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音楽家が目指すべき「高等遊民」とは

高等遊民

まず、「高等遊民」を勘違いしている人が多いのですが、夏目漱石、石川啄木、川端康成の本に登場する高等遊民は、親の財産を食い潰して生きる学歴のあるニートのような感じです。

だから、私が娘の職業を聞かれて「高等遊民」と答えると、「あ、ニートですか」との反応になるのです。

高等遊民とは、学歴はあるし、就職もできるし、経済活動もできるけども、生活に困っていないから働く必要がないので、遊んで暮らし、その遊びが放蕩者のような遊びではなくて、勉強や研究になっている状態です。

お得な理由

勉強をし続けると自分の価値は上がり続けます。でも働かないで、資産に働かせるので、労働するよりも資産は増えます(r>g)。つまり、暮らせど暮らせど金が減らない状態が作れるのです。

急に豪遊して100万円払ったら、100万円分の経験値が生まれて、さらなく価値を生み出してしまう。剃っても剃っても生えてくるヒゲ、短く切るほど早くのびる髪の毛のようになるのです。

50代の高等遊民

大卒と同時に高等遊民になるのが理想ですが、私はそれができませんでした。20年ほど労働していました。今やっとスヴィドリガイロフになりました。

補足

スヴィドリガイロフとは『罪と罰』に登場する50歳の高等遊民です。主人公の妹(16歳)を狙い、失恋して自殺します。

「なんでもありか?!」と周りが羨む象徴として登場するので、FIREなんて言葉ない時は「いつになったらスヴィドリガイロフになれるんだ」と言っていたのです。

方法

このままスヴィドリガイロフになることは可能でしょうか? 無理です。今の問題が多すぎます。

5年後どうなっていますか? 分かりません。36ヶ月後、つまり3年後を見据えていないからです。

1年後どうなっていますか? このままです。 なぜならば去年と向かっている方向が同じだからです。

今年の年末は今より成長していますか? していいません。 今変化を起こそうとしていないからです。

方法は簡単です。10年後、5年後、3年後、1年後、半年後(年末)、三ヶ月後、月末、週末、今日の夜に高等遊民向かってどのような変化・成長を成し遂げているかを書き出します。

そして、その理由を書いてください。

25歳の時は「娘を高等遊民にさせたいから」というのが自分が高等遊民を目指す理由でした。お子さんがいる方は簡単に理由がみつかるでしょう。

独身の方はこの理由を無理矢理作ってください。

結果は2番目に大切です。理由が1番大切なのです。

まとめ

自分が高等遊民になる理由さえ見つかれば、今の労働サイクルから抜け出せますよ。

おしまい♫

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