【医師のチラシ⑦】チラシの整理をしていて課題を言語化してみました
今日は休診日
保育園の検診などの予定があるので本日は休診日ですがクリニックに来ております。検診までは時間が有るのでこれまで作ったチラシのの整理をしておりました。
もう一度自分の活動について言語化してみました
チラシをぼーっと眺めているとなんとなく自分の目指していることやしたいことが言語化できそうな気がしたので、あくまで2023年6月14日時点の想いを記載させていただきます。
NYAUW
開業医としての井手(私)個人のため息解決を目指し井手が勝手に手を動かしている。
この井手の勝手を他の3人のメンバーが放置して許してくれている会社(だからこそ僕もなにか報いたいとは思っていますが)
主な対象課題とその解決法
医療におけるコミュニケーション課題解決をシンプルなITで解決
対象とする医療従事者
NYAUWの想いを理解していただける1%の医療従事者が医療の世界を変える、と仮説ですので、お声がけした100人のうち1人に響き、そのお一人がまた活動量を上げていただければと考えております。
以下に、各チラシがどんなコミュニケーション課題の解決を目指しているのかを書かせていただきます
疑義照会
通常、クリニックでは薬局からクリニックの受付スタッフに電話をかけ医師に取り次ぎそして医師がそれに答えるという形で疑義照会が行われます。しかし、診察中・昼休み・休診日などは出れませんのでかなりのタイムラグが発生します。薬剤師さん⇔スタッフ⇔医師 のコミュニケーション課題の解決をWEBアプリで解決しようと言うプロジェクトです。
紹介先プロジェクト
一般の皆様は医師が患者さんを他の医療機関を紹介するときには然るべきところに紹介していると思っているかと思います。しかしながら医師が自信を持って紹介しているのは多くはありません。特に専門性が異なっていたり、地域が異なっているとGOOGLEで調べていたり、なんとなくいつも紹介しているところに継続して紹介していることもあるのです。しかし、皆様もGOOGLE検索が万能で無いのはご存知だと思います。特に医療機関の紹介には専門性(ドライ情報)と紹介先の先生との人間関係や人間性(ウェット情報のMIXで患者さんの利便性なども考えてあげたいのです。先生ごとに「ここはいいよ!」という紹介先は有るのですが、その情報がその先生の頭の中にしか存在しません。それを少しずつシェアすることでもっと紹介がわかるのでは?という仮説で始めたプロジェクトです。医師⇔患者さん⇔医師、医師⇔医師 のコミュニケーション課題の解決を目指すものです。
医療スタートアップ
私のように医療のため息の解決に対して活動をされている医療従事者の方々がたくさんいるはずです。しかし、お互いにぞんざいを知りません。
一般のスタートアップの多くは一般の人々を対象にしていることも多く、スタートアップ界からも一般の人からも理解されやすいです。
しかし、医療スタートアップの場合には医療リタラシーが一般の方や投資家の方もあまりないこともあり理解されません。そして、仲間である医療従事者は医療リタラシーがあってもスタートアップに対しての理解があまりないため誰にも理解されないという課題があるのです。そこで、医療従事者でスタートアップをしている人同士が日々のTODOなどをシェアして互助をしていこうというプロジェクトです。医師⇔医師、世間⇔医師 のコミュニケーション課題の解決を目指すものです。
番号のバレない有効期限付きのHOTLINE
医師の皆様、当直やオンコールように緊急携帯を持った記憶があるかと思います。もちろん術当日や急変期の連絡ならもちろん納得です。しかし、全く安定期に「先生ークリニックの予約取れないから取ってくれませんか?」とか夜11時頃にかかってきたときには正直苛つくこともあります。
そういった経験が毎日全国で繰り返されていると思います。医師以外でもそのような緊急携帯を持っている業種の方もおられると思います。
そういった人用に電話番号のバレない有効期限付きのHOTLINE番号というものをいま準備しております。医療従事者・医療関連企業⇔患者さん のコミュニケーション課題の解決を目指すものです。
