Gが使えるような場所が
少しずつ増えてきています。

5Gが使えるようになることで、
多くの情報を高速で伝えることが
可能になります。

具体的な例として挙げられているのが、
動画のダウンロード時間。

4Gでは、2時間の動画を
ダウンロードするために
5分かかっています。

それが、5Gになることで
3秒になると言われています。

さらに、6Gになると、
1秒もかからなくなる
と言われています。

これまでの歴史を辿ると、
通信は約10年ごとに
次の世代に進むと言われています。

1979年 1G(ショルダーフォン)
1993年 2G(PHS)
2001年 3G(写真のやりとりがスムーズ)
2010年 4G(スマホ普及)
2020年 5G(4Gの100倍の速さ)
2030年 6Gが台頭!?

そうなれば、2040年頃には
6Gの技術が当たり前になり、
高速で通信されていることも
普通であることが容易に想像できます。

6Gが普通になれば、
高速通信が当たり前になるため、
常にインターネットに繋がった状態
になるといわれています。

そして、
常にネットワークに接続されている
ということにより、
自動運転が普通になったり、

街中のあらゆるものに
チップが埋め込まれ、
データの読み取りも容易になります。

また、今はほとんど見られない
無人店舗が普及するでしょう。

自動運転や、無人店舗の普及は
日本の暗い未来と言われている
労働人口の減少の際に役立ちます。

人が少なるぶん、
その仕事を技術で賄うことができれば

人は、人にしかできない仕事に
従事することができます。


■AIの活用と、ゲノム編集技術、再生医療による医療の進歩

医療の分野でもAIが活用され、
さらに、遺伝子編集技術や
再生医療の研究が進み
医療も大きく進歩していると
予測されています。


医療にAIの技術が活用されることで、
これまでの罹患データや、
薬の処方データを管理し、
最適な治療法が提案されたり、

AIによる自動問診がなされたりし、
医者の負担を減らすことも
可能になります。

また、遺伝子治療により
ガンの治療が容易になり、
ガンは簡単に治せるように
なるかもしれないことや、

再生医療により
認知症なども防げる・治せる
ようになることも
予測されています。



最後に:必要なのは準備です

高齢化、労働人口の減少、
日本のGDPの下落、
諸外国からの遅れ、

大地震、
火山の噴火、
地球温暖化・・・

読めば読むほど
日本の未来は大丈夫か・・・
と不安になります。

しかし、
医療の発展や、
IT技術の進歩により
これらの影響を小さくすることも
不可能では無いと思います。

実際、昔は石油が枯渇する
といわれていましたが、
今現在、枯渇していないので。

ただし、天災も、
人口減も必ず起こります。

それを既に知ることのできた
私たちにできることは、
今できる限りの備えをすること。


そして、
日本にしがみつかなければ良い
 という選択肢があること

を知ることです。

著者の成毛さんは本書の中で
以下のように述べられています。

今、これを読んでいるあなたは、
国を忘れて、
これからの時代を
どうやって生き残るのかを
まず考えるべきだ。
〜中略〜
生き残るためには、
幸せになるためには
環境に適応しなければならない。
生き残るのは優秀な人ではなく、
環境に適応した人であることは
歴史が証明している。

(成毛眞『2040年の未来予測』より引用)

環境に適応するためには、
正しく予測することが
必要になります。

事実を知り、
来る未来に向け
準備をしたいですね。


久々に暗い気持ちになりました。笑


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