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妄想小説まとめ

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主に日向坂のメンバーで短編小説を作成してます。もちろん内容はフィクションです。
運営しているクリエイター

#日向坂46

Dear You

「『そしてバトンは紡がれたのだった』…っと。これにしよう」 いつの間にか日付が変わってい…

たぬきち
2年前
7

心の太陽

意を決して、屋上への階段を上る。 ドアを開けても、もちろん誰もいない。だからこそ決意でき…

たぬきち
2年前
3

明けまして

年明けの仕事は身が入らない。 久しぶりに目の前の画面とにらめっこしていただけで、めまいを…

たぬきち
2年前
3

君と僕と文化祭

文化祭、僕は君と、あの場所で2人きり。 「私、実はずっと――――――」 その続きに来る言…

たぬきち
3年前
6

酸っぱい自己嫌悪

トンネルを抜けると、昔と変わらない海岸線が視界に飛び込んできた。 道路沿いに車を止めて、…

たぬきち
3年前
7

「ワタクシは」

手元の手帳のスケジュール欄を見ると、次の予定は30分後だった。 さっきコンビニで買ったおに…

たぬきち
3年前
4

WONDERLAND

〇月✕日 4日目 この奇妙な世界に来て、もう4日が立つ。 不安と闘いながら、この記録を残している。いつ何があってもいいように。 文章を書くのは得意ではないので、ありのまま起きたことを書く。 あいつは今日も聞いてきた。 『本当の私を、探して?』 知ったことか。 そう思っても、あいつは何度も俺に言う。そして、笑いながらどこかへ去っていくのだ。 何をすればいいか、ここから出る方法はないか、そればかり考えている。しかし、昨日もそう考えている間に1日が終わった。 こ

同じ空の下で

僕は君のことを決して忘れなかった。 そう、たとえ何年経っても。 それが、それこそが、僕た…

たぬきち
3年前
6

白日

ある朝目を覚ますと、そこは無機質な部屋。 白い壁と天井、そして最低限の家具。 ベッドの上…

たぬきち
3年前
9

隣のアイツは変化球

気づけば、あっという間に扇風機の季節は終わっていた。 外で鳴くセミの鳴き声が、騒々しいア…

たぬきち
3年前
8

君がくれた夏

抜けるような青空と、同じくらい透き通った青い海。 白い砂浜が、その青さをより際立たせる。…

たぬきち
3年前
11

愛し君へ

君と出会った意味を考えてみることがある。 けどそれは、「意味がない」ことも選択肢に入れて…

たぬきち
3年前
16

明日へ架ける虹

春。 枝の新芽が芽吹き、新しい世界が動き始める。 それは僕のバイト先でも例外ではない。 …

たぬきち
3年前
17

晴れときどき苺

「は?いや…急に来れないってなんだよ。おかしいだろ」 「いや~…こればっかりは申し訳ねぇ…今朝起きたらさ…マジで腹痛すぎて…」 「体調管理くらいしとけよ…」 「まあな…でも悪いけど今日はパスで。チケット代はちゃんと後日払うから。ごめん…」 ______________ 誰もが顔を輝かせて入ってくるであろう、その入り口で、僕の顔は生気を失っていた。 友人の体調不良、そしてドタキャン。考えうる事態の中でも最悪だ。 そして、そんな僕の後ろで、心配そう(かどうかは正直判