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クリニックスタッフのためのUX/CX⑥ 【患者さん・スタッフの移動を少なくするカメラ】

昨日の投稿は

受付スタッフと検査スタッフの入力負担と入力エラーを軽減する「バーコード付き診察券」「バーコードリーダー」の紹介をさせてもらいました


人がいるかがわからない

診療科によって 患者さんやスタッフの動線は異なります。当院<眼科>の場合
・明室の検査室
・暗室の検査室
・水場(コンタクトレンズのつけ外しなどする場所)

に分かれています
大きな眼科ですと 暗室や水場も複数あったり 手術室や処置室があったりします。 それぞれがドア・パーテション・カーテンなどで区切られているので見えないんです。

とりあえず行く?


見えないのではじめはとりあえず行くということで対応していましたが、ある程度の比率で先に検査している患者さんがいらっしゃるのです。そうなると「すみません、今検査している患者さんがいらっしゃいますので 席でしばらくお待ち下さい」とまた患者さんがもとに戻るということになります。


どれくらい移動?50kmも


・最低日に10回以上発生しています(昔、KINDLE出版した際には5回という想定でかきましたが 今回の執筆のために 動線を数日確認しましたところ、カメラがなければ少なくとも10回以上が有るようでしたので 10という前提にしました)
・1年に250日開院とすると
・年間250x10=2500回


一回あたり無駄になった往復移動距離が20mすると
2500X20m=50000m=なんと50kmも1年間で患者さんに負担をかけていたことになります、勿論スタッフにも。

 
そして歩行は時速4kmとすると12.5時間も患者さんやスタッフの時間を使わせていることになります、1年間だけで。

患者さんとは?

しかし、50KM歩けてダイエットや健康のためにいいじゃん!と言われそうですが 医療機関にお越しの患者さんは 体調などが悪くてお越しになっていたり 高齢者の方も多いので 普通の方の50KMとは意味が異なるのです。

カーテンやドアの向こうの透視がしたい


診療科によって異なると思いますが、眼科の外来クリニックだと 衣服の脱着などは無いため そういった意味でプライバシー問題は発生しにくいと思います。 (しかし、診療科によってプライバシーの問題がある場所には設置しないで下さい)
そういった時に 他の部屋が使われているかどうかを簡便に知りたいということがあります。その時に利用しやすいのがセキュリティカメラです。

セキュリティカメラの設置は大変?


しかし、大規模な工事を要したり、確認のために大きなモニターの設置が必要なセキュリティカメラ増設は多くの先生にとって躊躇してしまうものかと思います。クリニックの移動の負担を減らし、スタッフの無駄な移動を減らすための一つの考え方として、 【院内の移動を意味のあるものにしてあげたい】ということがあります。しかし、だからといって大きな負担を要するものは難しいという現実があります。

WIFI接続カメラ&スマホ


そういった時に 映像用のケーブルを引く必要のないWIFI接続カメラの存在を知りました。当院で使用しているのはATOMカメラです

他にも知り合いのクリニックではTP-LINKのカメラも良いとのことでした。 もちろん他にも多くの企業からでております。 大切なことはスマホのアプリで閲覧が出来るということです。


気楽に見るためには大きなテレビではなく スマホのアプリからカメラの画像を見れることが大切なのです。特にアンドロイドの携帯は安いものだと1台2万円Cくらいで販売されているので そういったものを配置すれば患者さんとスタッフさんの負担が減るかと思います。


クリニックスタッフは患者さんと同じ


・スタッフ不足=患者さんが来ない
・スタッフのコメントにドキドキ=WEBの患者さんの口コミにドキドキ

つまり先生にとって気を遣うべき人というくくりではスタッフも患者さんも同じ(UserやCustomer)なんです。


ベクトルの違い

院長先生方は、皆さんクリニックのため・スタッフさんのためと思っているはずです。しかし、考え方には大きく分けて2つのベクトルがあるかと主ます
A:クリニックや院長のためにスタッフが合わせる。
B:クリニックのUserやCustomerであるスタッフのためになることが結局はククリニックや院長のためになる。

もちろんどちらかに100%振り切ることができないので状況に応じでAとBの配合率が変わりますが 基本はBを心がけるようにしています

1つのクリニックだけではわからない

そういったスタッフのUXやCXの改善は多くの院長先生方も工夫されていることだと思います。しかし、そういったものをもっとシェアしていきませんか? 自身のクリニックでは当たり前の工夫が他のクリニックのとってのため息解決になるかもしれません。逆に 先生やスタッフさんのため息へのヒントが他の投稿から見つかるかもしれません



【それぞれのクリニック】


クリニックの皆様の工夫と努力の詰まったコツ
色々あってそこに行き着いたかと
しかし、硬直化しているかも


【他のクリニックのコツ】


他のクリニックのコツは
自身のクリニックとは異なるかも
そこをシェアし合うことで
患者さん体験レベルがあがり
スタッフのレベル向上にも
そしてクリニックのためにも


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