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#21 『最初の信用』の難しさ

2023年7月某日

近年、様々な企業で副業解禁の動きが加速している。筆者自身も、その流れに乗って、会社に申請をしたうえで、個人事業主としてビジネスサポートを行なったりしている。しかし、周囲の声に耳を傾けてみると、必ずしも全てのサラリーマンが等しく副業ライフをエンジョイしているわけでもない。聞くと、副収入を増やしたい気持ちは多少あるものの、『仕事がない』というのである。どういうことだろうか。

多くのサラリーマンの考える副業のイメージとして『クラウドソーシング』のような受託型のビジネスが中心にあるようだ。そして、クラウドソーシングで受託したいと思っても『実績がないから受託できない』のだという。受託するためには実績が必要で、実績を作るためには受託することが必要というチキンエッグの状態にあり、これが副業のハードルを高いものと印象付けている。

これは、結構悩ましい問題である。特に、リアルな商空間と違って、インターネットの取引は情報に乏しく『信用度』が著しく低い。それゆえに、各プラットフォームは、スキルや実績をスコアリングのうえ、レーティングしているのである。顔が見えない取引だからこそ、その信用のハードルを超えることが難しい。

このことから、普通の会社員が副業を始めるなら、基本的には顔が見える関係の中から案件発掘することをオススメしたい。普段の仕事ぶりや能力ぶりがよくわかるため、情報量の厚みが全然違う。だけど、普段の評価が低い場合、かえって厳しい戦いが強いられることになることは、覚悟して欲しい。

ほなら。

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