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【NYAUWとMAPIのクロスミッション】⑩「(紹介状作成)音声文字起こしをAIできれいな文章へ④ ワンボタンで一気に」

クリニックでの診療以外にMAPI(医療AI推進機構)の想いに賛同し活動に参加させていただいております。
(この記事も井手個人の見解として記述をしております)


先日は


音声文字起こしAIと校正AIを利用して紹介状の文章を作成しましょうというプロジェクトでプロンプト(INPUT)によって得られる回答の文章(OUTPUT)が異なるのでプロンプトは大切だと書きました

今回はTPPIの解決を


この音声入力から紹介状の文章の校正までは以下の9ステップを経なくてはなりません。しかし、こんな事を毎回するくらいなら普通に自分で手入力したほうが早いです
A:音声入力文字起こしパート
①WORDPADやメモ帳アプリを立ち上げる
②音声入力機能を起動
③実際に音声入力
④その文字起こしの結果をコピー

B:文字起こし文章の校正パート
⑤GEMINI(ChatGPTなどでもOKですよ)を立ち上げる
⑥GEMINIにプロンプトを入れる
⑦文字起こしをコピーしたものをGeminiにペースト
⑧ENTERおして結果を待つ
⑨結果を紹介状に貼り付ける

しかし、こんな記事を面倒くさがりの私が書いているということは解決策があって面倒の解決が現実的にできているから書いているのです。


いつも意識することが「THEORETICALLY POSSIBLE、BUT PRACTICALLY IMPOSSIBLE(TPPI)の解決です」

・オリンピック選手に競技を選べばなれますが、なろうとする人は殆どいないですよね?
・宝くじも理屈上買い占めれば必ず当たりますが買い占めませんよね(期待値上平均すると胴元には負けるので)

https://note.com/teyede1972/n/ndf36f34776ed  から

TPPI解決のヒントは前の記事にも上げている写真に有るのです。

この写真はStreamDeckの設定画面ですがそこに【音声】【Geminiで紹介状】という2つのボタンが有るのが見て取れると思います。

【音声】ボタンを押すと
以下のAの①②のステップが自動で行われるので 先生方は③の音声入力を行い コピーをする(④)だけです

【Geminiで紹介状】ボタンを押すと
以下のBの⑤⑥のステップが自動で行われるので、先生方は④でコピーしたものをペースト(⑦)して ENTERボタンを押して(⑧)結果を待つだけです。そしてそれを紹介状に貼り付けるのです(⑨)

A:音声入力文字起こしパート
①WORDPADやメモ帳アプリを立ち上げる
②音声入力機能を起動
③実際に音声入力
④その文字起こしの結果をコピー

B:文字起こし文章の校正パート
⑤GEMINI(ChatGPTなどでもOKですよ)を立ち上げる
⑥GEMINIにプロンプトを入れる
⑦文字起こしをコピーしたものをGeminiにペースト
⑧ENTERおして結果を待つ
⑨結果を紹介状に貼り付ける

(参考)Stream Deckについて


【音声】ボタンの設定



これはマルチアクションで
【システム:開く】
音声入力したテキストを文字起こすアプリを開きます。私はここでWordPadを開くようにしています



【マルチアクション:遅延】
これはWordPadが開く前に次の<Winキー+H>で音声入力立ち上げようとしてもテキスト入力エリアがアクティブでなければ音声入力起動がエラーになるので 2000ms(つまり2秒)待つ設定にしています(当院のPCでは2秒以内に立ち上がったので何回やっても)。 皆様のクリニックの起動時間によって設定を変えて下さい。




【システム:ホットキー】
WINDOWSの音声入力アプリは<WINキー+H>で起動するのでホットキーで立ち上げます 

これで先生が音声で話すとWORDPADの入力画面に音声文字起こしがドンドン入力されていきます

これはそれぞれ以下の記事を参考に



【Geminiで紹介状】ボタンの設定



【システム:Webサイト】
これはGeminiのウェブサイトを開く設定にしています(皆さんはChatGPTやCopilotでもokですが個人的にはGeminiが使いやすいので無料でも)




【マルチアクション:遅延】

これは上でもやりましたね。これはウェブサイトは開くまで待たないと次のプロンプトが入力されないので、今回も2000ms(つまり2秒)待つ設定にしています(当院のWEB起動は2秒以内に立ち上がったので何回やっても)。 皆様のクリニックの起動時間によって設定を変えて下さい。

【SuperMacro:ここでプロンプトをいれる】
ここで<システム:テキスト>で行ければ一番良いのですが、うまくいかないことが多くSuperMacroで行っています。ここはSTREAM Deckでも一番厄介で過去の記事でも結構な紙面を割いて書いておりますが一度マスターすると便利です

そしてWEBでGEMINIが立ち上がりプロンプトも自動で入力され その後ろに 文字起こししたテキストを貼り付けてENTERを押すだけです


これでプロンプトまでが自動で入力され 先ほどコピーしたものを貼り付けENTERするとすぐに文章を校正してくれます
(井手ではなく井出になっていますが おくいったマイナーエラーをば押すだけなので早いです)


これはそれぞれ以下の記事を参考に



今日はここまで

どうです? ボタンを押すだけで①ー⑨のステップが簡単にでき紹介状の下書きが一瞬で終わるのがおわかりになったと思います。

なかなか自分や自院ではできないという先生は、依頼いただければSTREAM DECK導入のコンサルトをさせていただきます。
連絡お待ちしております
メッセンジャーかメール tokyoeyeasagaya@hotmail.comで)


(再掲)とにかく試してみよう!

ChatGPTやCopilotやGeminiでは無料で試せるものがありますのでまずは触れてみてください。

目的は一般のAIを使うことでメリットやデメリットや使い分けの理解が出来て、医療AIでも結局そういったケアをしながら使うことでメリットが大きくなり、悪くないんじゃないという理解をされる先生方や医療機関が増えることが大切だと思うのです。


(再掲)AIと間接民主主義

これはMAPIのメンバーの言葉で感動したものです・

「データを提供していなければ、AIはその施設の特性を無視して判断するように、基準が作られていきます。学習データを提供することで、間接的に、自分たちの医療判断や患者層を基準に取り入れさせるという意味では、間接民主主義みたいだなと思いました。」

そういった意味でデータを提供してくださいということも大切ですが、AIを使ってダメさ加減にため息を感じていただくことでデータ提供が更に進むと思います



(再掲)このシリーズの目的は?

医療以外の日常でAIに触れることで、医療AIのデータ流通や医療機関へのAI導入が増え、患者さんケアの向上、医療従事者への負担減少、社会保障の負担軽減、医療レベルの上昇などにつながるというマクロ視点でのミッションと考えます。


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