受付スタッフのTODO
受付スタッフの仕事はアートで代替の効かないものです。しかし、院長として求人に応募してくださった際にも「XXクリニックで3年間勤務」という記載が履歴書にあってもどんな仕事をしてきたかはわかりません。それに単にROUTINEだけをこなしてきたのか?何らかの工夫をしてきたのか?は判断できません。そういった日々の工夫や実績を蓄積しましょうというプロジェクトです。スタッフ⇔医師 のコミュニケーション課題の解決を目指すものです。
受付スタンプ(朝の行列対策&次回の予約忘れ対策)
次回の予約忘れ対策
受付「6ヶ月後に予約でお越しくださいね」
患者さん「わかりました」
というやり取りがお会計時にされます。しかし、患者さんは日常忙しく悪意になく受診を忘れてしまいます。そして思い出したときに予約を取ろうとしてもすでに予約は一杯で、ということも多くあります。
「6ヶ月後の予約を会計時に取って、予約サービスのリマインダー機能使えばいいじゃん!?」と思われるかもしれませんが、6ヶ月後の予定何があるかわかりません医師自身が。それにあまりに先の予約を取れるようにすると新しい患者さんなどが好きな予約を取れないという状況になります。
よく飲食店でも3年先まで予約が一杯とかいう人気店がありますがそうなると新規の顧客はもう諦めてしまいます。そういったことがないように当院では2ヶ月前からの予約OPENにしています。そうなったときに早めに予約を取れるためのリマインダーとしてスタンプを作りました。
なぜあえて面倒なスタンプにしているのでしょうか?
朝の行列対策
朝ドアが開く前にクリニック前に行列できていませんか?患者さんが病気にも関わらず酷暑や極寒、雨風の中待たれています。これは本当に必要でしょうか?順番が分かればいいのでは?
ということで番号札を取ってもらって車の中やショッピングセンターの中で待ってもらうという方式のクリニックさんもあります。
しかし、それは患者さんのためになっているようでなっていません。というのは結局受付に並んでまたカルテを出してという作業が必要だからです。このスタンプを外においておけば事前に誰がどの順番で何の目的で受信かがわかるので受付は事前にカルテ準備が出来るのです。そうすると、ドアが空いた瞬間に診察や検査に回ってもらう患者さんも事前にわかるというプロダクトです。患者さん⇔スタッフ・クリニック のコミュニケーション課題の解決を目指すものです。
おくすり頑張ったね
おくすりが好きなお子様は多くはありません。診察室や受付や薬局で親子の喧嘩が起こることがあります。その際に北風方式で飲みなさいと言ってもそれは長期的には効果は多くはありません。太陽方式でおくすりしっかり使えればTWITTERにお子様が薬頑張ったことが発信されます。お子様⇔親・薬剤師さん・医師とのコミュニケーション課題の解決を目指すものです。
皆様もチラシをつくってみましょう!
医療外の活動について
診療時間外に大切な時間やお金を使って、医療従事者ならではのアイデアでプロジェクトや事業をされている先生も多いかと思います。
これについては(プロジェクトにもよりますが)広告規制が医療機関ほど厳しくは無いため営業はかけやすいです。
しかし、医療についての課題やリタラシーについて理解が有るはずの医療従事者の方からは、診療以外のことにリソースをつかうことに賛成をされない方も多いという現実もあります。
そして医療従事者以外の方は医療リタラシーが高くないため、プロジェクトを行うこと自体には反対ではなくても、事業に対する理解やFEEDBACKが適切でないという課題があります。
そこで医療プロジェクトをしている人同士なら理解してもらえ、適切なFEEDBACKをいただけるのでは?と考えました。
相互のリーチをのばすために想いの詰まったチラシをシェアしようと思いました。皆さん、ぜひチラシをお持ちの先生方ご参加下さい
医療従事者のチラシサイト(チラシ登録も)
スペースに制限があるからこそ、プロジェクトを行う医療従事者の皆さんの想いが凝縮されていると思います。そんな皆さんの想いを見せて頂きたい。
今日はここまで
NYAUWの活動リンク
参考リンクまとめ
KINDLE出版