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㉘(時間外労働時間年960時間)NHKクローズアップ現代の特集から㉘【あと3ヶ月ですね】

だいぶ以前にシリーズを書いていました

医師の働き方改革についていくつか記事をいておりました


NHKのクローズアップ現代で特集


お知り合いの先生にその番組の存在を知らせて頂き上記のリンクを拝見しました。番組を拝見したわけではないので、番組の趣旨や意図とはニュアンスが異なるかもしれませんので、その点は失礼がありましたらお許し下さいNHK様。

患者さん視点

まゆみさん(仮名)という方のご不安が紹介されていました
たしかに、これは国の制度や病院の都合で患者さんで不安が増している方がおられるのは事実だと思います。そういった改革をご存知でない患者さんも、4月以降病院の提供する医療が減っているのでは?とじわじわと実感することになるかと思います。

その理由の1つは?


番組での説明では、「もともと医師が足りない地域の病院の運営には大学病院からの派遣が欠かせません。しかし、派遣元の大学病院で働き方改革が進み、派遣を前提にした地域の医療体制を見直さざるを得なくなったのです。その結果、地域の病院に通う患者の診療に影響が出ているのです。」と記載がありました
これも大学病院と派遣先病院の関係の中では現実的な対応だと思います

久慈病院の対応


久慈病院では、隣の県の病院と患者の症状を情報共有するなど連携を図り、医療サービスの維持に取り組んでいます。

遠野千尋 院長
「患者さんの不利益にならないように、すぐに専門的治療をするところにいかに迅速に搬送できるか、仕組みづくりが久慈病院の役目」

と番組では紹介されていました。
これも現実的な対応だと思います


岩手医大の循環器内科の先生の働き方

ある先生の勤務実態が紹介されていました。本当に頭が下がる働き方で言葉がありません。

そして、以下の窓口から医師からの意見をNHKさんが募集されていて

その先生方の個々の意見も納得できるものです

スタジオでは

スタジオでは大学の先生のお話で、地域性や診療科の特性も踏まえたマクロ視点での話が繰り広げられていました。これも、納得できるものです

逆紹介の強化


これも、病院の対応としては納得の行くものです。そして患者さんにご理解を得る努力もされていました。これも頭が下がります。そして逆紹介に納得の行かない患者さんのお気持ちもわかります

改革進める医療機関

ここでデジタル化推進のHITO病院やタスクシフトの平成立石病院なの取り組みが紹介されていました。これも現実的な対応だと思います

インセンティブ


ここで 働く医療従事者のインセンティブについても記載されていました。医師も人間ですので精神的、金銭的、成長期待など長短期視点でのインセンティブを総合して判断して働くことを否定は出来ません。そういった意味でインセンティブ設計という視点は納得です

この番組を知って、そして番組を直接は拝見していませんが、ウェブサイトを拝見して

・誰も間違ったことは言っていない。
・過渡期には混乱が起こるだろうなー
・全ての満足を得るのは現実的ではない
・決断の必要性
・現実的な対応を少しずつ積み重ねる必要
・納得感のための教育・啓蒙
・医師であっても自分や家族が患者になったときには不安という現実
・決断する人と意見を言う人の相互理解
・改めて開業医の役割の大切さ(強引ですが)

を実感しましたので、そのあたりをしばらく以前の記事を引用しながら改めて書いていきます。



(再掲)960時間時代に起こることは 「じゃない」

・タスクシフト(これまで医師がしていた仕事を医者「じゃない」 看護師さんや薬剤師さん)
・IT化(これまでのアナログ「じゃない」)
・AI診断(これまでの経験「じゃない」)
・オンライン診療(これまでの対面診療「じゃない」)

【ヨーロッパ文明における軍事革命の背景軍隊を維持するための【人件費が重かった】ので武器が発達した】

【ゴールドマンサックスでは2000年には600人のトレーダーが2017年には2人にまで。この背景にあるのは人工知能技術。この技術を呼び込んだのはトレーダーの【人件費が高かった】ことだ】

【イノベーションの多くは人件費の問題のないところをターゲットにしないのである。【医師の人件費は?】リフィル・認定看護師などは【医師の人件費】をターゲットにしていないですか?】

井手「つまり医師がいなくても良い部分は出来るだけ減らそうとする未来が見えませんか?」
XYZ先生「以前も 怖っ!といった記憶があります

診診連携でも病診連携でも【じゃない】症例を相手に送らないように気遣いをしなくてはならないんです。そして クリニックの院長のように経営や評判が我が事化している先生方は紹介先の重要さをご理解いただけると思います。そして紹介先情報というのがGOOGLEではわからないと。ですので【いつもの紹介先をシェアしましょう】を十分にご理解いただけると思います

病院の個々の先生方は毎日多忙な勤務をされていて、経営や評判について我が事化していないので病院の管理側の方々が率先してケアして行く必要があると思うのです。それが①-㉖回までずっと最初に入れている 

大病院はクリニックの紹介先なんて知る必要ない?です。必要あると信じます。


「クリニックの紹介先必要だというストーリーわかった!」という病院の働き方改革担当の方 ご連絡下さい

これまでは医師個人の参加というのを前提に設計しておりましたのでまだ病院の方の参加の仕方などは考えている最中ですが 実験的に参加したいという病院関係者の方是非連絡いただけると幸いです

メッセンジャーかメール tokyoeyeasagaya@hotmail.comで)


「じゃない」数珠つなぎでDr探し

最初のドクターAは「私Dr.Aの専門性じゃない」ということでDr.Aが知る【より確度の高い】Dr.Bにつなぎます。そしてDr.Bが「私Dr.Bの専門性じゃない」ということでDr.Bが知る【より確度の高い】Dr.Cにつなぐという形で藁しべ長者のようにより適切な医師に出会う確率が上がるのです。

他の医師を探せないように 自分も探されていないという【ため息】を解決したい

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